おふたりの家族である愛犬のルークくんとるなちゃんと一緒に結婚式を開催するべく選ばれた軽井沢の会場。おこなうことすべてに意味を持たせたいと、おふたりの思いや計らいがたくさんのパーティーです。カジュアルにしたかったおふたりは、ホームパーティーをイメージしながら準備をされました。愛犬のルークくんとるなちゃんも大活躍の当日。おふたりはどんな想いを込めて一日をつくりあげたのでしょうか。
開催時期 | 2022年5月 | ||
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総額 | 301万円〜400万円 | ||
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おふたりには、結婚してから家族として迎えた2頭の愛犬がいます。ボーダーコリーのルークくんとダルメシアンのるなちゃん。みなみさんは動物に関わるお仕事をするくらい、動物が大好きだそう。そんなおふたりは、自分たちの結婚式に家族であるルークくんとるなちゃんがいないということに違和感を感じていました。結婚式をするなら家族みんなでおこないたかったため、ペットもOKの会場を選ばれたそう。当日のお支度はおふたりと一緒にルークくんとるなちゃんもおめかし。
ファーストミートは軽井沢の新緑溢れるロケーションの中で。結婚式を開催したい時期から逆算をして入籍をしたおふたり。入籍からちょうど1年で結婚式の日を迎えました。みなみさんはだいきさんへサプライズのお手紙を渡されたそう。
結びのセレモニーはやらないと決めていたからこそ、だいきさんのお母さまへ感謝の気持ちを込めたジャケットセレモニーになりました。
挙式会場へだいきさんが入場する際にはルークくんとるなちゃんも一緒に入場します。2頭の体は大きく、挙式中ずっと一緒にいていいのか不安があったようですが、担当プランナーさんの計らいで、できる限り長い間一緒にいられるように考えてくれたそう。
犬が苦手なゲストの方もいらっしゃるなかで、どうやって実現するか悩まれていたそう。
犬が苦手な方にはあらかじめバージンロードをわんちゃんが歩くこと、それを配慮して通路から遠い席に座ってほしいと事前にお伝えしていたそうです。
自分たちのオリジナリティを大事にした人前式になるよう、ふたりから出た言葉で誓うことを大事にしたかったそう。SNSなどでは一切リサーチせず、ありのままのおふたりの言葉で誓いを立てられました。
植樹の儀を取り入れたおふたり。ゲストのみなさまに入れてもらうのは肥料。みなさまからもらった肥料を糧に愛を育んでいきたいという思いを込められました。そして、ただ肥料を入れてもらうだけではなく、結婚生活において「感謝」「忍耐」「お金」のどれが大事かをゲストのみなさまに問うカタチに。本当は、色で判別ができるような肥料にしたかったおふたりですが、叶わなかったため投票制にされました。
順番に投票するとなると、既に投票されている数に惑わされがち。
投票を成立させるために、3つのボックスを用意して中身を見えなくするくふうを施しました。
オリーブを使うのもいいけど、自分たちらしいセレモニーをしたいと考えていたみなみさん。
いろいろとリサーチしていくなかで檸檬の木に目が留まったみなみさん。檸檬が大好きなこともあり、植樹の儀では檸檬の木を使うことに。花言葉は「誠実な愛」。
挙式後にはみなさまからのリーフシャワー。「楽しすぎて、盛れても映えてもいない写真になってしまいました」とみなみさん。リーフシャワーはみなみさんがご用意されたもの。コーヒーが大好きなおふたりのため、入れ物はコーヒーのフィルターペーパーにハンコを押してつくられました。
都内にはペットも参加できる会場は少ないと思い、緑いっぱいの軽井沢エリアでの開催を検討されていたそう。軽井沢エリアの会場でペットも参加できるか、そのほかの希望も叶えられそうかを考えて会場を決定されたそうです。
おふたりの思うアットホームな結婚式のイメージは、ホームパーティーのような雰囲気。カジュアルなパーティーにするために、会場の飾りつけは煌びやかにしすぎないことを意識されたそう。またゲストのみなさまには、「ちょっといいレストランに行くくらいの恰好できてね」とお伝えされていたそう。
