結婚式や披露宴の晴れ姿をぜひ見て欲しい!でも、親族や友人は子育て中。
招待状を送っても、子どもが小さいほど親族や友人は出席を迷うかもしれません。
また、出席を決めても服装など準備が必要ですし、お招きする側にもそれなりの配慮と準備が必要になります。
今回は、子連れゲストに対する、気配りポイントやアイデアをご紹介します。
【目次】
- 1.子ども向けの気配り・応対
- 2.準備したいアイテム
- 3.まとめ
1.子ども向けの気配り・応対
仲の良い友人に赤ちゃんが生まれた!というケースはよくあることでしょう。
結婚式の晴れ姿をぜひ見届けてほしいとは思うものの、小さなお子さんがいる友人はひとりで出席するにも子どもを預ける手配が必要になり、「出席がむずかしい」というケースが起こりがち。
また、たとえ出席を決めても、子連れでの出席はゲスト自身にかなりの気を遣わせます。
そういう場合は、招待する際のちょっとした配慮でずいぶん変わるかもしれません。
子連れゲストを招待する際、新郎新婦が次のような配慮や準備をしておくとよいでしょう。
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席の位置とベビーベッドの配慮
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授乳室や別室の用意
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子ども用の食事の用意
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子ども用のカトラリーの用意
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おもちゃの用意
2.準備したいアイテム
席の位置とベビーベッド
子連れゲストが親族側の場合、多くのケースでは親戚の手伝いが見込めるかもしれません。
一方、友達ゲストの場合は、会場にママバッグを持ち込んで着席しているケースが多いでしょう。
子どもが「赤ちゃん」であれば、途中ぐずったり、授乳が必要だったり、あるいは寝かせ付ける必要があります。
また、おむつ替えを会場で行うわけにはいかず、席を立たなければなりません。
まずは、ゲストの立場に配慮して、出入りしやすい場所など、周りに気兼ねしない「席」を用意しましょう。
そして、抱っこの手を休めて、食事を楽しんでもらえるように「ベッド」や「ゆりかご」を会場で手配することをオススメします。
体験談
「出入口の席がありがたかった」
■何かあった時にすぐにトイレに行ったり外に出られるように、出入り口の近くの席にしてもらえたことは助かりました。(20代後半女性)体験談
「クーハンがありがたかった」
■会場にクーハンがおいてあり、寝心地が良かったらしくご機嫌で過ごせてよかったです。席も端っこだったので泣いたときに立ち上がって壁際であやせてよかったです。(30代前半女性)
授乳室や別室
赤ちゃんは、披露宴の途中で授乳時間になることがあります。特に母乳の場合、他のゲストもいるなかでの授乳は難しいでしょう。
そのようなときに授乳室や別室の用意があると助かります。
また、ミルクの場合には、いつでも調乳できるように、お湯などの用意してあげると親切です。会場側に相談してみましょう。
体験談
「授乳のための用意がありがたかった」
■親族控え室で授乳ができて助かった。子どももメッセージカードを用意してくれていてとてもうれしかった。(20代後半女性)体験談
「調乳のための用意がありがたかった」
■別室を用意してもらいました。あとは調乳用の水やポットなど。あと子ども用の椅子も。全部ありがたかったです。(20代後半女性)
子ども用の食事
小さなお子さんは、大人と同じ味の料理に慣れていないものですし、まだ食事を口にできない月齢の子もいるかもしれません。
飲み物の配慮やアレルギー対応も必要になるでしょう。
いまでは個別対応をしてくれる会場が増えていますし、また子ども用のメニューを用意しているところもありますので、事前にプランナーや会場スタッフに相談しておきましょう。
体験談
「子ども用の飲み物と食事に」
■飲み物が大人向きではなく、子どもの好みを入れてもらうことや、食事の内容を充実し、食べれそうなものにしてもらうことが大切と思います。(40代前半女性)
子ども用のカトラリー
小さなお子さんの食事には、子ども用のスプーンやフォークをはじめ、食べこぼし対応のナプキンやウェットティッシュが必須です。
また、汚れ対策に必携のスタイはママであるゲストが常備していることが多いものですが、会場での準備があれば、「小さなゲスト」として、ちょっぴり一人前の気分になってもらえるかもしれませんね。
体験談
「子ども用のスプーンがあったらよかった」
■子どもなので食事のときが結構こまるので、子ども用のスプーン等、小さい子でも食べやすいものにしてほしい。あと、口や手をたくさん拭くので、ウェットティッシュなど大目にあればうれしい。また、ジュースも子ども用の小さなコップにできればストロー付だとこぼす心配が減ってうれしい。(30代前半女性)
おもちゃやキッズコーナー
少し大きくなったお子さんは、なかなかじっと席に座っていてはくれないかもしれません。
大人の環境に入るのですから、落ち着かないのも仕方ないでしょう。
とはいえ、新郎新婦側としては、「お子様ゲスト」にも、それなりのマナーを守ってほしいと思うものですよね。
小さな子どもに「じっとしていて」「静かにしていて」というのは、難しいものですが、
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テーブルにおもちゃを用意してあげる
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会場の隅にキッズコーナーを作っておく
と、意外と落ち着いてすごしてくれるものです。
ゲスト親子は、新郎新婦の心配りに「(新郎新婦から)喜んでお招きされている!」と感激するものですし、楽しく過ごしている様子は会場ゲストからも微笑ましくうつるでしょう。
さらに、ちょっとしたお菓子は「おりこう」にしてもらうための秘密兵器でもあります。アレルギーの有無を事前に確認しておきましょう。
体験談
「キッズスペースで大喜び」
■披露宴会場の端にキッズスペースを用意してもらっており、たくさんの子どもたちが遊んでいました。床には、クッション性のシートも敷かれてあり、自分の子も、気兼ねなく、式に参加できました。(30代前半男性)体験談
「子ども用デザートで大喜び」
■子ども用にデザートがたっぷり用意されていて、子どもも大喜びでした。パフェ、ケーキ、アイスと、好きなものだらけで、とてもご機嫌でした。(30代前半女性)
3.まとめ
小さなお子さんが結婚式や披露宴での演出に活躍してもらうと、とても華やかな雰囲気になり、和みます。
小さいお子さんを連れて出席するゲストには、楽しく参列してもらえるように、演出に積極的に参加してもらうなど、「仲間」としてお招きすることも配慮のひとつです。
最近では、子連れゲストへの対応が細やかな会場が増えてきています。
新郎新婦側で何を用意したらわからない場合は、子連れのゲストに、
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何を用意したら便利なのか
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子どもの好きなものは何か
など、率直に聞いてみてもよいかもしれません。
また、会場によっては、託児施設が併設されているケースもあるようです。
子連れでの出席を決意してくれたゲストに対して、少しでも気兼ねなく楽しんでもらえる環境を、会場と相談しながら用意できるとよいですね。
※ 2016年8月 時点の情報を元に構成しています
「結婚式準備」 の ハウツー・ノウハウ に含まれています