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プランナー直伝!結婚式どこに、どれだけこだわればいい?~ゲストへのおもてなし編~

2020.01.16

「結婚式でこだわりたいことは?」と式場を決めたら打ち合わせで必ず聞かれる質問ですよね。

私がウェディングプランナーとして話をさせていただくなかでも、たくさん新郎新婦のこだわりをお聞きします。
こんなことがしたいんです!と熱弁されることが実は、式場としては結構簡単なことだったり、逆にサラッと伝えられる要望がとてもイレギュラーで難しい内容であったりすることもあります。

もちろん、こだわりは金額に反映することもあります。
だからこそ、絶対にこだわること、できればこだわることとの優先順位をつけておくことも結婚式の予算を考える上でとても大切なことになります。

結婚式の打合せでは、アイテムごとに打合せをすることがほとんど。場合によっては、衣装のように打合せの場所が違うこともありますよね。
それぞれのこだわりについて、優先順位を頭に入れておけば、あとになって膨大に見積もりがあがってしまった…ということも防げますよ。

そこで今回は、アイテムごとにこだわるべきポイントと、そのこだわる方法をお伝えします。
まずは、ゲストへのおもてなしをメインに考えてみましょう。


料理

ゲストへのおもてなしの大切なアイテムである料理
ここは、ゲストに合わせて考えてみると良いでしょう。
ただ、結婚式は親戚、友人、上司など年齢層もさまざま、また友人でも新郎の友人と新婦の友人では好みも違います。
アレルギー対応などの特別な理由以外では、基本的には個々に料理のオーダーができるわけではないので、どの方々をターゲットにおもてなしをするかをまず考えましょう。

列席経験が豊富なゲストが多い場合

結婚式の列席経験が多かったり、高級なレストランでの外食経験が多いゲストが多い場合なら、食材にこだわりましょう
メインのお肉料理なら、お肉のランクがコースの価格と比例していますよね。
もちろん、当日のメニュー表にコースのお値段が記載されているわけではありませんが、経験上でお料理のランクも予想されてしまうかもしれません。
おもてなしの気持ち=金額ではありませんが、ご祝儀を用意して列席してくれるゲストへのおもてなしのカタチとして、ここは奮発するポイントかもしれませんよ。
また、お肉にこだわらなくてもフォアグラ、伊勢エビ、鯛といった高級食材と認識されている食材を取り入れてみるのも方法の一つだと思います。

友達と差をつけたい!

ゲストのたのしみは、やはりお料理。
それほど、舌が肥えた友達ばかりではないけれど、他の友達の結婚式とは差をつけたい!
なら、一品目のお料理にグッと華やかさのあるものを選びましょう。
最初に運ばれてくるお料理のインパクトは重要です。
食材よりも、盛り付けの華やかさにこだわって打合せをしてみてはいかがでしょう。

料理変更の対応を重視

アレルギー対応や、高齢の方など料理にアレンジが必要な方が多い場合は、式場の対応力をチェックしておきましょう。
具体的に何名ほどのアレンジが必要になるのかも伝え、可能かどうかを事前に確認しておくことが必要です。
また、ゲストにアレンジの程度を確認しておくことも必要ですよ。
アレルギーの場合、完全除去で調理器具まで専用でなくてはいけない場合もありますし、ご自身で避けて食べることができる方もいらっしゃいます。
健康に関わることですので、慎重に話を進めましょう。


飲物

飲物へのこだわりは、少しニッチな要望ですね。
でも、ゲストが結婚式でのドリンクにあまり期待していない分、ゲストが喜ぶお酒が用意されていたら、一気におもてなし度UPです。
最近は、式場のドリンクプランもとてもバラエティ豊かで充実しているので、式場見学の際に、ドリンクプランやアレンジができるかなども相談してみると良いですね。

お気に入りのお酒がある!

例えばワイン好きの方なら、お気に入りのワインが用意されていたら嬉しいもの。
ドリンクプランのワインを指定の銘柄に変更してもらえるか聞いてみると良いでしょう。
また、新郎・もしくは新婦の会社によってはビールの銘柄にこだわりがあることがあります。
式場に用意してもらえるか、銘柄指定に別料金がかかるかなど、事前に確認しておきましょう。
ゲストへのおもてなしが伝わる粋な計らいです。

ノンアルコールドリンクを充実させたい! 

会場によっては、車で来る方が多いこともあるでしょう。
ソフトドリンクは、ウーロン茶やオレンジジュースと大人のゲストにとっては少しつまらない印象も…。
ノンアルコールカクテルや、スパークリングウォーターなど、せっかくの華やかな場所での食事を楽しんでもらえるドリンクが用意できると喜ばれるかもしれませんね。


引出物

引出物は、披露宴に出席してくれたゲストの御祝儀に対してお返しするお祝いの品。
披露宴での食事や飲み物は、ゲストそれぞれに内容を変えることができませんが、引出物は、いただいたご祝儀の金額に合わせて御返しの品を考えます。
一般的には、式場が提携している商品の中から選びます。
万一、提携外の品を選ぶ場合には持込料がかかることが多いので、贈りたい品物が決まっている場合には、事前に取り扱いがあるか確認をしておくと良いでしょう。

地元の特産品を贈りたい!

出身地が違うカップルなら、特産品を引出物に取り入れてみるのもゲストにおふたりを知ってもらうことができ、オリジナル感があっていいですよね。
その場合、式場で取り扱っていない商品であることが多いので、持込料の確認や、納品についての注意事項を確認しておくようにしましょう。

品数か、記念品の金額で差をつけるとわかりやすい

多くいただいたご祝儀に対して、引出物で多くの御返しを考える場合には、2~3品すべてにおいて少しずつランクアップさせるよりも、記念品のみを大きくランクアップさせて金額差を出すか、品数を増やす方が相手に伝わりやすいですよ。

後日郵送を希望する場合

最近は、遠方から来てくれるゲストの荷物の負担を考えて、結婚式当日に持ち帰ってもらうのではなく、引出物が自宅に届くシステムを利用している新郎新婦もいらっしゃいます。
こちらのシステムはまだ、一般的ではないため、式場によっては対応していないこともあります。
その場合、新郎新婦が直接手配をして、当日は、席札と一緒にご案内状を置いておくという方法もありますよ。


いかがでしたか?
結婚式のこだわりと一口に言っても、その対象はとても幅広いもの。まずはゲストへのおもてなし部分について、何をこだわるか・こだわらないかをふたりで話してみてくださいね♪


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プランナー直伝シリーズ

※ 2017年1月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー