結婚式にお呼ばれした際、服装と合わせて悩むのが足元ではないでしょうか。「どんなパンプスがいいのか」「白い靴はOK?」「ブーツやスニーカーはダメ?」など、結婚式というフォーマルな場では細かい部分まで気になってしまうもの。
新郎新婦やその親族への敬意やお祝いの気持ちを込めて、しっかりとマナーを守りたいものです。
この記事では、女性ゲストが結婚式に参列する際の靴のマナーを解説します。パンプスの選び方やNGな靴の例、おすすめの商品やコーディネートのヒントも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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結婚式の“お呼ばれ靴”のマナーって?
結婚式にふさわしい上品なデザインのパンプスを選びますが、ポイントは大きくこの4つ!
- つま先が隠れるパンプス
- 3cm以上の細いヒール付きのもの
- 色は服装に合わせればOK
- 上品で華やかな素材のもの
ポイント1:つま先が隠れるパンプスが基本
露出の少ないつま先が隠れるパンプスが基本です。落ち着いた色みかつヒール付きのパンプスだとしても、つま先が出ているだけでカジュアルな印象になってしまいます。
また、つま先は「妻先」→「妻が先立つ」を連想させるため縁起が悪いとも言われています。オープントゥは避けるのが良いでしょう。
露出をなるべく控える、という点ではかかとが出る靴も避けるのが無難です。ただ、「バックストラップの靴はかかとが見える面が少なければOK」「大きいリボンなどのモチーフで隠れていたら問題ない」という意見もあります。
式場の格式やゲストの年齢層に合わせて慎重に選びましょう。
ポイント2:3cm以上のヒール付きのパンプス
3cm以上の細いヒール付きのものがフォーマルな雰囲気で結婚式に向いています。
もちろん妊娠中など理由がある場合は、低いヒールやペタンコ靴でも構いません。ローヒールを選ぶ場合は、フォーマル感のある「ポインテッドトゥ」や華やかな素材のものを選ぶといいでしょう。
ポイント3:色は服装に合わせて!白い靴もOK
色はドレスやバッグと合わせて統一感を出しましょう。コーデ全体が暗めなら差し色となる明るい色を選ぶのもおすすめです。結婚式で花嫁の色とされる白いドレスはNGですが、靴は白もOKです。全体のバランスを考えておしゃれに色を取り入れてみましょう。
▼どう合わせるのが正解?結婚式のお呼ばれコーデ
ポイント4:素材はスエードやエナメル、シルクなど上品だけど華やかなもの
光沢のあるエナメル素材やシルクは華やかで結婚式に向いています。冬であれば温かみのあるスエードやベロアを選んでもいいでしょう。派手すぎなければパールやビジューがあしらわれているものもOKです。
ストッキング着用もマナー
夏の結婚式であってもストッキングは必ず着用しましょう。結婚式にふさわしいのは、肌色に近いベージュ。さりげないラメが入ったものなどでおしゃれを楽しむのもおすすめです。
一方、黒のストッキングは喪服をイメージさせるためNGです。冬でも黒いストッキングやタイツは避けましょう。
体験談
■華やかで、どんなドレスにも合うパンプスを選びました。 ストッキングはラメ入りだけどシンプルで派手すぎないものにしています。(20代後半女性)
■基本はヌーディーなベージュのストッキングにしています。冬ならラメやアクセントが付いているものを履くこともあります。網タイツや黒などのカラータイツは基本的にダメだと思います。(30代後半女性)
▼結婚式当日の天気予報は雨…!靴はどうする?
