結婚式の意義を見つめることができる会場

当初の見積もりは50名で380万円でしたが、実際には50名で510万円でした。値上がりの理由は衣装代のランクアップや装花のランクアップ、写真アルバムのランクアップ等です。全ての項目に対して定価の外にサービス料10%がかかることも費用負担額に関わっていると思います。総じて上質なサービスが受けられたので満足しておりますが、コストパフォーマンスは良いとは言えないと思います。

会場全体が大正時代に建てられた歴史ある家屋を利用しており、趣と雰囲気が多分にあります。勿論会場として利用する為に空調、お手洗い、披露宴会場内等綺麗にリノベーションされているので、歴史的な建物の趣と、清潔感ある設備の両方を楽しめます。ゲストの方の待合スペースが階段を上がって二階なので、足腰が良くない方は一階でお待ち頂くしかないと思います。ですがそこを差し引いても木の温もり溢れる、温かな良い会場だと思います。

歴史溢れる一軒家を使用しており、結婚式の意義、家族になる意味ということを雰囲気からも司会進行からも考えさせて貰えるオリジナリティ溢れる会場でした。
ゲストの方へ依頼する余興等は一切行わず、新郎新婦からゲストを紹介するゲスト紹介の時間を設けたり、各テーブルに伺ってゆっくりと話をする時間を多く設けたりと、いらして頂いた方への感謝を前面にお伝えする会にしました。また、挙式前に個室で家族（両親）に改めてお礼を伝える「挨拶の儀」は萬屋本店ならではで、とても意味のあるものになりました。

提携の衣装小物店は一店舗のみです。会場の雰囲気に合わせた衣装を取り揃えていて、また衣装も上質なものが揃っていました。沢山の店舗を巡って衣装を探す必要がない点が良いと思いますが、衣装にご自身のイメージを強く持たれている方には少し物足りないかもしれません。
全体的に、良い衣装を選ぶと値上がりの幅は大きかったです。親族の留袖は安価に借りられました。

プランナーの方も、萬屋本店のスタッフの方も、皆結婚式を挙げる意味をとても大切に考えていらっしゃって、その結婚式の意義を全うする為に力を尽くして下さり、本当に感謝しています。萬屋本店のプランナーの方との対話で、私達が結婚式を挙げる意義を見つめ直すことができました。コロナ状況下で不安に思ったり迷ったりすることもありましたが、その度に私達に寄り添った真摯なご対応をして頂けました。
また、司会の方、メイクの方、カメラマンの方、全て本当に一流で、我々の期待を超えたサービスを提供して下さいました。

古都鎌倉長谷に立地し、長谷寺や由比ヶ浜の近くです。ゲストの方からは観光気分味わえて良いと感想を貰いました。江ノ電の長谷駅から徒歩5分程、会場の前にはバス停もあり鎌倉駅からバスでも来られます。会場に駐車場が無いので、お車の方は近隣のコインパーキングを利用して頂く必要があります。