今の時代はいろいろなカップルの形があり、なかでも恋人との同棲は決して珍しくないことのようです。とはいえ、まだまだ親世代にとっては、結婚前に同棲するとは!という考えの人のほうが多数派を占めるかもしれません。
特に、女性側の両親の立場からすれば、同棲することのメリットよりもデメリットのほうが気になってしまうようです。
そのため、なかには、親からの反対をおそれて、内緒で同棲生活をはじめるカップルも少なくありません。
しかし、もし真剣にふたりが結婚を考えるのであれば、将来の義父母に堂々と認めてもらえるよう、同棲するにあたっては、きちんとけじめの挨拶をするべきです。
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同棲するとき親への挨拶はすべき?いらない?
同棲をするとき、相手のご両親への挨拶はしたほうがよいでしょう。
挨拶が不要だと考えるご両親であっても、挨拶しようとしたことそのものは好意的に受け止められるはずです。
親への挨拶をすることで結婚をより意識できる
同棲を単なるふたり暮らしではなく、結婚へのステップにするきっかけになります。
具体的なスケジュールを考えるには至らずとも、自分たちだけの問題ではないという意識づけにはなるでしょう。
結婚を意識していない場合は挨拶で親が先走ってしまうことも
ふたり、もしくは一方がまったく結婚を意識していない場合、親のほうが結婚を前提にした同棲の挨拶と思い込み会話が先導してしまうことも。
そうなった場合、外堀を埋められたと誤解されてしまうかもしれません。
挨拶の前に、親が先走らないように、また先走ってしまって話を聞きそうにない親ならば同棲相手のほうに説明、根回しをしておいたほうがいいでしょう。
面会が難しい場合も電話や手紙で挨拶を
今は新型コロナウイルスの影響で、遠方の場合は挨拶を遠慮したいというケースもあるかもしれません。
その場合でも電話や手紙によって挨拶するなど柔軟に対応し、誠意を伝えるのがよいでしょう。
同棲の挨拶はこのステップですすめる!
では、実際に同棲の挨拶はどのように進めたらよいでしょうか。
挨拶の順番は”女性の親への挨拶”を優先的に
社会的には不安定な同棲生活を開始するのですから、特に女性側の親のほうが娘の将来を心配することが多いものです。女性側の親の不安を消し去ることができるよう、まずは、男性は女性側ご両親の同棲への許可が得られるよう、優先的に考えましょう。
もちろん、「男性側ご両親が反対で女性側ご両親は賛成」というパターンも見受けられます。
しかしながら、ふたりの関係が破綻した際、ダメージが大きいのは女性の方といわれています。そのリスクもすべて背負う覚悟での同棲生活であることを、きちんとご両親に説明することが大切でしょう。
両親の都合を優先して食事の時間帯を外して挨拶に
挨拶に伺う日時はご両親の都合を優先して決めるのがマナー。
急だとご両親も心の準備や家にお客さんを迎え入れる準備が出来ないため、出来るだけ早めに打診しましょう。
また食事の手間をかけないよう、相手から申し出がないかぎりは食事の時間帯は外すようにしましょう。
挨拶の場所は自宅か外かを相談する
挨拶の場所は、それぞれのご両親の住む家が一般的ですが、自宅では落ち着いた話ができない、他人を家に入れることを嫌う…など事情があるケースも。
どこで挨拶させていただければよいかと、パートナーを通じて打診しましょう。
挨拶当日までに準備しておくこと
挨拶の段取りが決まったら、当日になって慌てないよう、手土産や服装の準備をしておきましょう。
手土産を事前に用意する
あらかじめご両親の好みをリサーチして、お菓子やフルーツなど食べ物系のものを事前に手土産として用意しましょう。
家族みんなで食べられるものを選ぶ、保管の心配のないものを選ぶのがコツです。
また、時間がなかったからとご両親の家の近くで購入するのはNG。
手土産を前もって用意してなかったことがわかってしまいますから、必ず前日までに購入しておきましょう。
服装の準備と身だしなみを整える
結婚の挨拶でないからと言って、カジュアルすぎる格好ではご両親に軽薄な印象を与えてしまいます。相手のご両親から「この人ならば信用できそうだ」と思われなくてはなりません。
男性はスーツやジャケットスタイル、女性はスーツや上品なワンピースなど、フォーマル感のある服装で行きましょう。
もちろん、身だしなみはきちんとしましょう。
男性は、髪の毛、ひげ、つめにはじまり、アイロンのかかったスーツ、きちんと磨かれた靴など、社会人として当然とされる身だしなみを整えて、挨拶に臨みましょう。
女性も髪色や髪型、化粧、ネイルなど、派手な印象を与えない清楚なものを心がけましょう。一目でブランドものとわかるバッグなどは印象がよくありません。
