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【冬の結婚式の服装マナー】「ファー付きのコートで会場まで行くのはOK?」恥ずかしい思いをしないためのマナーをおさらい!

2022.01.13

寒さが厳しい冬の結婚式…お呼ばれゲストは何を着ていくべきか悩みますよね。

タイツやブーツ、ファーやコートは冬場の必須アイテムですが、フォーマルな場である結婚式にも着ていっていいの?

冬にふさわしい女性のお呼ばれスタイルのマナーを紹介します。

結婚式にファーや革製品は避けて

ふわふわでかわいいファーや冬のおしゃれで活躍しますが、結婚式の参列マナーとして、服装にファーやアニマル柄を用いたものはNGとされています。
動物の革やファーなどのアイテムは殺生をイメージさせるため、おめでたい場にはふさわしくないというのが一般的な考え方です。

またカジュアルなイメージが強いブーツも、フォーマルな場である結婚式には不向きだとされています。
寒い時期や雪が降っている地域ではブーツで式場に行くこともあるかもしれませんが、できればヒールのパンプスに履き替えてブーツはクロークに預けるのがベターです。

し寒い時期の結婚式でも屋外での写真撮影や、ガーデンでの演出が企画されている可能性があります。
フォーマルな服装を意識することが大前提ですが、下で紹介するようなできる限りの防寒対策はしておきたいですね。

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日本フォーマル協会にききました!冬のフォーマルとは!?

「冬の服装をどうしたらいいか知りたい!」というユーザーの声を受け、一般社団法人 日本フォーマル協会の森本さまにご意見をお伺いしました!

Q, ファー付きのコートで会場まで行くのはよい?

編集部ジャパン

冬の結婚式に出席する際に、ゲストの服装で『ダウンコート(ファーありなし含む)』『ファー付きのコート』『ショートブーツ』の着用は、フォーマルの視点からどう気をつけたらいいですか?

A, 回答

日本フォーマル協会 森本さま

『ダウンコート(ファーありなし含む)』『ファー付きのコート』は結婚式の会場に行くまでの外で着用するものですから、どのようなコートでも問題ないです。
ただし、コートの下のゲストドレスとファッションコーディネートとして合っているかどうかは個人の判断になります。
基本的には冬の寒さを凌ぐためのコートとして着用されるのは構いません。
また、挙式や披露宴の会場がホテルなどの際はクロークに預けてください。
教会やレストランなどでクロークがない場合は裏返してたたむなどしてもよいと思います。

編集部ジャパン

どんなコートでも問題ないとのご意見、ゲスト側も一安心ですね。

日本フォーマル協会 森本さま

『ショートブーツ』の着用については、防寒のためのショートブーツだとしたら、基本的には会場で履きかえるほうがよいかもしれません。
(ドレッシーなブ-ティもありますから実際に現物を見ないとなんとも言えませんが)
会場がカジュアルなレストラン(レストランウェディング)でしたら、問題ないかもしれません。

編集部ジャパン

自分の履いているブーツがフォーマルなのかどうか不安な時は、履き替えるで解決できそうですね!

日本フォーマル協会 森本さま

もともとフォーマルとは、公式の場から社交の場において、人間関係を円滑にするために決められた礼儀作法といわれています。
『フォーマルウェア』はフォーマルの場において、相手を敬い、思いやる心の表現として着分ける服、衣装のことなのです。
フォーマルウェアのルールは絶対こうでなければいけないではなく、一番大切なことは「こういう会にしたい」という主催者側の思いをくみ取るなのです。
結婚式でいえば、新郎新婦、またその親御さん、ゲストとして招かれる親類の方々、友人など結婚式を晴れやかな慶びの会にしたいと思う周りの方々とのを大切に!

編集部ジャパン

フォーマルと聞くと難しく考えてしまいがちですが、新郎新婦がどんな気持ちで結婚式に呼んでくれたかを軸にコーディネートするなら、みんなでできそうですね!
迷ったらを大切にできているかどうか振り返りたいと思います♪

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みんなはどうしてる?

実際に式に招待されたゲストさんがどうしたかも気になるところ!アンケートを取ってみました。

Q1, 一般的に参列マナーとしてファーやアニマル柄、ブーツはNGとされていますが、気にしますか?

出典:みんなのウェディング公式インスタグラムアンケート

  • 気にする  77%
  • 気にしない 23%
    有効回答数:1,439人

アンケートによると、結婚式の参列マナーとしてファーやアニマル柄、ブーツを身につけるのは「気になる」と答えた方が、7割を占める結果が出ています。

自分の結婚式でのゲストの服装が気になる方はもちろん多いと思いますが、自分が参加する側になった時も、お祝いの場に水を差してはいけないと考える方が多いようですね。

Q2, マナーとして気にするアイテムはなんですか?

  • 1位 オープントゥの靴            15.69%
  • 2位 アニマル柄               13.73%
  • 3位 露出(ミニ丈やノースリーブ、胸元など)  15.69%
  • 4位 白いドレス                9.80%
  • 4位 ブーツ                  9.80%
  • 5位 アウター以外のファー           7.84%
  • その他                    27.45%
    有効回答数:45人

防寒対策のブーツやファーよりも、結婚式の服装としては従来のマナーとしてNGとされているアイテムが気になるという意見が多く寄せられました。

1位のオープントゥの靴は、つま先が出ているパンプスを指しますが、妻が先に出る(旅立つ)という言葉を連想させ、縁起が悪いと感じる方もいるようです。

アニマル柄はカジュアルなイメージが強くなりやすく、露出が多い服装も結婚式という場では気になるもの。
また、白は花嫁さんの色とされているため、白いドレスを結婚式に着ていくのも、周りから反感を買ってしまうNGマナーなので注意が必要です。

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実際にゲストがしている防寒対策は?

