高原軽井沢を体現する唯一無二の温かな会場

みんなのウェディングさんを見ると他会場より平均費用が安め？には見えますが頂いたお見積もりは他と比べて特に安いということではありませんでした。20名で170万円、30名で220万円程度ということでした(もちろんオプションで大きく変わると思います)。ただそこからくじ引き？での特典があるそうです。

本館部分を見学しましたがクラシカルテイストで建築されており避暑地、軽井沢のイメージを体現する素晴らしい建築でした。しかも実際には1982年開業とそこまで古い建物ではないので傷みなども目立たず丁寧にニス塗りされた木材は非常に美しかったです。新手のホテルのような豪華さとは違いますが、細かな調度品の品の良さもキラリと光り、如何にも高原の避暑地軽井沢の良さを伝える秀逸な建物です。披露宴会場は三笠とラ・メゾンを見学しましたがどちらも20-30人と少人数でもちょうど良い空間で、三笠は壁を取り外して大広間にすることでより大人数にも対応できるとのことでした。特に三笠は壁の木材も他と異なる光沢のあるものが使用され、間接照明や天井の高さも美しく、非常に洗練されて(Zoom見学会などで見るより)遥かに明るい印象のお部屋でした。ラ・メゾンは螺旋階段や待合のウィングなどがとてもクラシカルで美しく、写真以上に美しいお部屋でしたが、外の景色の見え方を考えると夕方～夜の温かでアットフームな披露宴かもしれません。チャペルは好みは分かれると思います。小ぶりで挙式の際には(宗教施設としての位置づけを重んじて)内部でのゲストによる撮影はできないそうですが、可愛らしくてほっとするものでした。音を美しく響かせる内部のこうもり屋根も欧州の村の小さな教会にでも来た雰囲気で、個人的にはとても気に入りました。ただ本番には紅いベールを下に敷くので、大理石地のチャペルと比べるとドレスを巻き込んで少々歩きにくいのかもしれません。中庭は白樺の林に苔の地面と軽井沢の原生林の雰囲気がそのまま残されており、広さもあってとても美しいです。特に三笠側から見ると苔の庭の向こうに桂姫のアーチ型の窓が並びとても軽井沢らしい景色、夕方なら中庭に浮かぶ桂姫の窓のシルエットも美しいです。

新郎新婦の細かな要望にも色々応えて下さるようで、対応の柔軟さが感じられました。

実は別の日に正式に見学のご予約をしていて今回はたまたま他の会場さんを廻った帰りにどうしてもということでふらりと寄って中を見せて頂いたのですが、対応して下さった方はどの方もとても温かな対応で、ホテルの方がこのホテルを愛して仕事をされているなと感じました。また仮予約も短期間でしたら可能で助かりました。翌週昼間に伺いましたが担当の方以外にも前週に対応して下さった方が憶えていて下さり、この規模のホテルならではの代えがたい温かみを感じました。

軽井沢駅からも比較的近く、歩ける範囲です。毎回の打ち合わせも苦にならなそうです。また駅前から続く軽井沢本通りから万平通りという万平ホテルに繋がる通りへ入り林の中を進んですぐなので、アクセスも迷いません。