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結婚式のお呼ばれゲスト服装<和装>レンタルのポイント

2019.12.26

結婚式や披露宴、ウェディングパーティへの和装での出席は、会場が華やぎ、お祝いの雰囲気を盛り上げます。

とはいえ、着物は成人式以来!という人も多いでしょう。
手持ちの着物がなかったり、成人式とは雰囲気を変えたい場合には、着物のレンタルが便利です。
では、和装をレンタルする場合に気を付ける点や種類、金額相場などご紹介します。

1. レンタル金額の平均

着物はドレスよりも高い、というイメージが強く、当然レンタルも高くなるのでは?と思われがちです。
実際にはどれくらいの費用がかかるものなのでしょうか?

「みんなのウェディング」ユーザー対象に、着物のレンタルにかかった費用についてアンケート調査を行なったところ、次のような結果となりました。

第1位 30,000円以上  38%

第2位 15,000-20,000未満 20%

第3位 5,000-10,000円未満 10.5%

同3位 10,000-15,000円未満 10.5%

同3位 20,000-25,000円未満 10.5%

同3位 25,000-30,000円未満 10.5%

最も多かった価格帯が3万円以上となりました。

さらにこの他に着付け代、ヘアメイク代がかかるため、ドレスレンタルの相場が1万円前後ということを考えると、やはり少し高めであることは確かのようです。

一方、和風ブームに乗って、最近は着物を気軽にレンタルできる専門店が増えており、1万円前後で着物をレンタルしたゲストも20%ほどになります。

着物は布地が正絹だと高くなりますが、化繊のものならば値段が下がります。

レンタルはそのときだけのものですから、本物へのこだわりよりも、華やかさと値段を選ぶと割り切ってしまえば、意外とお手頃価格で着物をレンタルできるのかもしれませんね。

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2.着物をレンタルした理由

「みんなのウェディング」には、レンタルした着物で結婚式に参列した人たちから、いろいろな意見が寄せられています。

どういう理由から着物をレンタルしたのか、経験者のリアルエピソードをいくつかご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

レンタルならばメンテナンスの手間がかからない

体験談
「クリーニングはお店がしてくれる」
■自分の着物だと式が終わった後、クリーニングに出して、たたんで、しまってっていう作業が面倒くさかったので。
自分の身長にあうものがあるかが一番問題でした。(30代前半女性)

体験談
「維持の手間を考えてレンタルに」
■いつも同じでは飽きが来るし購入するには高い買い物になるしメンテナンスを考えたらレンタルのほうが安くなるかなと思いレンタルしました。(30代前半女性)

着物は洋服よりも保管や手入れに手間をかける必要があります。
着たあとは、きちんとクリーニングに出し、しまわないといけません。その手間がわずらわしい場合には、レンタルは便利です。

親族の結婚式には和装で

体験談
「親族の結婚式の数が多いためレンタルした」
■親族として出席する事が多々あり、自分の着物は1着しかないので雰囲気を変えたいと思 いレンタルしました。
おめでたい席なので、なるべく色のキレイな着物を選びました。美容室と提携していて、脱いだまま返却できるのが便利でした。(20代後半女性)

体験談
「身内の結婚式に色留袖をレンタルした」
■姉の結婚式で振袖を、彼のお姉さんの結婚式で色留袖をレンタルした。
身内なので、しっかりした装い、ということだったが、持っていないのでレンタルで。ホテル提携のところだったので高かった。(30代前半女性)

体験談
「留袖を持っていなかったのでレンタルした」
親族として出席する事が多々あり、自分の着物は1着しかないので雰囲気を変えたいと思 いレンタルしました。

妹の結婚式に出席する親類側は着物で参列、という慣習がある家は今でも少なくありません。特に神前式の場合は、そのようなケースが多いでしょう。

親族が多く、結婚式への出席が増える場合でも、都度レンタルするほうが購入するよりも安く済むことがあります。

友人からのリクエストで

体験談
「和装で参列だとうれしいといわれたので」
■結婚する本人から、和装だと嬉しいと聞いたので、一緒に参加する友人と和装にしました。
お店はネットで見つけたレンタルショップでした。フルセットで借りて2万円代、非常によい物で、着付けをしてくださったかたもその値段にびっくりされているほどでした。

