六本木の邸宅で貸切ウエディング。

ひらまつ系列のレストランウエディングは費用が高いと噂で聞いていたのですが、比較的現実的なお見積もりを出して頂いても、私達が見学していた他のレストラン会場とそんなに大きな差はありませんでした。こちらの会場は、ひらまつの中では着席で披露宴を受けられる人数が少なめ（MAX70名）なので、100名規模のメゾンポール・ボキューズやアルジェントASOなどと比べて会場使用料が10万円程お安いところも魅力でした。1日1組限定で、当日は全館貸し切れることを考えても、お見積りの金額はわりと良心的だな、というところが正直な感想です。

女の子なら誰もが憧れるような、夢のある空間です。白亜の邸宅をイギリスからそのまま移築してきたということですが、お部屋は白と薄いピンクやグリーンといったパステルカラー基調で可愛らしい雰囲気です。特に、披露宴会場へ入るためのドアを開けた瞬間の光景は、テンション上がること間違いなしです。扉が開いた瞬間の、キラキラと光るシャンデリアや天井の高い広々とした空間は本当に素敵です。また、2階、3階（普段はスタッフルーム、当日は開放）部分に個室がいくつかあって、そちらを親族待合室やゲストルームとして使用可能とのことでした。70名程度の人数でレストランウエディングを考えている場合にはおススメの会場です。

式の前に、ウエルカムドリンクと共にプチフードをお出しして、アペリティフパーティーを開催することをおススメされました。式自体は2時間半なのですが、式前にゲストとお話したり写真を撮る時間を設けることが出来るとのことで、人気のあるプログラムなのだそうです。また、披露宴会場にイスなどを並べて挙式スペースとして活用し、人前式を行うことも可能とのことでした。私達は外式後の披露宴会場としてこちらの利用を検討していたので詳しく話を聞きませんでしたが、人前式を行った後にアペリティフパーティーなどを行っている間に、スタッフの皆さんが会場を通常のレストランの席にセッティングし直すとのことでした。

ひらまつのレストラングループは、提携先のドレスショップが多数あるのでそちらで衣装を選ぶことになるかと思います。また、衣装や小物類は持ち込み料が無料のため、海外挙式の方などは衣装を持ち込みされることが多いとのことでした。持ち込み料がかからないのは嬉しいと思います。

担当していただいたプランナーさんを始め、どのスタッフさんも皆さん笑顔で素晴らしい対応をして下さいました。通常のレストラン営業の雰囲気も試食中に見ることが出来ましたが、お客様に対してスマートな接客をされており、式当日もゲストの皆さんのおもてなしをお任せしたいと思わせる、素敵なサービスでした。

最寄りの六本木駅から歩いて10分かからない程度でした。六本木駅は多数の路線が乗り入れているので、どの路線を使って来るかによって会場に到着するまでの時間は変わってくるかな、と言った感じでした。また、路地を一本入ったところにあるため、詳細な地図が無いともしかしたら分かりにくいかもしれません。オーベルジュ・ド・リルの前に駐車場があるため、貸切の車などをそちらに止めておけそうなので、遠方の親族などをまとめてバスなどで連れてくる場合に良さそうだと思いました。