結婚式には向かない!NGな靴
結婚式には不適切とされる靴もあります。次のような靴は避けるようにしてください。
NG例:露出が多い「オープントゥパンプス・ミュール」
つま先が出ているオープントゥパンプスや、かかとの部分が出ているミュールは露出が多くフォーマルな場ではNGです。サンダルもカジュアルになるので結婚式には向きません。
ただ、友人のみの二次会などカジュアルな場ではオープントゥのパンプスでも問題ないとされています。
体験談
■つま先が出る靴や網タイツは結婚式にNGだとされていますが、実際にはよく見かけます。大切な友人の結婚式で失礼のないようにするには避けた方が無難だと思います。(30代前半女性)
NG例:カジュアルな「ブーツ・スニーカー」
ブーツやスニーカーはカジュアルな印象になるためNGです。高級ブランドのものであってもマナーに反するので避けるようにしましょう。
NG例:殺生をイメージさせる「アニマル柄」
アニマル柄やファーは殺生をイメージさせるため結婚式ではNGです。ヘビ革・ワニ革も避けましょう。そのほか、派手すぎる柄もNGです。
NG例:別れを連想させる「バイカラー」
靴の色は基本何色でもOKですが、バイカラー(1足に2つの色が直線的に区切られて配置されているデザインのこと。ツートンカラーともいわれる)は「別れ」を連想させるとされることから避けたほうがいいとされています。
二次会で履き替えてもOK
履き慣れていない靴での移動が不安な場合や雨で濡れるのが心配な場合は、履き慣れた靴で移動して会場についてから履き替えても◎。脱いだ靴を入れる袋を持参し、挙式・披露宴の間はクロークに預けておきましょう。また二次会の前に雰囲気に合わせて靴を履き替えてもいいですよ。
▼押さえておきたい!結婚式二次会のゲストの服装マナー
結婚式におすすめのレディース靴・パンプス6選
結婚式にぴったりな、女性ゲストにおすすめの靴を紹介します。
おすすめ靴1:どんなコーデに合う「ベージュのエナメルパンプス」
エナメル素材が華やかなベージュのパンプス。ベージュは肌なじみがよくどんなドレスにも合わせやすいのがおすすめのポイント。 8cmヒールが脚をすらりときれいに見せてくれます。ポインテッドトゥでフォーマル感もあり、幅広い年齢で履ける一足です。
おすすめ靴2:キラキラ華やか!「グリッターパンプス」
キラキラと華やかなグリッターパンプスはお祝いの雰囲気にぴったりです。ゴールドとシルバーの2色展開でどちらもドレスに合わせやすい色合い。9cmヒールとスタイリッシュなポインテッドトゥがフォーマル感を出し、足元を明るく見せてくれますよ。
おすすめ靴3:歩きやすい「バックリボン付きパンプス」
もっちりとしたクッション性が特徴の疲れにくいパンプス。インソールや裏地の素材にも工夫が詰まった足に優しいデザインです。ヒールは6cmで、つま先は女性らしさを感じさせるアーモンドトゥ。ヒールを履き慣れていない人にもおすすめです。かかとの立体的なリボンが後ろ姿をキュートに演出します。
おすすめ靴4:オトナ可愛い「レースのパンプス」
足元をほどよく華やかにするレースのパンプス。ベージュ・ブラックともにドレスやバッグに合わせやすい色合いです。レースの隙間にあしらわれたラメは派手すぎず大人な雰囲気に。ポインテッドトゥ・8cmヒールでフォーマル感もしっかり出せるバランスのいい一足です。
おすすめ靴5:秋冬にぴったり「スエードのパンプス」
温かみを感じるスエードのパンプスは冬の結婚式におすすめです。 美脚と歩きやすさの両方が叶う「クアガレージ」のスエードパンプスはデイリー使いもできるデザインが魅力。高すぎず低すぎないちょうど良い高さの7cmヒールで、スエード素材のパンプスはチャコールグレー・ボルドー・ロイヤルブルー・ライトピンク・カーキ・ダークブラウン・ブラック・ベージュの8色展開です。
おすすめ靴6:見劣りしない「ヒールなしパンプス」
妊娠中や子連れでヒールが不安な場合はヒールなしでも構いません。ただ、少し寂しく見えがちなので存在感のあるビジューのついた華やかなパンプスがおすすめです。ネックレスやピアスなど、アクセサリーの雰囲気と合わせるとよりおしゃれになりますよ。
レンタルサービスやプチプラブランドを活用するのもおすすめ!
フォーマルな靴をあまり履く機会がない…という人もいるはず。そんなときは購入せず、レンタルサービスやプチプラブランドを使うのもおすすめです。
「Cariru(カリル)」や「LULUTI(ルルティ)」など、お呼ばれ靴をメインに取り扱っているレンタル会社などもあり、結婚式にふさわしい靴を一覧で見ることができるのもメリット。
また、プチプラブランドを活用するのも◎。「しまむら」のクロッシー(CLOSSHI)シリーズや「ORiental TRaffic(オリエンタルトラフィック)」のさりげなくパールがあしらわれたパンプスなど、SNSで結婚式のお呼ばれ靴として人気になったものもあります。
「コーデの系統が毎回変わる」「足元にあまりお金をかけたくない」という人はぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
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おしゃれは足元から
結婚式に呼ばれたら、服装だけでなく足元にも気を使いましょう。場にふさわしい格好をすることは新郎新婦への礼儀でもあります。直前に焦ることのないように、使い勝手のいい一足を準備しておくと安心です。
イラスト/モトスギユミコ
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※ 2022年12月 時点の情報を元に構成しています
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