ドレスのゲストが多いところ、和装での参列はおめでたい雰囲気を一層華やかにします。

招待する新郎新婦側としても、招待した友達がきれいな着物姿で参列してくれると、ちょっと自慢したくなるかもしれません。

仕度には手間がかかってしまいますが、喜ばれること間違いなし、ですね。

成人式で着なかった和装で

体験談
「成人式で着なかった振袖を着るチャンスだった」
■着物を持ってなく、成人式に写真も撮ってなかったので、この機会に振袖を着て、写真を撮ってしまおうとの親からの提案があったので。(30代前半女性)

着物を着るチャンスは、七五三と成人式といわれています。

確かに成人式を逃してしまうと、なかなか着物を着る機会がないかもしれません。

結婚式に出席することをチャンスに、写真も撮ると記念になってよいですね。

年齢を考えて留袖をレンタルした

体験談
「振袖の代わりに留袖をレンタルした」
■仲のよい友達だったので、出来れば着物で参加したかったから。
着物は振袖しか持っていなかったので、年齢として振袖はきつかったのでレンタルにした。(30代後半女性)

振袖は未婚であっても20代までとされてきましたが、最近の晩婚化を反映して、30代でも問題ないといわれています。

ただし、気になるようならば留袖を選ぶなど、自分が着てしっくりくる着物を選ぶとよいのではないでしょうか。

結婚前に振袖の着納めをしたかった

体験談
「結婚前だったので振袖を着納めに」
■妹の結婚式で、すぐ後に自分も結婚することが決まっていたので、振袖着納めで。親族同士で雰囲気の違った着物になるように選んだ。(30代前半女性)

振袖は結婚後には着ることができない着物です。 成人式以来、ぜひ着ておきたい!と考える人にとっては、結婚式参列時がチャンス。

ぜひよい記念にしてくださいね。

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3.レンタルした和装の種類

着物には、袖の長さによって種類が異なります。どの着物が多く選ばれているのでしょうか?
「みんなのウェディング」ユーザーのリアルエピソードをお届けします。

第1位 大振袖 47.5%

体験談
「成人式で叶わなかった希望の色をレンタルした」
■私も来年結婚する予定なので、振袖を着られるのはこれが最後。
着用した和装の色は赤の古典柄で、帯の柄は黒や金色の刺繍が入り。
成人式で着用した振袖は地味めな色だったので、正反対の色で好きな色である赤にしたいと思ったのがこだわったことです。(20代後半女性)

体験談
「未婚のうちに着ておきたかった!」
■結婚をしていない人しか着ることのできない振袖なので、未婚のうちに着ておきたかったのでえらびました。とてもいい思い出です。(30代前半女性)

袖の長さが約115cm(三尺三寸)のものを「大振袖」と呼び、最も格式の高いものです。

とても華やかなので、未婚女性の着物として大変着映えがするものです。

一方「本振袖」とも呼ばれ、花嫁も着ることができる着物なので、ゲストとして参列する場合は花嫁の着物の柄や色とかぶらないように配慮するようにしましょう。

第2位 訪問着 26%

体験談
「花嫁を引き立たせるために訪問着を着た」
■私はまだ結婚していなかったので振袖も着たかったのですが目立たせるのは花嫁なので訪問着にしました。(40代前半女性)

体験談
「春の結婚式にふさわしい色の訪問着を着た」
■既婚であったので訪問着で色は春のお式だったので桜と新芽を感じさせるようなピンクとグリーンの着物にしました。(30代前半女性)

振袖が未婚女性だけのものであるのに対し、訪問着は準礼装として未婚既婚を問いません。

袖が約60cmと短いものですが、胸元にも模様があり、テーブル席でも華やかさがでます。

色味をおさえる配慮は必要ですが、ゲストの和装としては最も無難といえるかもしれません。

第3位 色留袖 10.5%

体験談
「義母が選んだ色留袖を着た」
■年齢を考えて留袖にしました。色や柄は華やかに見える大人っぽい桃色を選びました。
デザインなどは義母が選んだので特にこだわりはありません。(20代後半女性))

体験談
「五つ紋の色留袖を着た」
■色留袖は、義母が格式にこだわる方なので五つ紋を。
薄いピンクでゴールドの華やかな柄の色留袖を。自分にあった色と、華やかさで選んだ。(30代前半女性)

