大人気企画の【結婚式レポ】♪
建築関係の仕事に携わる彩織さん夫妻が選んだのは、「現代美術館」をテーマにした結婚式。
アーティスティックに飾り付けられた式場と、緑がたっぷりのガーデンはなんとも絵になります。
ゲストへのおもてなしにも、おふたりらしさが存分に表れていましたよ。
オシャレな雰囲気に包まれた、アットホームな式の様子をぜひご覧ください♡
建築系の大学で出会い、同棲を経てゴールイン!
彩織さん夫妻は同じ建築系大学の出身で、3歳差の先輩後輩同士でした。
同じサークルに所属していたおふたりは、先輩である彩織さんの卒業制作を、後輩として新郎が手伝ったことがキッカケで急接近!
通常、卒業制作では後輩数人にお手伝いを依頼するそうで、友人の紹介で新郎がメンバーに加わってくれたのです。
ともに過ごす時間が増えるうちに、お互いの共通点が多いことに気づき、徐々に距離が縮まったのだとか♪
在学中にお付き合いが始まり、卒業したのちに1年間の同棲を経験。
トータル3年のお付き合いを経て、夫婦となりました。
ちなみに大学卒業後は、ともに建築系の仕事に就いたのだそう♡
学生同士のお付き合いから、社会人になって同棲、そして結婚。
なんだか、絵に描いたような理想的なストーリーじゃないですか?
そんなおふたりは、結婚式場を「ヴェントモデルノ」に決めました。
1棟丸々貸し切れること、装飾品の持ち込みができること、披露宴会場の天井が高いこと、食事が美味しいこと、駅から徒歩1分の利便性などが決め手になったそう。
「現代美術館」をテーマにつくりあげたDIYの数々
ゲストたちも建築系に携わる人が多いことから、テーマは「現代美術館」としました。
展示名は「みんなの晴レの日。展」。
副題は「今までと、今日。そして、これから」。
今までおふたりが歩んできた道を振り返りつつ、これからの明るい未来をイメージさせるような結婚式にしたい。
装飾や衣装、演出にも、そんな思いを込めました。
ウェルカムスペースの壁には、おふたりが好きな建築家の顔写真とその作品写真を展示。
それぞれの作品写真には、ゲストの名前が書かれています。
建築家の名前が付けられたテーブルナンバーとリンクさせて、作品写真を席次表に仕立てたというわけです。
おふたりらしい凝ったアイデアですよね。
同じくウェルカムスペースに飾った、オブジェや本が並べられた本棚は、おふたりの思い出が展示されたもの。
上から2段目の小さな家型の模型は、新郎が卒業制作でつくったものだそうです。
そして、本棚の左下に置かれた白い模型が、彩織さんが新郎に手伝ってもらったという卒業制作の一部。
アートの島といわれる香川県の直島の写真も、アーティスティックな雰囲気を演出していますよね。
そこは、おふたりでよく旅行に行かれる場所なんだそう♪
新郎新婦の思い出がたっぷり詰まった本棚になりました。
高砂は、色とりどりの花の装飾に加えて、アンティークブックカバーをかぶせた文庫本やキャンドルで華やかに♪
青い花は種類が少なかったことから、キャンドルやブックカバーを青系にして、色味をバランス良く工夫しました。
黒い壁に映える「LOVE」のオブジェは、彩織さんとお母さん、おばあさんの3人でDIYした力作!
絵の具で染めたペーパーナプキンでお花をつくり、それをダンボールの土台に貼り付けていったそう。
手間暇をかけただけあって、存在感バッチリですよね。
2人で飼っている「猫」をモチーフにしたアイテムも
自宅で猫を飼っているという彩織さん夫妻は、猫をモチーフにしたアイテムの数々も用意。
こちらは、ゲストに評判が良かったという猫モチーフの結婚証明書。
新郎新婦が手に持っているのですが、見えますか?
ピンク色のアクリルを使って、猫型を縁取りオシャレに仕上げました。
新郎新婦に見立てた猫のぬいぐるみは、彩織さんのお母さんのお手製!
2匹が来ている衣装は、彩織さんがお宮参りの日に着たベビードレスから切り出してつくったものだそう。
細かいところまで手が込んでいて、とってもかわいいですよね♪
リングピローもお母さんが手づくりで用意してくれたもの。
こちらも、彩織さんのベビードレスを使用しています。
お母さんの愛情に、なんだかジーンとしてしまいますね。
家族みんなで選んだ、思い入れたっぷりのドレス
彩織さんが結婚式で着たのは、ウェディングドレスとカラードレスの2着。
どちらも家族みんなで選んだ、こだわりたっぷりのドレスなんです。
ウェディングドレスは、「露出が多いビスチェより、オフショルダーを着てほしい」とのおばあさんの要望から「オフショルダー」のドレスをセレクト。
彩織さんがドレスを選んだ時期は、まだあまり流行っていなかったオフショルダーの種類が少なく、ドレス選びが大変だったそうですが、新郎も「袖がかわいい」と気に入ってくれました。
清楚な雰囲気が彩織さんに、よくお似合いですよね♪
ピンク色のカラードレスは、オーダーしたもの。
彩織さんのお母さんから「ピンクのドレスを着てほしい」とのリクエストがあったそうです。
上半身とスカート部分にあしらわれたカラフルなお花が、可憐で印象的なこのドレス。
ウェディングドレスとは一気にイメージが変わり、ガーデンの緑との相性もバッチリです。
バッグの大きなリボンも、女性らしい華やかなデザイン♪
ゲストと距離が近いアットホームな演出♪
彩織さん夫妻は、ゲストとの触れ合いを大切にしたアットホームな演出にもこだわりました。
チャペルで行った挙式も、厳かな雰囲気ではなく、ナチュラルな空気のなかで進行。
新郎や彩織さんのお父さんの動きがぎこちなく、ゲストの笑いが起きる場面もありましたが、「温かい雰囲気になって、むしろ良かった」と彩織さんは話してくれました。
披露宴については、記憶が飛んでしまうぐらい楽しかったそう。
テーブルラウンドをなくし、ゲストにどんどん高砂に来てもらい写真撮影を行うスタイルにしたため、ゲストはもちろん、家族ともたっぷり写真を撮影することができました。
ガーデンで行ったデザートビュッフェも新郎新婦が取り分けを行うのではなく、ゲストに好きなようにとってもらいました。
自分たちがなるべくフリーに動けるようにしておくことで、ゲストと触れ合う時間がたっぷり取れたそう。
各テーブルに置いたインスタントカメラも、盛り上がりに一役買ってくれました。
ゲストが思い思いに撮影した写真には、新郎新婦の目が届かなかったゲストたちの笑顔がたくさん!
彩織さんも新郎も、たっぷり撮影を楽しみました。
ゲストが満足することが、ふたりにとっても最高の式になる
アートをテーマにDIYに凝った彩織さん夫妻でしたが、会場の都合で装飾の準備に使えた時間は、なんと30分だけだったのです。
どうしても間に合わないところは家族に手伝ってもらい、100%イメージ通りにはいかなかったものの、なんとか式のスタートまでに飾り付けを終えました。
あまりDIYをすることに慣れていない式場だったため、融通が利かなかったそうで、「もう少し慎重に会場を選べばよかったなという後悔はあります」 と彩織さんは本音を語ってくれました。
結婚式の準備はトータル9カ月を費やしたものの、全然足りなかったそう。
凝ったDIYをしたいのであれば、1年は準備期間を取っておいたほうが良さそうですね。
「準備を楽しく乗りきるコツは、ひとりで進めるのではなく、日にちを決めてふたりで一緒に進めること」と彩織さん。
なるべくパートナーとスケジュールを合わせて一緒に準備ができれば、いい思い出にもなりますよね♪
結婚式を挙げるにあたり、彩織さん夫妻が重要視していたのが「何を大事にしたいか」というベースの価値観。
彩織さん夫妻の場合は、「ゲストに楽しんでもらうこと」に大事にしていたため、デザートビュッフェなどのプランもスムーズに決めることができたのだとか。
今回の成功ポイントの一つとして、彩織さんは「引き出物袋をトートバックにしたこと」を挙げてくれました。
結婚式の帰り道はどうしても荷物が増えてしまいがち。
そんなとき、荷物を一つにまとめることができる大きなトートバッグが大活躍し、ゲストからもとっても好評だったそう♪
彩織さんは最後にプレ花嫁さんに向けて、こんなメッセージを送ってくれました。
「私の会場の満足度は70点。満足できなかったところも案外多いんです。でも来てくれたゲストたちが、『かわいい装飾だね』とか、『食事の種類が豊富で美味しかった』とか、『ふたりらしくて良い結婚式だったね』とか声をかけてくれて、すごく嬉しくて充実感がありました。結局ゲストが満足してくれれば、新郎新婦も満足できるんだと思います。」
自分たちがやりたいことを詰め込みつつも、ゲストにとっての満足度も同じくらい大切にする。
それが、参加するすべての人が幸せになれる結婚式のつくり方なのかもしれませんね。
この結婚式が行われた会場はこちら
会場名 | Vento Moderno |
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式場ジャンル | レストラン |
収容人数 | 2人~100人 |
住所 | 千葉県船橋市坪井東1-1-11 |
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※ 2017年8月 時点の情報を元に構成しています
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