5月の結婚式ということで、春らしくカラフルにしたいと思っていたおふたり。黒と白はルークくんとるなちゃんだけのドレスコードと、だいきさんが提案されたそう。
ホームパーティーのような雰囲気を出すために、席次表ではなくエスコートカードでゲストのみなさまをお席まで案内されました。テーブルナンバーは犬種のシルエットに。
祝辞と乾杯の挨拶は、だいきさんの上司の方から。ご友人からのスピーチは、おふたりが出会った職場のご友人から。素敵な友人に囲まれていることをご両親にも見てもらいたかったんだとか。すごく緊張されていたご友人だったそうですが、「ものすごく素敵なお祝いの言葉をいただきました」とみなみさん。ご友人からのスピーチを聞いて、貰い泣きするご友人もいらっしゃったそうです。
お色直しのエスコート役としてひとりを選ぶことができなかったため、おふたりで退場し、おふたりでご入場されました。
ドレスの色当てクイズでは、おふたりらしさを出すために、るなちゃんのドレスを当ててもらうことにされました。るなちゃんのドレスを当てることに、ゲストのみなさまは驚いていたようでしたが、とても盛り上がったそうです。また、ご友人どうしでこっそりみなみさんのドレスの色当てもされていたんだとか。「2回も楽しむことができたよ」とおっしゃっていたそうです。
ケーキのデザインはSNSで調べられたみなみさん。シンプルで会場の雰囲気に合うように、まるでお花が咲いているようなデザインにされました。
披露宴の結びは、だいきさんからの挨拶。会場の照明を落としたり、お手紙を読んだりしたくなかったおふたりならではのカタチ。ゲストのみなさまへお礼の気持ちを伝え、引き出物マルシェにどんなものがあるかを説明されました。そして、「いくつか種類のあるもののなかで、何を選んだか教えに来てください!出口で待っていますね」とアナウンス。
引き出物マルシェのなかに味の違いやデザインの違いがあるものを用意し、選べるようにされました。おふたりからの「選んだものを教えてね」という一言で、自然な流れで引き出物について盛り上がるゲストのみなさま。会話も広がり、楽しい雰囲気のまま披露宴は結びます。
ゲストのみなさまのお見送りはおふたりだけで。そして各々でお見送りをされたため、だいきさんはだいきさんのご友人に囲まれ、みなみさんはみなみさんのご友人に囲まれ、楽しくお話をしながら過ごされました。
「実は、気づかない人の方が多いくらい伏線をたくさん入れたんです」とみなみさん。例えば、みなみさんの好きな檸檬を、招待状のイラスト、植樹の儀に使用する木、選べるマルシェのなかのドレッシングやお菓子の味に。また、入り口で出迎えたコッパースタンドにかかった布と、お席に置かれているトーションを同じ色に。招待状の押し花は、カラードレス、ケーキ、ブーケのデザインに合わせて。おふたりがコーヒーが好きなことから、リーフシャワーの入れ物にコーヒーのフィルターペーパーを。後日、ゲストのみなさまで答え合わせをするのも楽しいこだわり。
披露宴のなかではご両親とセレモニーをしなかったおふたりは、ご家族だけの時間を設けていました。ゲストのみなさまをお見送りしたあとに、感謝の気持ちを伝えられました。お手紙と写真立て。そして、物より思い出派のおふたりは「後日みんなで旅行に行きましょう」と手作りの招待券を渡されたそう。
同じレストランで働く先輩と後輩で、花火大会に一緒に行こうと誘われ、2人で東京から秋田まで車で行きました。花火を見た後に告白され、交際がスタート。旅行好きの2人で、海外や国内のさまざまなところに出かけました。同棲を始めてから犬を迎え、旅行に行く時もプロポーズの時も、大切な時をみんなで過ごしています。
30代 東京都 & 20代 東京都
計画的・几帳面、ひとを楽しませるのが好き、とことんこだわる
ハンドメイド・DIY、アウトドア、旅行・お出かけ、カメラ・写真、ドライブ・ツーリング、グルメ・料理、ペット・動物、お酒、ガーデニング・家庭菜園
結婚式でおこなうことすべてに意味を持たせてつくられたおふたり。おふたりの好きなものやルーツ、大切な家族やゲストのみなさまを軸に、結婚式をつくりあげていったのではないかと思います。そんなおふたりだったからこそ、とてもあたたかな結婚式になったのではないでしょうか。