自分たちにしかできないオリジナルの結婚式をつくりたいという想いが強かったおふたり。コンセプトである「big round circle」には、ゲストの方々との繋がりがあって今の自分たちがいることにしっかり感謝を示したいという想いと、繋がりの輪をこの先もずっと大切にしていきたいという願いが込められています。あやかさんのお母さまからは、「どの世代も楽しむことができて、正直これを超えられる結婚式はないと思った」と大絶賛された唯一無二の結婚式となりました。
開催時期 | 2023年3月 | ||
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総額 | 501万円〜600万円 | ||
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新郎新婦の家族は、ゲストへの気遣いが第一優先になってしまうため、家族だけで向き合う時間がなかなか取れなくなってしまうことを懸念されていました。また、家族全員に向けて手紙を読みたかったそうですが、進行上全員は難しいとなり悩んでいました。
家族にも落ち着いて自分たちの姿を見届けてもらい、感謝を伝えたいという想いから、ゲストが来場する前会場にて、おふたりの家族だけを囲むファミリータイムを設けました。あやかさんとお父さまは、血が繋がっていないそうですが「この人と出会うために自分は生まれてきた」と何の迷いもなく父親として受け入れられ、本当に家族を大事にしてくれる父親の姿を見せてくれたり、夫婦のかたちを教えてくれたりしたのはお父さまだとお話ししてくれました。
大人になって感謝の言葉を伝える機会はありませんでしたが、結婚式ではしっかり言葉にして伝えたいという想いで手紙を書かれたそうです。あやかさんもけんごさんも、改めて家族はひとつの輪で繋がっている実感ができて、ファミリータイムをつくって良かったとおっしゃっていました。
「幸せの木・夫婦の木」という意味があるオリーブの木。よくある入場方法ではなく、ゲストよりも先に新郎が会場で待ち構えているというサプライズをおこなわれました。会場に設置したオリーブの木の前でけんごさんがゲストの入場を待ち、ゲストは会場に入るととても驚かれていたとのこと。
ゲストは、おふたりの幸せを願ったり、これからも繋がりを大切にできるよう想いを込めたりしながらオリーブの木に土を入れてくれました。全員の土が想いとして繋がった後、あやかさんも入場し、最後におふたりで命の水をオリーブの木に入れて完成させたそうです。ゲストには、冒頭から予想を覆されるワクワクを感じてもらえて嬉しかったとお話ししてくれました。
70人以上のゲスト全員に、おふたりで便箋500枚ほど使用して手紙を書かれました。普段なかなか伝えないからこそ、手紙ひとつだけでもゲストにとって思い出に残るよう始めたそうです。とても大変だったそうですが、書きながらゲスト一人ひとりとの思い出を振り返ることもできて良かったとのこと。当日は席札として各席に置いておき、おふたりがそろった後にレターセレモニーとして全員にその場で読んでもらったそう。涙や笑いに包まれ、挙式も温かい雰囲気ではじめられました。
誓いの言葉は、当日までお互い内緒で手紙にして用意されました。誓いの言葉を手紙として用意する上で、プランナーさんの「付き合ってから今までのLINEを振り返ると良い」というアドバイスのもと、自分たちのターニングポイントや想いなどを振り返りながら書かれたそうです。サプライズなのに、お互いが相手に対して「心の拠り所」という言葉を使っており、今までも足並みを揃えて歩んでこられていたんだなと実感できたり、日常の小さな幸せを大切にしていることが一緒だったとわかったり、改めて夫婦としての絆が深まるきっかけとなりました。
プランナーさんが提案してくれたという海外ウェディングの乾杯スタイル。おふたりが中央の台の上に立ち、ゲスト全員におふたりを囲うように集まってもらい、あやかさんが乾杯の音頭を取られました。この乾杯スタイルにしたことで、ゲストの熱量もグッと上がった雰囲気を感じて嬉しかったとのことです。
ワイヤーで螺旋状に作られ、「人生未完成」という題が付けられた立派なオブジェは、結婚式のコンセプト「big round circle」を表しているとのことです。これまでの人との繋がりのなかで、記憶や思いそれぞれが複雑に絡み合いおふたりが形成されており、まだ完結しないこれからも続いていく人生をテーマにつくられたオブジェ。
オブジェには、おふたりの共通の好きな色であるオレンジも使われています。そこには「目標を達成する前に諦めてしまう人も多いなか、ふたりは諦めずに成し遂げていく力があり、どんなに暗い色もふたりの力で明るい色に変える力があると思っている」とおふたりへの応援と感謝の意味が込められており、当日の弟さまによるスピーチにてもうひとつのコンセプトとして明かされました。
あやかさんの大学時代のご友人が、4人でピアノと歌でパフォーマンスをしてくれたそうです。2曲披露してくれ、2曲目には大学時代よくみんなで歌っていたという『ひまわりの約束』を歌ってくれました。途中、歌いながらおふたりのもとへ寄ってきたため、あやかさんは「一緒に歌っちゃおうかな」と考えていたそうですが、なんとけんごさんが立ち上がり一緒に歌い始めました。実はあやかさんへのサプライズで、ご友人から事前に誘われていたけんごさんは、こっそり歌の練習をしていたようです。当日は感極まり涙ながらに歌うけんごさんを見て、あやかさんも驚きと感動で涙したとのこと。
あやかさんが一生忘れたくない場面だと語ってくれたのは、お父さまからのスピーチについて。「誰もふたりの幸せを割って入る資格はないし、誰かが言ってるからそうするのではなく、ふたりの幸せは何かを考えふたりで舵をとっていけばいい」。普段は泣いたり感情的になったりしないお父さまだそうですが、喋れないほど泣きながらそう伝えてくれたとのこと。あやかさんは気が付いたらお父さまのもとへ駆け寄っていたそうで、ハグを交わされました。血は繋がっていないけれど、しっかり絆を築けていたことがわかり、結婚式でさらに深まったと感じたとお話ししてくれました。
4つ離れた弟のことを溺愛し、家族が大好きな新婦、あやかです。芸大生の弟に結婚式のメインオブジェを制作してもらいました。鉄工所を営む父と共にアイアンでのオブジェを作ってもらったことは一生の思い出です。母もピアノ講師やカリグラファーとして活躍する姿を見てリスペクトしています。3歳からピアノを続けているので、唯一の武器です。料理をすることも大好きです。何でもチャレンジしたい性格です。新郎けんごについては、温厚で優しく、食べることが大好きです。私の料理が一番おいしいと言ってくれます。ポジティブなので、相談しても良い方向に促してくれます。野球が好きな巨人ファンで、今も社会人のソフトボールチームに入っています。
20代 京都府 & 20代 京都府
ポジティブ、ひとを楽しませるのが好き、とことんこだわる
アウトドア、美容・メイク・コスメ、スポーツ・観戦、ヘルスケア・筋トレ、旅行・お出かけ、ライフスタイル・インテリア、グルメ・料理、お笑い、音楽鑑賞・演奏、ガーデニング・家庭菜園、ファッション
流れの決まった結婚式ではなく、次に何が起こるかわからないワクワクを感じられるおふたりらしさの詰まった結婚式は、お話を聞いているだけで非常に楽しそうでした。ご家族やご友人など、ゲスト一人ひとりへの感謝や敬意がしっかり伝わるコンテンツばかりで、唯一無二の素晴らしい結婚式ですね。