重要文化財でのアットホームな結婚式

更衣室はスペースが狭い

見積もりの段階では60名で280万円くらいでしたが、最終的には63名（このうち子供が3名）で320万円くらいになりました。これは衣装代とペーパーアイテム、菓子まきの菓子は含みません。値上がり理由は、装花や料理をランクアップしたためです。

私達の会場選びのポイントは「古い趣のある建築」であることでした。他にも素敵な会場はありますが、自分たちのキャラクター・雰囲気に一番合っている事、リラックスした結婚式が挙げることができるのではないかという事が選択した大きなポイントです。
知人に聞くと、会場の使用上の制限などがあり、自分たちの思うの様な結婚式を挙げられなかったという話も聞く中、担当のプランナーさんはとても傾聴力があり、私達の意見・希望を汲んでくださりました。装花や衣装、ペーパーアイテムなどで自分たちの個性を添えることができましたし、特に披露宴の進行を「余興なし」で、各テーブルで食事出来たことが非常に良かったです。

会場の広さは、広すぎずアットホームな雰囲気で行えるコンパクトなものです。自分たちから招待客のみなさんをしっかりと見れる範囲内でした。「せっかく久しぶりに会う人たちも沢山いるのに、話をできないのは嫌」という気持ちが打ち合わせスタート時からあったので、そういった心残りもなく過ごすことができたこともとても良かったです（各テーブルで食事もできましたし）。ただ、友達をたくさん呼びたい方や会社の同僚をたくさん呼びたい方は、人選を慎重に行う必要があると思います(私たちは親戚と友人のみの招待でした）。

トイレは、公共施設のトイレのレベルで、私達と招待客の更衣室が同じ部屋なので、その点を気にされる方は注意してください。
私達の結婚式では、親族・友人から特に「不便だった」というコメントはありませんでした。

他には、重要文化財であり、有名なフランクロイドライトの建築なので、招待状を送った時から「あの建築で結婚式？！たのしみ！！」「センスがいい！」などと楽しみにしてくれる友人や褒めてくれる親族がおり、招待客からの期待度が感じられたので、準備も「がんばろう！」という気持ちで進められました。
何よりも、私達は打ち合わせから本番までいつもわくわくして過ごしていました。

【式（人前式）】
①ブーケ・ブートニアのセレモニー
こちらは、招待客の方も参加型の結婚式にしたい（退屈させたくない）という理由からです。あらかじめ小分けにされた花を招待客に配布して、先に入場する新郎が回って回収して、新婦に渡す流れです
②リングボーイ・指輪の交換
甥っ子（小学2年生）に頼みました。
③宣誓
私達の結婚の誓いを二人で読みました。内容はオリジナルで私たちらしさを感じてもらえました。
④ハーブシャワー
インターネットで、悪いものを避ける ということで「ハーブシャワー」が行われる国があると読んだので、それを行いました。5月のとても天気がよく暑い日でしたので、ハーブの清涼感が心地よかったです。

【披露宴】
①各テーブルでの食事
招待客の方々とたくさんお話をして過ごしたかったので、時間を区切って各テーブル（合計8テーブル）で食事をさせて頂きました。高砂で孤立して二人で食事をするというのは嫌だったので、とても良かったです。
②各テーブルの一人にインタビュー
③ケーキカット
オリジナルのケーキを作ってもらいました。打ち合わせで私が手描きしたイラストを再現して下さり、とても感動しました。
司会者の方にあらかじめ決めていた親族・友人にインタビューしていただきました。普通の結婚式では、親友や上司にスピーチをしてもらうと思いますが、親族も含めたので小さい頃の話をしてもらったりと、みんなの知らない私たちのことを知ってもらえたのではないかと思います。
③菓子まき
夫が愛知県出身なので、菓子まきを絶対したい！と思っていました（これは式場選びの際に、見学した会場の人に毎回聞いていた質問です）。大人も子供も童心に返った様子で、とても盛り上がっていました。私たち自身もとても楽しかったです。おススメです。
④両親への手紙（新婦だけでなく新郎も）
私だけ手紙を読むのも面白くないなと思い、夫にも読んでもらいました。
⑤両親へのプレゼント
いずれの親もアルコールが好きなので、夫の親には私の両親の出身地・山口県の焼酎を、私の親には夫の出身地の愛知県の日本酒を送りました。

