クリスチャンであるひなこさんと、氏子であるこうだいさん。おふたりが選んだ結婚式のカタチは、それぞれにとって馴染み深い場所で教会式と神前式の両方をおこない、さらに披露宴でゲストへの感謝を伝えるというものでした。2回の挙式を決めたおふたりに対し、両家からは「大変そうだけど、両方の想いを汲んでくれてありがとう」という反応だったそう。今回はこうだいさんにとって馴染み深い池袋氷川神社での神前式、OCEAN Casitaでの披露宴をおこなった一日をご紹介します。
開催時期 | 2022年5月 | ||
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会場となるのはこうだいさんのお父さまが建設や修繕に携わった縁のある、池袋氷川神社。こうだいさんの七五三や成人式などの節目には、必ずお世話になってきた場所なのだそう。
挙式の前後に、写真撮影をおこないました。
おふたりの親族に見守られながら、厳かな雰囲気で神前式がおこなわれました。
「私は七五三やお宮参りの経験がなく、何もかもがはじめて。良い緊張感のなか、結婚するんだなという実感があらためてわいてきました」とひなこさん。
見学に訪れた際の料理の内容と店員さんのホスピタリティーが素晴らしかったため、披露宴会場をOCEAN Casitaに決められました。「試食を何度も繰り返し、メニューもカスタマイズして、本当においしいと思うものでゲストへのおもてなしの気持ちを伝えたくて準備しました」と、ひなこさん。
小学生のお子さまにとって、披露宴の最中に長時間じっとしているのは辛いかもしれないという懸念がありました。
お子さまゲストには乾杯の音頭をとってもらったのち、おふたりからお子さまゲストへのミッションを全員の前で発表されました。内容は、会場内を歩き回って答えを考えるクイズ。このようなミッションを発表するくふうをすることで、お子さまにとっても大人のゲストにとっても過ごしやすいような配慮をされました。
余興を進行したのは、ひなこさんのお母さま。ゲストそれぞれからのスピーチやダンスが盛り込まれ、大盛り上がりの時間となりました。「両親がゲストテーブルをまわって挨拶する際に、こっそりとクラッカーを配っていたみたいで。余興の最後にクラッカーが会場中から鳴ってびっくりしました」と、ひなこさん。
披露宴の締めくくりとなるご両親への手紙の朗読の前に、メモリプレイをおこないました。メモリプレイとは、プロとして活動する子役が新郎新婦のこれまでを演じ、まわりの方との思い出や感謝を表現してくれる演出のこと。以前からメモリプレイの存在を知っていて、先輩花嫁の動画を見ては感動していたというひなこさん。「言葉だけでは誰かが取り残されてしまうかもしれないエピソードでも、子役に演じてもらうことで思い出を共有できる時間になる」と思い、取り入れたのだそう。その思いが通じ、会場は大きな感動に包まれました。
ひなこさんの高校の制服はご友人からお借りし、こうだいさんの野球のユニフォームはご実家からこっそり持ち出されたのだそう。さらにこうだいさんが幼少期にいつもかぶっていた帽子はメルカリで同じものを探して入手されました。帽子をかぶった子役が会場に登場すると、こうだいさんのご家族は懐かしさで涙を流されたそうです。
2020年の閏日に入籍をし、2年後の2022年4月、5月のゴールデンウィークに結婚式を挙げました。新郎が氏子、新婦がクリスチャンだったため、両家ともを大切にすることを第一に考えて、2ヶ所で挙式をおこないました。披露宴はレストランでおこない、美味しいお料理やホスピタリティの高さを重視して、ゲストに感謝を伝え、おもてなしをすることをテーマに作り上げました。披露宴ではほとんどのものを持ち込んだので、夫婦で協力してDIYや準備に励みました。
20代 埼玉県 & 20代 埼玉県
繊細、計画的・几帳面、効率的・せっかち、ひとを楽しませるのが好き
ライフスタイル・インテリア、読書、音楽鑑賞・演奏、ファッション
「感謝を伝えるための結婚式のつもりが、たくさんの人が協力してくれてさらに感謝が積み重なる時間になった」と、ひなこさん。これからも感謝の気持ちを返していきたい、と真剣な表情で話してくれました。