男女とも、相手のご両親に信頼が得られるよう、清潔感のある服装・身だしなみが大切です。
【同棲の挨拶当日の流れ】話の切り出し方と例文
基本構成としては「自己紹介+ふたりの交際についての説明+同棲の挨拶」です。
1.自己紹介
自己紹介は、訪問した際、上がる前に玄関で行います。
「はじめまして。〇〇さんと交際させていただいております□□と申します。 本日はお時間をとっていただきありがとうございます。」
2.手土産の渡し方・着席の仕方
上がるように言われたら、応じ、通された部屋で手土産を渡します。
席に案内されて、座る前に「〇〇さんからお好きだと伺いまして」など言葉を添えて手土産を渡します。
紙袋から出して相手に正面が向くように両手で渡します。
和室の場合は着席の上での挨拶が正式です。手土産は手渡しはせず、畳に置く形で渡します。
着席する位置は下座に座るのがマナーです。下の図を参考に座るようにしましょう。
3.ふたりの交際についての説明
いきなり「同棲したい」という話をするのではなく、まずは詳しい自己紹介とふたりの交際について話しましょう。
「改めまして本日はお会いいただきありがとうございます。 〇〇さんとは××で知り合い、〇年前からお付き合いさせていただいております。」
ときには、「お花がいっぱいで素敵なお庭ですね」など手入れされたお庭をほめる、お天気の話など別の話題をはさんだほうが良い場合もあります。
その場の雰囲気によって臨機応変に組み立てていきましょう。
4.本題に入る
「本日お伺いしましたのは、〇〇さんと一緒に暮らしたいと考えているため、ご両親にお許しを得られればと思いご挨拶に参りました。交際も〇年になり、お互いに結婚を意識しておりまして、近い将来を見据えて一緒に暮らして費用の面も含めて、準備していければと考えております。」
5.お礼を述べて退去する
長居はせず、タイミングを見て退去を申し出ましょう。お礼と引っ越しの話などはまた別の日に報告しますということを伝えます。
「本日はありがとうございました。 また、具体的な話については追ってご相談、ご報告させていただきます。」
挨拶を終えて帰った後は、お礼の電話をその日の夜などに入れるのも忘れずに。
挨拶に行く前に答えを用意しておきたいこと
同棲の挨拶に行くと、挨拶だけで納得されればよいのですが、いくつか質問を出される可能性も考えられます。質問はあるものと想定しておけば、いざという時に慌てることがなく、落ち着いて回答ができ、その分しっかりしている、信頼できるという評価にもつながります。
ふたりのなれそめ・交際期間
どこで知り合ったのか、どのくらい交際しているのか。
もともと交際相手としての紹介を済ませていない場合、これらは一番先に気になるところかもしれません。
大まかなことだけでも、自己紹介の流れで説明するようにするとよいでしょう。
自分の職業について
何をして生計を立てている人物なのか。具体的な仕事の内容など、わかるように説明しましょう。
自分の子どもと生活を共にする相手ということで、自立してない場合は、生計的に依存されるのではないかという心配につながります。
同棲する理由・将来設計
ご両親は同棲するという報告を聞いたら「結婚はどうするの?」ということが一番気になります。
いつまで同棲生活を続けるつもりなのか、結婚の意志はあるのかなど、質問が予想される将来設計のことをきちんとふたりで話し合っておき、ご両親に報告できるようにしましょう。 できれば最初の挨拶に盛りこんでしまうのがベターです。
生活費の分担について
これも生計や自立の話と重なりますが、親はとにかく「自分の子が損をしないように」「自分の子が危ない目に合わないように」と願っています。
もっと言えば、「変な相手に騙されていないか」という目線でのチェックもあります。
しっかりと収入があり、生活費は均等に負担になることを伝えられるといいですね。
また、ご両親に反対されることが予想されるのなら、反対されそうなポイントをふたりでしっかり話し合っておきましょう。
自分たちの考え方も明らかにすることができ、同棲生活のビジョンが見えてくるかもしれません。そのうえで、ご両親に同棲の許可を得られるよう、挨拶に出向きましょう。
親との会話で気をつけるべきマナー
お互いのご両親への挨拶では、あくまで「同棲の許可をもらう」ことが目的です。 挨拶する順番や言葉づかい、手土産についてマナーを確認しておきましょう。
彼・彼女のことを呼び捨てにしない
普段はパートナーを呼び捨てやあだ名で呼んでいても、相手のご両親の前では「◯◯さん」と呼ぶのがマナーです。
相手の両親を「お父さん」「お母さん」と呼ばない
ご両親のことはまだ結婚も確定していない状態なので、お父様・お母様と呼ぶのは馴れ馴れしく思われるため、「◯◯さんのお父様・お母様」と呼ぶのが無難です。
「同棲」よりも「一緒に暮らす」という表現を
「同棲」という言葉自体によくないイメージを持っているご両親も。「同棲したい」という言い方より、一緒に暮らしたいという表現のほうが言葉のイメージとしてよく受け止められるでしょう。
よくある親からの反対意見とみんなの体験談
同棲にマイナスイメージがあることも多いもの。
ここでは3つの反対意見やそれに対しての体験談をご紹介します。
よくある反対意見:「順番が違う!」
保守的な家庭や地域はもちろん、親世代にとって、ふたりの出会いから始まり、両家の顔会わせ、結納、入籍・結婚式と続く「順番」こそが大切、という考えが強いものです。
もし、「順番が違う!」ということを理由に同棲を反対された場合には、「結婚を前提にしている」ということをきちんと伝えることが大切です。「好きだから」「お試し期間」という軽い気持ちでいては、とても同棲の許可は得られません。
「同棲すれば生活費が安くなる」と言っても、別にふたりで住まなくても、自分がしっかり金銭管理をすればいい、と言われてしまうでしょう。
儀式や段取りを重んじるご両親であるならば、たとえ同棲をしていても、結納はきちんと行なってけじめをつけるつもりである、など、ふたりは計画的であることを誠意のある言葉で伝えるようにしましょう。
体験談
■私たちのルールというより、私の親に、同棲する前に両家の顔合わせと結婚式の日取り決めは済ませてからと言われました。 『結婚する為の同棲』としての許可であり、結婚するのかしないのか曖昧にさせない為だと思います。(20代後半女性)
よくある反対意見:「なぜすぐ入籍しない?」
わざわざ一緒に暮らすならば、入籍してしまえばよいのに、と、すでに結婚生活のベテランであるご両親に思われることは不思議ではありません。
結婚してもよいか見極めたい、などと言っても、そもそも結婚生活の良い面も悪い面も知り尽くしているご両親からすれば、ちょっと一緒に暮らしたところで、結婚に向くも向かないもわかるはずがない!と一蹴されてしまうかもしれません。
また、あえて入籍ができない理由が相手にあるのではないか、とご両親は疑ってしまうかもしれません。 そのようなご両親とは、とにかく冷静に何度も話し合いの時間を持ちましょう。
たとえば、きちんと目標をもった同棲であることを丁寧に説明すること。
「入籍は挙式の時期にあわせたい」など、対外的にも説明できる内容で、ご両親を説得しましょう。
体験談
■両家ともに大反対されました。後で知った話ですが旦那は必ず入籍すると約束させられたそうです。(30代前半女性)
よくある反対意見:「妊娠したときはどうするのか? 」
このごろは「授かり婚」という言葉が定着しているように、妊娠をきっかけに入籍するカップルは珍しくありません。
しかし、まだまだ親世代にとっては抵抗のある場合が多いものです。 ましてや、同棲すれば妊娠する可能性は高くなります。
少なくとも、女性にとって、妊娠・出産はとても重みのあることです。「妊娠したら入籍します!」と親に伝えてしまうと、「妊娠しなければ入籍するつもりはないのか?」と切り返されてしまうかもしれません。
いずれふたりは結婚するつもりである、きちんと結婚するまでは妊娠には万全の注意を払うということは前提になるでしょう。
体験談
■反対されました。やはり今後きちんと結婚の意思があっての同棲であるのか、入籍前に子供が出来るのは賛成出来ないという事でした。ただ彼が実家に挨拶に来て、彼の人柄を見て、一先ず了承してくれました。(20代後半女性)
同棲を反対されたら強行突破は避ける
同棲に対する価値観は人によって異なります。親から反対されたとしても、当然のこととして受け止めましょう。
反対されたとき、焦ってしまう気持ちは分かりますが、両親にも心の整理が必要になります。焦りすぎても、余計に話がこじれてしまうことも。
時間をかけて、何回も説明していけば、もしかしたら、ふたりの意見に賛同してくれるかもしれません。
双方の両親のペースを乱すのも、印象が悪くなってしまいます。強行突破しないように気をつけて!
同棲の許可を得る挨拶は、とても緊張しますよね。将来を考える相手であれば、その家族とは長く付き合っていくことになります。何事も最初が肝心。大人としてきちんと筋を通しておきましょう。
話す内容や、立ち居振る舞い、言葉遣いは事前に準備をしっかりすれば大丈夫。シミュレーションして臨みましょう。
▼同棲を始める前にもう一度メリット・デメリットを見直し相手と確認してみましょう。
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※ 2022年10月 時点の情報を元に構成しています
「出会い・恋愛」 の キホン に含まれています