BGMは、好きな映画のサントラを中心にCD2～3枚程度だったので、プランナーさんには感謝されました。

提携先はいくつもありますが、何社か訪れた結果、イノセントリーの「Pureart（ピュアート）」のラインの衣装に選びました。
夫のタキシードはすぐ決めることができましたが（これはどのカップルでもそうだと思いますが... )私の衣装選びは難航しました。理由としては、Pureartを訪れるまでにいろいろな会社さんで、いろいろなドレスを見て着すぎたという事と、自分が着たいドレスと他者（親や友人）が似合うというドレスにギャップがあった事です。ドレス選びについては、前もっていろいろな媒体を通じて気持ちをざっくりと決めておく事と、あまり多くの他者に意見を求めすぎない事をお勧めします。
Pureartは、THEウエディングドレスというよりは、クラシカルで個性のあるドレスやアクセサリー、ヘッドアクセサリーが多いです。自由学園明日館にピッタリかと思います。どれも素敵でした！
ドレスは自分の中ではサクッと決めることができました。アクセサリーとヘッドアクセサリーは決めたものの、その後に予定していたヘアメイクのリハーサルの後にもう一度時間を頂戴し、打ち合わせと試着をお願いしました（この時は本当にご迷惑をお掛けしたと思いますが、担当の方は快く対応してくださいました）。
衣装選びのプロセスは、担当の方のお陰でいつも楽しく行うことができましたが、式後に写真を見ると、色々なものを削ぎ落しすぎたかな…と少し心残りも残りました。この心残りについては、私自身の問題なのでやはり、結婚式を決めた時点から自分のイメージを固める必要がありました。

他には、父と母のモーニングと留袖のレンタルをお願いしました。こちらも一貫して同じ担当者様が担当してくださいまして、親切にしてくださったと母から聞いております。

プランナーさんはとても対応が素晴らしかったですし、当日のスタッフの方々も穏やかで親切で何の問題もありませんでした。
撮影スタッフの方もお花屋さんも、ヘアメイクの方も、司会の方も本当に素晴らしかったです。

①お花は、節約の為に式場の分を減らそうと思いましたが、減らさずにしてよかったです。バージンロードの部分の装飾も減らさずにして本当に良かったです
②撮影スタッフの方は、とてもフレンドリーで、写真に撮られなれていない私たちの気分を上げてくださいました
③ヘアメイクは、いろいろな要望に対応してくださいました。髪型は、流行のシニヨンやゆるふわ系はしたくない私の希望をいろいろと聞いてくださり、自分で用意したリボンを髪に巻いてくださるなど、たくさん検討していただきました。メイクも、「黄色のアイシャドーをしたい」というあまりリクエストがないであろう私の希望も叶えてくださいました（黄色は発色が難しいそうです）。
④司会の方は、私達が各テーブルで食事をする際に、各テーブルで指定した一人にインタビューしてほしいという希望を叶えてくださいました。緊張している友人には上手く話を引き出してくださり、プロでした。

池袋駅から徒歩で10～15分くらいの立地です。池袋駅に地縁のない人にとっては、少しアクセスに難しさを感じるかもしれませんが、式場で地図の用意（招待状に入れるアクセスマップ・有料）もあるので大きな問題はないかと思います。今回、私達は遠方からのゲストが多かったので地縁がない方々には手製のアクセスマップを用意してメールや郵送で送りました。また、会場近くの池袋での宿泊は、高いので会場から徒歩圏内の目白駅前のホテルを準備しました。こちらからのアクセスマップも手製で用意しました。