黒以外のものは「色留袖」と呼ばれ、第二礼装ながら、着物に染め抜く家紋を五つ(五つ紋)にすると黒と同格の正礼装になり、結婚式でも着用できます。

花嫁より控えめながら華やかさを併せ持つという点からすると、お呼ばれ着物としてふさわしいでしょう。

第4位 黒留袖 8%

体験談
「妹の結婚式に黒留袖を」
■妹の結婚式には、あまり着る機会がないのでせっかくだからという気持ちで、黒留袖を着ました。(40代後半女性)

黒留袖は既婚の親族女性が身に付けることが多い第一礼装です。

黒留袖を着ていいのは、新郎新婦の親のみというイメージがありますが、新郎新婦の身内の既婚女性なら着てもいいとされています。

第4位 中振袖 8%

体験談
「結婚式にふさわしい色の振袖を」
■ピンクや赤などの振袖は、可愛いが成人式のようになるので黒や紫など上品な色のほうが結婚式には向いていると思う。(20代後半女性)

中振袖は袖の長さが約105cm(二尺八寸)で、大振袖に準じる未婚女性の礼装です。

花嫁の「本振袖(大振袖)」とはかち合いませんが、色味をおさえるなどの配慮をしましょう。

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4.レンタルで気をつけること

着物のマナーはいろいろあって難しそう、と思うかもしれません。
たしかに、レンタルだからといって、着たい柄や着物を好きなように選ぶわけにはいかないものです。

しかし、ルールを守りさえすれば、意外と選択肢は広いもの。
では、どういう点に気をつければよいでしょうか?

「格」に配慮して、控えめにする

着物に限らず、フォーマルな服装で気をつけるべきことは、服装の「格」です。
特に結婚式は花嫁花婿が最も格が高い正礼装を着るため、ゲストはそれに準じたものを着ます。

振袖であれば、大振袖(本振袖)を花嫁が着るのであれば、ゲストは中振袖を。 留袖であれば、黒留袖、あるいは五つ紋の色留袖。

訪問着は準礼装なので、ゲストの着物としては最も選びやすいでしょう。色や柄も華やかでありながら、花嫁よりも控えめを心掛けます。

また、親族として着物を着る場合は、相手側の「家」の着物の格とのバランスを考慮する必要があるかもしれません。

レンタルしてから「しまった!」ということのないよう、借りる前に親族や相手側の状況がわかるとよいですね。

体験談
「花嫁のお色直しの色とかぶらない着物にした」
■姉の結婚という事でいつもは着ない着物を着ようと思った。
種類が大変多い所だったので選ぶのは大変でしたが姉のお色直しを聞き色がかぶらないようにしました。(40代前半女性)

着付けとヘアメイクはセットになっているか

洋装と違う点は、和装は着るまでに時間と手間がかかることでしょう。
着付けになれている人であっても、ヘアメイクはプロの手に任せることが多いのではないでしょうか?

しかし、着付けとヘアメイクがばっちり決まれば、これほど華やかな装いはありません。
レンタルのお店でヘアメイクもセットにしているところがあります。

トータルのコーディネートをしてもらえるので便利ですね。和装は手間をかけるだけのことはある「お呼ばれスタイル」といえるのではないでしょうか。

体験談
「会場で着物レンタルからヘアメイクまで」
■普段あまり着物を着ないので、着付けやヘアメイクもできるようにしました。
具体的には、会場のホテルでレンタル・ヘアメイクもセットで予約しました。(30代後半女性)

体験談
「ヘアメイクが上手なお店でレンタル」
■お店はいつも同じところでレンタルしてますが、そこは会場や着る人の雰囲気に合わせて同じ着物でも違ったコーディネイトをしてくださり、ヘアメイクの人も上手なので気に入っています。(30代前半女性)

汚してしまったときは?

手持ちの着物であれば、自分でメンテナンスをしなくてはなりませんが、レンタルならばすべてお店に任せられるところが最大のメリットでしょう。

一方、レンタルで一番気を遣うことは「汚さないように」すること。
ところが、結婚式は飲み物や料理が振る舞われる場所でもあり、アクシデントが起こらないとは限りません。

レンタル料金にはクリーニング代が含まれているものですが、汚れや破損がひどいと判断されたら超過料金をとられることも。

返す段階になってトラブルにならないよう、借りる前に、もしものときの対応を店側と確認しておきましょう。

体験談
「和装は心構えが必要」
■和装をする場合持ち運びや、着用した後の処理などが結構大変です。心構え、心の準備が大事だと実感しました。(30代前半女性)


和装は会場がより華やかになるので、新郎新婦にも喜んでもらえるはずです。 ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか。

※ 2016年8月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー