遠方から参列してくれたゲストの交通費や宿泊費の負担への気持ちとして渡す「お車代」。お金に関することはデリケートで、一歩間違えると大きなトラブルに発展してしまうことも…。
「みんなのウェディング」では、ゲストから突然お車代を請求された…という相談が寄せられ、注目を集めています。
友人ゲストからお車代を請求されてギクシャク…
相談内容
東京で結婚式をします。私の出身が福岡なので、福岡から何人か友人を呼びたいと思っています。
福岡から来てくれると言っている友人から「飛行機とったから金額伝えていい?」と連絡がありました。事前にお車代を少しは出すと伝えていましたが、私が「飛行機をとったら金額を教えてほしい」と言ったわけではないし、「少しは」と言っていたので、全額ではないことは伝わっていると思っていました。
結婚式のことを伝えたときも、「行きたいけど金銭的な部分が心配で検討したい」と、当事者の私に言われていて少し嫌な気持ちになっていました。
友人には「人数がわからないから金額は調整させてください」と伝えました。が、結婚式前なのになんだかギクシャクしてしまいました。
遠方から結婚式に参加するときは、聞かれてもいないのに交通費を伝えるものなのでしょうか?自分も遠方の結婚式には何度か参加したことがありますが、そんなことは言ったことがないし、お車代なんていらないくらいの気持ちで参加していました。
個人的には非常識だと思ってしまいますが、私が非常識なのでしょうか?
花嫁Q&A
※相談・回答内容は一部編集しています
この相談に対して、みんなのウェディングユーザーからコメントが寄せられました。
明確に伝えることでお互いがモヤモヤせずに済むのでは?
■お車代、悩みますよね。
参考になるかわかりませんが、私は福岡→沖縄への移動、東京→沖縄への移動をともなうお車代について、費用がかかるので断っても構わないこと、費用については一切出せないが祝儀は一万円で良いこと、移動の相場金額と、チケットの購入、宿泊場所や式場までの移動について、招待状を送る前に明確に伝えました。というのも、私が以前友人や親族の結婚式に参加したときに明確な話ができず、不安なまま参加してモヤモヤしたことがあったので、事前にはっきりと金額を伝えることで、無理なく出欠の検討をしてほしかったからです。
「普通なら、交通費、宿泊費は全て負担してゲストを呼ぶでしょ」と知人の方から言われましたが、私達はそうしました。
ご自身もお車代について悩んだ経験があるという回答者さまからのご意見です。なかなか伝えづらいことではありますが、あらかじめ負担できる金額を明確に伝えておけば、お互いモヤモヤすることなくスムーズにやり取りができたかもしれませんね。
金額を事前に伝えてあげるほうが親切
■たしかに金額を具体的に伝えるのは生々しいですが、あくまでゲストは「招待」されて来るものなので、本来ならお車代や宿泊費は全額負担できるのが望ましいですよね。
福岡ー東京だと日帰りは難しいと思うので新幹線代を参考に、半額から全額のお車代を用意して宿泊費は1万円ぐらいが妥当かなと思います。また、お車代を実費の半額から全額出せないのであれば、ご祝儀を辞退するというやり方もあります
やはり、金額が大きいのでゲストにもそれなりに負担になりますし、お声掛けする時にどのくらいのお車代を考えているのか伝えるのが親切だったのかなと思います。
交通費の金額を具体的に報告するのはあまり聞かない話ですが、お車代を出してもらう前提で結婚式の出席を考えること自体は非常識ではないと思います。
こちらも、事前にお車代の金額を伝えるべきだったのでは?というご意見です。交通費の全額負担が厳しい場合は、回答者さまの言うように交通費半額と宿泊費を負担、またはご祝儀の辞退を提案してみるのもいいかもしれません。
一方で、こんな意見も。
ひとり2万円前後ぐらい出せば十分招待客を気遣った対応
■全額払うと言っていないのに、さも払えよと言うようなご友人の行動は非常識だと思います。できる人はできるとは思いますが、いくら招待とは言っても招く側が全額負担するなんて全員ができるはずないです。
今回の場合は、ひとり2万円前後ぐらい出せば(無理なら宿泊費負担か1万円、出せるなら3万円)、十分招待客を気遣った対応だと思います。
「お車代は〇〇円しか出せないの。ごめんなさい。式のときにお渡しするのでよろしくお願いします。事前に必要なら振り込みます」という感じで返信するしかないのではないでしょうか。もし可能なら返信のあと電話でフォローできたらいいかもしれません。
すべての招待客に全額負担できるのが望ましいですが、現実はなかなか厳しいもの。以前は交通費と宿泊費の両方を全額負担という定説もありましたが、最近ではお車代は「片道分」が妥当といわれることもあり、明確な決まりはありません。ひとり2万前後出せば十分気遣った対応なのではないか、というご意見です。
お金に関することなのでなかなか言い出しづらいかもしれませんが、ゲストが金銭面で出席を悩んでいる場合は、あらかじめ負担できる金額を明確に伝えておくと、のちのトラブルを避けられるかもしれませんね。
※ 2022年6月 時点の情報を元に構成しています
「ゲスト」 の 花嫁相談室 に含まれています