荘厳なチャペル、天候に左右されない会場

窓のカーテンが開けられない、天井が低い

まず、見積もりを出していただくにあたって、自分がやりたい結婚式のビジョンをできるだけはっきりさせておくことをお勧めします。
もちろんはっきりしてなくてもとても親身に模索してくださいますが、はっきりしている人のほうがプランナーさんも提案を提示しやすく、話も早く具体的になります。

私は式、披露宴について
◎キャンドルサービスなどの演出は基本やらない。
◎装花と料理とドレスにこだわりたい
◎式は荘厳に、披露宴は明るく爽やかにしてギャップを出したい

というのがあり、装花の色雰囲気の写真を用意し、テーブルクロスの色も「こうしたい」というのを具体的に言いました。こちらが具体的だと、プランナーさんも方向性がわかるので、最初から「じゃあこんなグッズがありますよ」とか、「負担のかからないこんな演出もできますよ」とかいろいろ教えてくださいます。

見積もりは７０名で４３５万くらいでした。
ただし、これは料理を一番高いものにして、衣装もWD３５万、CD２５万（この式場のMAXの金額だそうです）、タキシード１５万（こちらもMAXの額です）にしての金額で、さらに引き出物引菓子も70人全員分（親兄弟までカウントされてます/笑）で高めに計算していただいてるので、実際は４０～５０万くらいは下がる計算です。
なお、「引き出物は「引き宅」にしたいからもしかしたらこちらで頼まないかも」と言ったら、持ち込んでるわけじゃないのでその場合も持ち込み料などはかからないと言っていただきました。またセレスさんでも「引き出物宅配」の手配はできるようです。

かなり盛って見積もってもらったので正直もっと高いかと思いましたが、仏滅割や紹介割りが効いたこともあり、拍子抜けするほど良心的な金額でした。

【装花】
こちらの会場を候補に入れた理由として大きかったのが、「装花のシステム」でした。お値段が上がりがちな披露宴会場の「装花」の金額が、人数によって完全に決まっている珍しいシステムなので、装花を豪華にしたい人にはかなり良心的になるのではないかと思います。余程手に入りにくい花でない限り(真冬にヒマワリとか、希少な品種とか)、追加料金はかからない様です。
メイン装花、ゲストテーブル装花、ケーキ周りの装花、マイク装花あたりは全部込みでした。（バック装花は入りませんが、自分で小物で飾りつけたり自由にできます）
セレスホームページの、写真にあるようなボリュームでも、金額内で出来るそうです。

【会場の雰囲気】
挙式を荘厳に、披露宴は開放感があり爽やかかわいいイメージで、ギャップを出したいというのが希望でした。
チャペルはまさに荘厳、本当に素敵で、私以上に彼が気に入ったようでした。
披露宴会場も、白が基調の会場を見せていただきましたが、希望のコーディネートができそうでした。
私が求める「開放感」に比べると、天井は低く感じましたが、「天井が高いと装花も多少高さを出さないとバランス悪く寂しく見える場合がある」「音の響き」など「天井が高くない利点」を聞き納得しました。
あと、他の式場を見学してわかりましたが、実は見た目以上に広い会場でした。１４卓並べても花嫁が余裕で間を通れます。他は一見広そうに見えても意外とテーブルの間が狭くなります。列席者が皆整然と座るわけではないことを考えるとこの広さは重要です。

他にもイタリア風、スペイン風の会場があり、スペイン風のほうなんかは男性でも好きな方多そうです。

【会場の設備】
列席者に新郎新婦が見られないように、専用のエレベーターがあり、全て別ルートで移動ができるようになっています。また、フロアごと貸切なので、披露宴会場のフロアに入れば他の客と鉢合わせることはありません。

親族控え室は部屋ではなくフロア丸ごと控えホールになっていて、新郎の親族も新婦の親族も同じ空間で待機します。気になる人はちょっと気になるところかも知れません。

御手洗は各階に設置されています。ゲストの控えホールから雰囲気のある階段を降りてチャペルに行きますが、足の悪い方などはエレベーターのルートもあります。
ブライズルームと披露宴会場が近いので、お色直しの時間が短く済みそうです。

チャペルはもちろんですが、披露宴会場共に窓は基本無いです。あってもカーテンが閉まっているのが基本です。窓があると外の高田馬場が見えてしまって現実に引き戻されてしまうからのようです。
そのため私が求める「開放感」は控えめでしたが、
天候を気にせずに済むという点では利点でもありました。

挙式の時は最低でもハープとオルガンの生演奏が付きます。バイオリン、チェロ、ビオラ、聖歌隊など金額次第で足すことができます。
「何もつけないで安くするいうのはできませんか？」
と確認したところ、挙式のみプランのような方じゃないと必須でついてくるそうです。
まあ、せっかくの大聖堂なので、実際の楽器演奏はあったほうがいいと思いますが。

本人の頑張りしだいで披露宴会場のアレンジが効くので個性だしたい方にも優しい会場だと思います。

【衣装】
セレスさんはWDはセミオーダーメイド、あるいはオーダーレンタル（オーダーマイナス５万くらい）で、カラードレスタキシードはレンタルがあります。
オーダーメイドなので体にぴったりの新品を着ることができますが、その分高く感じる方もいるかと思います。皆さんが着たいと思うようなものは２８～３５万はすると思った方がいいかも。
ただ、同じ３０万出してもホテルやアニヴェルセルなんかだとレンタルだったりするのを考えれば私は妥当な金額だと思いました。

衣装もこだわりたいポイントだったため、衣装室を見せていただきました。
よそだと、店内に置いてあるものは多くても３０着くらいであとは取り寄せ、というところも少なくないのですが、ものすごい数のカラードレスがずらっと並んでいて目で見て選べる安心感があります。有名ブランドのものもちゃんとありましたし、希望のものが衣装室になければ取り寄せたりもしてくれるそうです（取り寄せ料はかかりません）

あとで他の式場の方に聞いたら、カラードレスで蜷川実花などブランド物があってMAX２５万は安いですね、とのことでした。

ブーケについてですが、持ち込みについては「手作りのみOK」とのことです。
手作り物を当日セレスさんに持ってくる形になるそうです。
業者から直接の持ち込みは管理上できないようです。

【スタッフの対応】
現実的な金額を率直に答えてくださる明るく穏やかな女性の方が担当して下さいました。
この人だからここに決めてもいいと思うくらい私たちに合ったプランナーさんでした。
他の見学の方の担当さんも同じような感じに見受けられたので、ゴリ押しの営業はしない方が多いのかなといった印象です。
試食の時にテーブル担当さんがついてくださいますが、私の担当は年配の男性スタッフさんで、こちらも非常にいい方でした。

【会場の立地】
高田馬場駅からすぐなので、アクセスはとてもいいと思います。
私は気になりませんが、「高田馬場という街の雰囲気」と「結婚式」のイメージのギャップが気になる人は気になるのかも。夜だと酔っぱらった学生がいてもおかしくはないので。