都会の中の静寂な挙式

初穂料85000円と、提携外の業者だったので、着替えの部屋の賃料15000円の10万円を挙式当日納めました。雅楽と赤傘は加算なしです。提携先の業者なら、部屋代は不要です。こちらの御由緒や、都の重要文化財である点、厳かな雰囲気、敷地内の緑は式後の写真も映えて良いです。ホテルや式場レベルのサービスを求めなければ、費用だけでなくリハーサルやフォローなどもちゃんとしてくださる非常に良心的な神社だと思います。

参列者控え室や新郎新婦の着替え部屋は、新しい建屋のほうなので、冷暖房完備で綺麗です。上がり框がありますが、そこを上がれば一階の控え室はバリアフリーです。ただ、他の方も書かれているように挙式を行う拝殿のほうは、エアコンはなく特に仕切りなどで囲って空調管理する訳でもないので、夏や冬は注意がいります。江戸時代の建物なので、さほど大きくはなく参列者は四十人ほどが限度。飲食できる場所は駅の方に行かないとないですが、砂糖菓子とお茶は控え室で出してくださるそうでした。雨天の場合、鳥居からの参進ではなく、拝殿と社務所を繋ぐ渡り廊下からの入場に切り替え、挙式後の拝殿をバックにした写真は撮れなくなりますが、床の間のある和室を集合撮影に提供してくださるそうでした。喫煙所は、敷地内や付近にはないとのことでした。緑が多く、都会のオアシスといった雰囲気です。こじんまりした拝殿ですが、静かで厳かな式ができました。

挙式３０分前にリハーサルがあり、不明点は明らかにできます。玉串奉奠の練習を何回かさせて頂きました。また、御櫛預けの儀という主祭神の神話にあやかったオリジナルの儀式があります。雅楽の生演奏の中赤傘をさして頂きながら、ほかの参拝客にもお祝いされての鳥居からの参進は写真を見ても素敵です。また、控室を出て鳥居まで歩く途中には境内の緑と赤傘がとても映える場所があるので撮影してもらうととても綺麗でおすすめです。

神社の方は最初の電話の段階から親切でした。挙式希望日の10日前に挙式相談の電話をしたのですが、仏滅だったこともあり、希望日にあきがありました。人の手配も迅速にしてくださり、その旨わざわざご連絡くださいました。本番での唱和の時にずれたりしましたが、宮司さん含め、フォローすることに慣れておいででバツが悪いという雰囲気にはなりませんでした。男性は早く歩いてしまいがちだが、花嫁さんは早く歩けないのでゆっくり歩くように説明くださったり、とても親切だなと思いました。

六本木駅から歩きましたが、途中下り&上りの坂があるので、参列者にご高齢の方や子供連れの方がいるならば、タクシーのほうが賢明です。