結婚式の服装のマナー的に気になるところはあるけれど、やっぱり寒い時期の結婚式は防寒対策が必要。
実際にどのような対策をして結婚式に参列しているのか、アンケートの回答をチェックしてみましょう。

カイロを貼る

結婚式の防寒対策としてもっとも多かったのが、見えないようにカイロを貼るという意見です。
お腹や背中に貼ってさりげなく全身に暖め効果をプラスする方法や、パンプスの中に敷くタイプを活用している人も。
これならブーツを履かなくても、パンプスでしっかり寒さ対策ができますね。

会場で着替える

会場までの道のりで寒さを我慢できないのであれば、厚着や普段着で式場まで向かうのもひとつの方法です。
会場についてからドレスに着替えれば、式場の中は暖かいため寒さ対策なしで出席できます。

ただし更衣室やクロークを設置していない式場の場合もあるので、会場で着替えをする場合は事前に更衣室の有無などを確認しておきましょう。

ヒートテックを着る

ヒートテックなどのインナーで防寒対策をする場合は、ドレスから見えないようにまくって着るなどの工夫が必要です。
キャミソールタイプのヒートテックの裏側に、カイロを貼って合わせ技を活用している人も。
ノースリーブだと袖からインナーが見えてしまう可能性もあるので、ストールやボレロなどでうまく隠せる着こなしを考えてみましょう。

コートの中にダウンベストを着る

ウルトラライトダウンなど、薄手のダウンベストをコートとドレスの間に仕込むという意見も多く挙げられました。
とくに会場まで徒歩で行く場合は、外の寒さに負けないよう見た目にはスッキリ見えるのにしっかり防寒してくれる薄手のダウンベストが大活躍してくれますね♪

厚手のストッキング・タイツ

寒さ対策のために、タイツを履いて会場まで行き、到着してからストッキングに変えるという意見も。
最近では裏起毛などで厚手なのに、薄手に見えるストッキングなども販売されているので、防寒対策のアイテムを上手に活用するのもおすすめです。

長袖のジャケットを着る

長袖のジャケットやボレロをドレスの上に着て、フォーマルスタイルを崩さずに屋外の企画に備えるという方も。
寒い季節用として、長袖のドレスやワンピースを用意するという意見も少なくありません。
オールシーズン対応のノースリーブドレスを着用する場合は、コートの下にカーディガンなどを合わせてしっかり寒さをカバーするのもおすすめです。

その他

アンケートのなかには、車で行ってギリギリまで車待機をする、我慢するなどの意見もありました。
もちろんお祝いの場に水を差したくないという気遣いの表れではありますが、無理だけはしないよう、注意してください。

冬のゲストの服装に関してのまとめ

冬の結婚式にお呼ばれした際は、インナーやアウターで防寒対策をしっかりと行うのがおすすめ。
ただし会場内に入ると暑く感じ過ぎてしまう可能性もあるので、寒すぎる日には会場内で着替えてクロークに預ける方法があることも頭に入れておきましょう。

アウターは屋外イベントがあった時のために、ドレスやワンピースと合わせてもアンバランスにならないものを選んでおくのがベターです。

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ゲスト向け防寒対策をしてくれる花嫁さんも!

寒さを想定して、ゲスト向けの防寒対策をする花嫁さんの回答もありました。
実際にどんな対策をしているのか見ていきましょう。

ホッカイロを渡す

受付や会場の入り口などで、ホッカイロを配るのは寒い季節の結婚式では喜ばれるおもてなしのひとつ。
わかりやすい場所にご自由にどうぞと置いても、スタッフの方から手渡ししてもらってもOKです。

屋外の演出を短くする

どうしても屋外で演出をしたい場合は、できるだけ時間を短くするよう配慮しましょう。
屋内でも同じ内容のイベントができるのであれば、屋外にこだわらないのも冬の結婚式では大切な気遣いです。

屋外の演出がある場合、事前にコートを持参するようにお願いする

屋外での演出がすでに決まっている場合は、その旨を招待状にしっかりと記載しておきましょう。
アウターなどを持参してくださいと書いておけば、クロークに預けて取りに行けないとゲストを慌てさせる心配もありません。

ホットのウェルカムドリンクを用意する

ウェルカムドリンクを用意する演出を考えている場合、冬の結婚式ならではのホットドリンクもメニューに加えてみましょう。
寒い中を歩いてきたゲストにとっては、暖かい飲み物でのおもてなしは最高の気遣いになるはずですよ♪

ブランケットを用意する

結婚式場では、寒い季節のためにブランケットを用意しているところも少なくありません。
でも自分から「ブランケットをください」と言うのは、ハードルが高いと感じるゲストも。
ですから、スタッフの方からブランケットを案内してもらったり、わかりやすい場所に置いておくという方法を取るのもおすすめです。


以上、冬の結婚式にお呼ばれした際の服装についてご紹介しました。
寒い季節でも結婚式をお祝いしたい熱い気持ちは変わらないはず。
気温や季節に合わせた服装で、心からのお祝いを届けてあげましょう♡

取材協力:一般社団法人 日本フォーマル協会

みんなのウェディング「寒い時期のゲスト服装」に関する調査 概要
アンケート方法:みんなのウェディング公式インスタグラムのストーリーズを使っての調査
アンケート期間:2020年02月7日(金)~02月08日(土)
対象者:みんなのウェディング公式インスタグラムをフォローしている方
有効回答数:Q1=1,439人 、Q2,=45人、Q3,=39人

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※ 2022年1月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー