結婚式・披露宴のBGM。シーン(場面)ごとに選ぶポイントを解説

みんなのウェディング編集部
最終更新日 2016.09.12
結婚式・披露宴のBGM。シーン(場面)ごとに選ぶポイントを解説

結婚式や披露宴の雰囲気を盛り上げるBGMは、新郎新婦入場、乾杯、花嫁の手紙など、シーン別、演出ごとにふさわしいBGMがあります。

それぞれのシーン(場面)に沿って曲を選ぶポイントをご紹介します。

結婚式や披露宴の雰囲気を盛り上げるBGMの役割は重要です。

新郎新婦の入場、乾杯、花嫁の手紙などのシーン別、演出ごとにふさわしいBGMを選ぶとより感動が増すことでしょう。

BGMの選び方は新郎新婦がそのシーンに対する考え方によっても変わってきます。

【目次】

  • 1.披露宴でのBGMを選ぶポイント
  • 2.BGMの選び方・考え方
  • 3.まとめ

1.披露宴でのBGMを選ぶポイント

結婚式や披露宴の雰囲気作りに大きな役割を果たすものとしてBGMがあります。

BGMによって「重厚な雰囲気」「カジュアルな雰囲気」、また「しっとりした雰囲気」「明るい雰囲気」など、変わってくるものです。

新郎新婦が「どのような結婚式・披露宴にしたいか」という意向に添って曲目選びをすることが大切です。

BGM選びを成功させるために

結婚式・披露宴のBGMとひと言でいっても、いろいろなジャンルがあって、いざ選ぶとなると迷ってしまいますよね。
どういうポイントに気をつけてBGM選びをすればよいのでしょうか?

【選ぶ時間に余裕を持つ】

結婚式BGM選びで、先輩カップル達の「こうすればよかった!」という反省点として、

  • 時間に余裕がなく「適当に」決めてしまった
  • 選曲をプランナーさんに任せてしまった

ということがあるようです。

実際のところ、結婚式直前になると曲選びよりも優先すべきことがたくさんあり、BGM選びに余裕がない状況になりがちです。

あとから「やっぱりこの曲を入れたかった」ということにならないように、早めにBGM選びをしておくことをオススメします。

【ふたりのイメージを合わせる】

BGM選びの作業は、ふたりで話し合っていくうちに、結婚式や披露宴を具体的に想像できるイメージトレーニングの効果も期待できるものです。

たとえば、

  • 入場シーンはこの曲で明るい感じがいいか、しっとり系がいいか

  • 乾杯シーンではこの曲のサビがいいか、別の曲のほうがいいか

など、自分たちのイメージを摺り合わせる作業でもあるからです。

ふたりが推す曲が違うケースでは、お互いが納得できる選曲になるよう、話し合いましょう。

【会場の雰囲気やコンセプトと合わせる】

会場がクラシックな室内装飾ならば格調高い選曲、「和婚」ならば和風やそれ相応の選曲など、ふたりの結婚式や披露宴のコンセプトに合わせたセレクションをすることもポイントです。

大正モダンをコンセプトにしたカップルのなかには、おしゃれな大人の雰囲気を演出するためにジャズを用いたケースもあるようです。

BGMはふたりらしさが滲(にじ)み出る部分でもあります。
結婚式・披露宴をトータルでプロデュースするという視点からもBGMを考えてみてはいかがでしょうか。

【困ったときにはコンピレーション版】

基本的にBGM選びの作業は

  • 式場から提案されるBGMと新郎新婦の好みの曲で構成するケース

が主流のようです。

多くの会場ではBGM用のCDなど音源の用意があり、「定番」の曲はそろっていることがほとんどです。

すでにBGMで使いたい曲が決まっている場合は、そこに加えたり入れ替えをすればよいので選曲はスムーズに進みますね。

一方、

  • すべてをふたりらしいBGMにしたい

とオリジナルの演出にこだわるカップルは、かえって時間がかかる傾向があります。
「こだわり」は大切ではあるものの、BGM選曲ばかりに時間をかけるわけにもいきません。

こだわり過ぎず、式場側の用意しているコンピレーション版の一部を利用してみることも一考です。

また、

  • まったくBGMのイメージがわかない

というカップルにも、式場のコンピレーション版はオススメです。
BGMはどれも実績のあるものですから安心ですよ。

BGMを選ぶ際の考え方

結婚式・披露宴のBGM選びには、

  • 出席ゲストの共感を得られやすい、よく知られた曲を選ぶ

  • ふたりらしさを演出するために、ふたりの好きなアーティストの曲を選ぶ

という視点があります。

このほか、音源を

  • ピアノ、弦楽器、琴などの生演奏にする

と、演奏曲のジャンルが必ずしもクラシックでなくても、ぐっと重厚感を表現できるでしょう。

しかしながら、結婚式・披露宴はゲストをおもてなしする場であることを忘れてはいけません。

  • 流行曲ならみんなが知っているからいいだろう

  • ちょっと披露宴向きではないけれど、ふたりが好きな曲ということで許してもらおう

  • 英語(や外国語)の曲ならば、かっこいいからいいいだろう

というような基準での選曲は避けるべきでしょう。

流行曲ならいいだろう、ですとゲスト層によっては安直な印象を与える可能性がありますし、たとえふたりが好きな曲でもハードな曲調はゲストに違和感を与えてしまうでしょう。

また、言葉がわかってしまう日本語のBGMよりも英語など外国曲を選曲する傾向があるものの、知られた名曲の歌詞の内容が実は「別れ」であることも。そして、こだわりの選曲が「すべて同じ感じの曲」であると、メリハリがなく、聴く側は飽きてしまいます。

そこで、おさえるべきBGM選曲ポイントとしては、

  • ゲスト層を考慮すること
  • メリハリのある選曲をすること

をした上で

  • ふたりの好きな曲を加える

  • BGMの内容は必ずチェック

するようにして、

  • 困った場合には式場側のコンピレーション版を利用する

という段階を追いながら選曲していくとよいかもしれませんね。

体験談
「ゲストと思いを共有できそうな選曲」
■自分たちの好きな曲と、ゲストが好きな曲や想い出の曲を中心に選んだ。ゲストにも一緒に思いを共有してもらいたかったから。(30代後半女性)

体験談
「それぞれの場面ごとにメリハリをつけて選曲」
■なるべくみんなの知っている曲で、結婚式のそれぞれの場面に合うような曲になるよう気を付けました。あと、邪魔にならないような曲になるようにも気を遣いました。(20代後半女性)

体験談
「歌詞の内容をチェックして選曲」
■結婚式にふさわしくないような歌詞が含まれていないものであるということ、私たちらしい曲であるということ、ひとりの歌手からは2曲までとし偏りがないようにすることを重視しました。(20代後半女性)

体験談
「衣裳の雰囲気重視で選曲」
■雰囲気を想像して選んでいきました。最初は和装だったので、和の音楽がいいなど、かっこよく入場したいのか、しっとり入場したいのか、お色直しごとに違ったイメージに選んでいきました。(20代後半女性)

2.BGMの選び方・考え方

では、それぞれのシーン別にふさわしいBGMの選び方や考え方にはどのようなものがあるのでしょうか?

シーン1 迎賓

会場に入場するゲストを迎えるBGMは、さりげない感じの曲調が選ばれることが多いようです。
イメージとしてはホテルのロビーに流れているような曲です。

静か過ぎず、クラシックやクラシックをカジュアルにアレンジした曲で、新郎新婦の入場をワクワクしながら待つゲストを盛り上げましょう。

シーン2 入場

入場シーはBGMとしての一番の見せ場になるでしょう。曲の始まりから20-30秒ほどにサビがくるもの、またサビがくるように編集し、扉が開いた瞬間と曲を合わせて、ボリュームを上げる演出がよく行われています。

曲調は衣装の雰囲気にも合わせられると、より演出が増します。

和装の場合は、和の雰囲気を感じられる曲がマッチします。琴や尺八などのアレンジ曲はもちろん、ヴァイオリンなど弦楽器で演奏されたアレンジ曲もステキです。

体験談
「ピアノ生演奏による力強い演奏」
■ピアノの生演奏によるクラッシック曲で曲名は覚えていませんが、入場の際のちょっと力強い演奏は、とても好感持てました。(40代後半女性)

シーン3 乾杯

乾杯は開宴の合図でもあります。ゲストによる乾杯の発声のあとに、華やかな曲調が会場内に響きわたるようなイメージです。

ボーカル曲ならば、歌い出しに盛り上がりがくるもの、クラシックならばオペラやオーケストラなど、ボリュームがあって重厚な雰囲気が合うでしょう。
「乾杯」をテーマにした曲は、クラシックからポップスまで幅広くあるので、ふたりのテイストに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。

シーン4 ケーキ入刀

披露宴の一番のシャッターチャンスでもあるケーキ入刀シーン。
司会者の「ケーキ入刀です!」の合図の直後にBGMが入るパターンが一般的でしょう。

乾杯シーン同様に、初めから盛り上がる曲でもよいですし、ふたりの好きな曲、ノリのよい曲から自由に選ばれているようです。

体験談
「思い出の演奏曲を選んだ」
■ふたりチャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」。高校2年生の時に演奏した思い入れのある曲で、曲全体は暗いが、ロメオとジュリエットが結ばれるシーンは甘くて華やかなメロディーで、それがちょうどケーキカットのシーンに合ったので使った。(30代前半女性)

シーン5 歓談

出席ゲストが料理に舌鼓を打っている歓談シーン。ゲスト同士の会話の邪魔をせず、しっとりと落ち着いた曲調がよいでしょう。

料理と会話を楽しんでもらえるように、カフェミュージックやレストランで流れるような曲のイメージで選曲してみましょう。

体験談
「クラシックの弦楽曲を中心に」
■食事や会話の邪魔にならないような、それで堅苦しい雰囲気にならない曲にしたいと考えて、クラシックの「弦楽○重奏」を中心に選曲しました。(40代前半女性)

シーン6 お色直し中座

中座の退場シーンは、どのような演出にするかによっても選曲が変わるでしょう。
新郎新婦ふたりで退場する場合は、ふたりの思い出の曲。

新婦が花嫁と退場する場合は、家族の思い出の曲。 新婦が友人たちと退場する場合は、学生時代の思い出の曲など。
司会者のアナウンスとともにBGMが流れると、より感動的です。

シーン7 お色直し入場

基本的には、初めの入場シーンと同様、扉の開くタイミングにあわせて曲の盛り上がりが来るようにBGM選びをしましょう。
お色直しなので、衣裳の雰囲気が変わることをBGMでアピールしてもよいですね。

シーン8 テーブルラウンド

ゲストテーブルを回りながら、写真を撮ったり、飲み物をサーブする演出を予定する場合は、基本的には会話の妨げとならないような曲調がオススメです。

光の演出をする際は、ロマンチックでキラキラするイメージの曲でもよいでしょう。

ただし、この演出では全体的な時間が長くなり、新郎新婦が登場していないテーブルでは、ちょっとダレた雰囲気になりがちです。
テンポのよい曲調のものがよいでしょう。

シーン9 両親への手紙

感動的な演出である「両親への手紙」。手紙を「読む」ため、歌詞のないBGMを選ぶことが原則でしょう。

おそらく「涙」必須のシーンになるので、しっとりしすぎる曲だと、それにつられて新婦が手紙を読めなくなってしまうかも。

このシーンの選曲は、ふたりでしっかり考えておいたほうがよいでしょう。

もし、ボーカル付きBGMをどうしても選曲したい、という場合には、日本語をさけて洋楽に。できればインストゥルメンタルがオススメです。

シーン11 花束贈呈

新郎新婦と両家両親の感動的なシーンです。
ふたりが伝えたい「ありがとう」のイメージをよく考えて、曲調を選びましょう。
ボーカル入りでもよいですし、クラシックでもよいですね。

ただし、手紙のシーン同様、「涙」必須のシーンでもあります。
しんみりしすぎないような曲調のほうがよいかもしれません。

シーン11 退場

手紙のシーンと花束贈呈のあと、退場シーンは雰囲気を変えて明るめでいきましょう。
楽しくテンポよく、お開きのシーンに向かう曲調を選びましょう。

シーン12 送賓

披露宴がお開きになり、ゲストたちが帰り支度をしつつ、新郎新婦、両家両親との挨拶に向かうシーンです。

ここでは、ゲストがサクサク帰り支度を済ませられるように、また、新郎新婦と話したいゲストで列が滞って宴会が長引かないように、アップテンポの曲が選ばれているようです。

番外編 余興

BGM全体をシックでオシャレな曲調にまとめても、ゲストの余興はカラオケ、というパターンは珍しくありません。

もしかすると、ふたりのイメージから離れた余興になるかもしれませんが、その際は司会者に機転の利いたアナウンスを入れてもらうなど、対策を練っておいたほうがよいかもしれませんね。

3.まとめ

BGMは結婚式・披露宴のイメージをつくる大事な要素のひとつです。
歓談シーンでさりげなく流していたBGMを心に留めるゲストもいます。気を抜かずにしっかりと選曲しましょう。

最近は、結婚式向けの曲をセレクトしたWebサイトが充実しているようです。選曲の際に参考になるかもしれません。

なお、選曲の際は「著作権」についても、意識しておいたほうがよさそうです。

結婚式・披露宴であっても、曲によっては利用する際に著作権料が発生するケースがあるようです。

詳しいことはそれぞれの会場のプランナーなどスタッフにたずねてみるとよいでしょう。


ぜひふたりの思い出に残るBGM選びをしてくださいね。

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