最近その独特の風合いが密かなブームとなっている活版印刷。
活版印刷とは、書籍・新聞・雑誌などで使われてきた古くからの印刷技術で、活字と呼ばれる鉛でできた文字をひとつひとつ拾い上げ組み合わせて文章をつくり、その出っ張った文字の部分にインクを付け、紙に圧力をかけて転写する印刷方法のこと。
文字のハンコにインクをのせて文字を印刷するというとイメージしやすいかもしれません。
一枚一枚に圧力をかけて印刷をするため、ちょっとした色ムラやかすれなど仕上がりに1枚ずつ個性が出るのが魅力。
通常の印刷より手間ひまはかかってしまいますが、”オリジナルの招待状”をつくれるという感動はひとしおです!
活版印刷での招待状は白い紙に文字を載せただけ…とも見える極々シンプルなデザインですが、よく見れば文字が凹んでいるのがわかります。
これが活版印刷ならではの特徴。
分厚い紙を採用することで、文字を紙に転写する時に圧力で文字部分がぐっと凹むので、ゲストが手にしたときに、紙のボコボコっとした手触りも楽しめます。
マークやイラストなども印刷できますが、やはり味がでるのは「文字」。
あまり賑やかしくない大人シンプル婚を目指すならば、味のある印刷で、文字をメインにつくる招待状をおすすめします!
活版印刷でできる、こんなことあんなこと!
家紋モチーフ
オリジナルの演出として、例えばふたりの家紋だけを活版印刷で印刷すれば、そこに印象を持たせた家同士のつながりを感じられる招待状に。
空で印刷する
空で印刷する=インクを乗せずに紙に文字だけを転写すれば、文字がよりデザイン的な要素をまとった仕上がりに。ただ、しっかりと伝えたいこと(日時や会場、挙式の開始時刻など)を伝えるには少々読みにくいので、英語で記すふたりの名前やちょっとしたあしらいなどに使うのがおすすめ。
分厚い紙を使うほど、強い圧がかかるので、文字や柄をわかりやすく浮き出させることができます。
いかがでしたか?
オンリーワンな招待状がつくれる活版印刷は、個人でデザインしたものをデータで印刷所に持ち込んで版をつくってもらって印刷するパターンや、イメージと使いたい文字を印刷所に持ち込んで、デザイン+版をつくってもらえるパターンがあります。
まずは活版印刷のお店にアクセスしてお問い合わせを!
※ 2016年11月 時点の情報を元に構成しています
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