ご自身の書道作品も飾りたいというお気持ちと、大学時代の書道専攻仲間と和装のブライズメイドをしたいという思いから和のスタイルで実施されました。おふたりの地元でもある飛騨高山で大事なゲストのみを招いての開催。神社での神前式ならではの厳かな雰囲気も大切にされつつ、ゲストが気を張らずに過ごせるようにあえて当日はなにもお願いせず、自分たちだけでおこなうことを意識されました。
開催時期 | 2022年10月 | ||
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総額 | 301万円〜400万円 | ||
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NAGAGEの参進の儀は、両家が一同になって歩くのではなく、おふたりのご家族ごとに歩く形式だったそう。結婚式の1年前に入籍しており、すでに夫婦で同居して生活を営んでいたため、家族のみで一緒に歩ける時間は、あさこさんにとっても新鮮で大切な思い出になったとのこと。
誓いの言葉はあさこさん自らが考え、書をしたためました。神社の決まりがあると思っておられましたが、懐に入るサイズの書であればどんなものでも持ち込んで良いとのことだったため、自らで制作。あさこさんのお好きな歴史小説に登場する、白居易の『長恨歌』の一節にもある、玄宗皇帝と楊貴妃が愛を誓い合ったと言われる言葉を誓いの言葉にされました。夫婦仲が深くむつまじいことの例えとして使われる言葉なんだとか。挙式後にすぐにウェルカムスペースに飾ってもらい、ゲストのみなさまに見てもらえるようにされました。
大学時代に同じ芸術書道を専攻していた4名のご友人と撮影。和装のブライズメイドとは必ず一緒に写真を撮りたいと考えられていたんだとか。
和装のブライズメイドでは、お揃いの着物をまとう方が多くいらっしゃいますが、個性豊かな4名のご友人にはそれぞれが持っている着物で参列してもらえるようお願いされました。全員が書道の卒業書作展でまとった着物を着てくれて、とても嬉しかったとのこと。ご友人には結婚式の半年前から「自身の結婚式では和装ブライズメイドをしたい」とお願いされていたんだとか。このイベントの実現を中心に、結婚式のスケジュールも組み立てられたぐらいあさこさんにとって大事なイベントだったそうです。
白い番傘で相合傘をしての入場。番傘でかっこよく入場する空間に合うBGMには、Monkey Majik + 吉田兄弟の『Change』を選曲。和のスタイルに合うかっこいい入場に、友人からは「和のスタイルへのこだわりが感じられて、珍しい演出で良かった」と言ってもらえたそうです。
枡タワー×水合わせの儀。あさこさんは和のスタイルを活かした枡タワーに加えて、両家のご実家で汲まれたお水を合わせる水合わせの儀もされました。場の盛り上がりを求める場合は、ゲストとの距離が近い高砂前で演出をすることがおすすめだそうです。
お色直しで退場後、「ゲストに笑顔になってもらいたいから、ふたりがいない時も寂しくないように」と高砂におふたりの等身大パネルを置かれました。ゲストのみなさまも楽しそうにパネルと一緒に写真を撮ってくれて嬉しかったとのこと。結婚式では和装のみのお披露目だったため、前撮り時の洋装姿のおふたりも見てもらいたいとのお気持ちがあったそうです。
テーブルラウンドはゲストといろいろなポーズで撮影できるように準備をされました。事前にテーブルナンバーの裏にポーズを指定しておいたことでゲストも撮影時にスムーズにポージングしてくれたそうです。ピースポーズばかりにならず、いろいろなポーズで撮影してもらえたので、あさこさんも大満足だったとのこと。
受け付け時に投票してもらった幼少期の写真を当てるクイズ。長年の付き合いのご友人が多いせいもあったのか、ゲストの半数以上が正解されたそうです。正解された方の中から抽選をおこない、選ばれた方には、飛騨牛やズワイガニなどを贈られました。
おふたりのご両親には、記念品として手作りの子育て感謝状と体重米をお渡しされました。赤ちゃんの時の写真を添えてくるんだ体重米をあさこさんのお母さまに渡された際、大号泣だったのだそうです。終始、体重米を抱っこしてずっと見つめているお母さまを見て、あさこさんも思わず涙してしまったそうです。
プチギフトにはおふたりオリジナルのビスコをお渡しされました。おふたりを古くから知るご友人も多く、8年のお付き合いを経ての結婚に至ったこともあり、パッケージの「やっと結婚できました」との記載にご友人から「この一言が沁みたよ」と言われたそうです。ゲストからの反応におふたり自身もいままでを振り返り、感慨深い気持ちになったんだそうです。
高校2年生の時に同じクラスになり、初めて連絡を取り合ったのが、結婚式当日10月22日のちょうど10年前!その年のクリスマスイヴに付き合いました。高校卒業後、大阪と名古屋、飛騨と名古屋の遠距離恋愛がスタート。8年間の交際を経て結婚。
20代 愛知県 & 20代 愛知県
計画的・几帳面
グルメ・料理
あさこさんの得意分野である書道をテーマとされた結婚式。大学時代に書道を専攻していたご友人との個性豊かで色とりどりな和装ブライズメイドも素敵でしたね。神社での神前式は、神聖さや伝統を感じる良さがある一方で、かしこまった空間にゲストの気が張ってしまう要素もあるかと思います。そこでゲストにはあえて役割を振らず、合間に面白い演出を盛り込むなどで、程よくリラックスして過ごせる雰囲気をつくることができるかもしれませんね。神社での結婚式を検討されている方は、ぜひ参考にされてみてください。