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結納の際における参加者の席順についてのマナー

2019.12.18

結納のような伝統的な儀式には、いろいろなマナーがあって難しい、という声が多く聞かれます。

まず、両家の席順はどうしたらよいのか気になります。結納だけでなく、両家の挨拶や顔合わせの時も、席順の考え方は同じようです。

1.席順の持つ意味

一般的な座席のマナー

結納に限らず、一般的なマナーとして、「上座」と「下座」があります。

「上座」は客が座る席

→玄関や入口から遠い席。最も奥の席は上客が座る位置。

→床の間があれば、床の間に近く、庭を背にする側の席

「下座」は入口から近く、用事を行ないやすい席

→キッチンやお茶出しの出入りをしやすい席。

結納の座席のマナー

では、結納 や 結納返し での、座る位置についてはどのように座ればよいのでしょうか。

伝統的な結納には、地域によって儀式のしきたりや作法に違いがあります。

関東式:両家で結納の品を用意し、結納の儀式において交換する

関西式:女性側が結納の品を用意し、男性側に納める
また、本来、結納の際に仲人が両家の間を往復して結納品を一方から預かり、他方に納めましたが、現在では、関東式のように

、 『両家にて結納の品を用意し、結納の儀式において交換する』さらには『仲人をたてない』ケースがほとんどのようです。

このように、地方や「家」によって形式の違いはあるものの、一方、結納の席順は自宅・料亭・ホテル・結婚式場など、場所の違いに関係なく、男性側、女性側のどちらが「お客」であるかどうかに関わります。

「結納」 は、本来「男性側が女性宅へ出向く」 ので、男性側が「お客」で「上座」です。

現在多く行なわれる「同時返し」の結納(関東式)も、男性側が「お客」で「上座」です。

一方、「結納返し」 や 「養子をもらう結納」 は、本来「女性側が男性宅へ出向く」ので、女性側が「お客」で「上座」です。


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2.場面分けでの席順

結納・同時返しの場合

「本人」主体か、「家」主体かによって座席がかわります。

「本人」主体の結納

上座:男性側 本人→父→母

下座:女性側 本人→父→母(最も入口に近い席)

「家」主体の結納

上座:男性側 父→本人→母

下座:女性側 父→本人→母(最も入口に近い席)

あるいは、

上座:男性側 父→母→本人

下座:女性側 父→母→本人(最も入口に近い席)

一方、仲人をたてる本格的な結納の場合は、地域や「家」の習慣が強くでるようです。

一般的には、仲人夫妻が上座(夫が男性側の最も奥、妻が女性側の最も奥)ですが、 結納の儀式の進行をする間は下座→滞りなく結納が済み会食となったら上座と移動するケースもあるようなので、両家でよく話し合って席順を決めるようにしましょう。

結納返し・養子をもらう結納の場合

基本的には「上座」と「下座」が入れ替わるだけになります。

「本人」主体の結納

上座:女性側 本人→父→母(最も入口に近い席)

下座:男性側 本人→父→母

「家」主体の結納

上座:女性側 父→母→本人(最も入口に近い席)

下座:男性側 父→母→本人

あるいは、

上座:女性側 父→本人→母(最も入口に近い席)

下座:男性側 父→本人→母

その他の家族の席順は?

結納の席では、多くは「両親+本人」あるいは「仲人+両親+本人」である場合が多いでしょう。

しかしながら、その他の身内が同席する場合もあるでしょう。

その場合は、

「本人→父→母」
「父→母→本人」
「父→本人→母」

のあとに続くと考えるとスムーズかもしれません。

順番としては、一般的に

祖父→祖母→兄→姉→弟→妹→おじ→おば…

となります。

実際にはそれぞれの家庭の事情にあわせて、また両家で相談しつつ席順を決めればよいでしょう。

※ 2016年8月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー