結婚式の演出として人気の「ブーケトス」ですが、この由来や意味を知っていますか?
幸せのおすそわけとして、花嫁が未婚の女性に投げるという演出ですが、じつは行うにあたり注意点があるんです。
ブーケトス以外の幸せのおすそわけ方法もご紹介します。
ブーケトスとは?由来や意味について
「ブーケトス」とは、披露宴で花嫁さんがゲストに向けてブーケを投げる演出のこと。
「幸せのおすそわけ」という意味があり、もともとは花嫁さんや、花嫁さんが身につけているアイテムに触って「あやかろう」としていたゲストたちの行動からブーケトスが生まれました。
「ブーケをキャッチした人が次に結婚できる」というジンクスも有名ですよね!
ブーケトスの注意点
ブーケトスは人気の演出ですが、配慮が足りないとゲストが嫌な思いをしたり、失敗してしまうことも。
そこで、ブーケトスを行う上で気をつけたいポイントをご紹介します。
ブーケトスに向いているブーケを使う
ブーケトスでは、ブーケトス用のブーケを用意することをおすすめします。
その際には、以下のことに気をつけて用意しましょう。
- 大きすぎるブーケは投げにくく、ゲストまで届かない可能性がある
- スポンジ等に含まれる水分がゲストに飛び散る可能性がある
- 花材を固定するワイヤーがゲストに当たると危険
- 振り上げる反動で花がちぎれてしまうことがある
軽くて飛ばしやすい造花でブーケトス用のブーケを作る、生花でも小さめでワイヤーなどを使っていない構造にするなど、軽く飛ばしやすい工夫をしておきましょう。
ゲストへの配慮を忘れない
「ブーケをキャッチした人が次に結婚する」のジンクスも後押しして、ブーケトスは未婚女性が参加するものというイメージを持たれがちです。
しかし、未婚女性だけを対象としてしまうと、「未婚女性」として注目を集めることに抵抗がある方や、恥ずかしくて進んで前に出たくないという方は少なくありません。
全員参加にすれば、未婚女性だけじゃなく、ゲスト全員に楽しんでもらえる演出になりますよ。
ブーケトス以外にも!幸せのおすそわけ演出
近年、ブーケトスは進化しており、様々な演出にとってかわることも!
そこで、ブーケを投げる以外の「幸せのおすそわけ演出」をご紹介します。
ブーケプルズ
ブーケから複数のリボンを出しておき、ゲストが引っ張ります。
そして、ブーケとつながっている1本を当てたゲストがブーケをもらうことができます。
ブーケプルズならば狭い場所や屋内でも落ち着いて行うことができるほか、「ブーケをキャッチしに行くのが恥ずかしいからブーケトスは苦手」というゲストも参加しやすいですよ!
たくさんのリボンがブーケから伸びている様子はとてもフォトジェニックなので、撮影タイムとしても人気!
ぬいぐるみトス
ブーケではなく、ぬいぐるみを投げるアイデアです。
ぬいぐるみなら持ち運びも簡単で、家に飾っておけるというメリットも。
特に、テディベアなどクマのぬいぐるみが人気で、持っている姿もキュートです♡
ボタンなどゲストに当たったら危険な硬い飾りには注意しましょう。
お菓子まき
誰でも参加しやすいブーケトスにしたいならお菓子まきを!
新郎新婦が高いところからゲストに向かってお菓子をまくように投げるのが一般的。
個包装のお菓子をひとつひとつかわいくラッピングするとなお良いですね!
ガータートス
ガータートスとは、新郎が新婦の左足からガーターを外し、ブーケトスのように投げる演出のこと。
もともとはブーケトスとセットで行われ、ブーケトスは新婦から女性ゲストに、ガータートスは新郎から男性ゲストに投げるのが一般的でした。
ガーターをゲットした男性は恋人にそれを渡してプロポーズすることも流行ったんだとか!
こちらは新郎がスカートの中に潜り込んでガーターを外す演出に抵抗感があるゲストもいるかもしれません。
その心配がある場合は、事前に投げる用のガーターを用意しておきましょう。
ブロッコリートス
ブロッコリートスとは、ブーケトスの男性版!
新郎が未婚の男性たちに向かって、ブーケではなくブロッコリーを投げる演出です。
結婚式では意外と新郎が目立つ演出は少ないもの。
ブロッコリーにたくさんついている小さな蕾を「たくさんの小さな幸せ」に見立てて、幸せをおすそわけする演出にしましょう!
みんなにハッピーな幸せのおすそわけを
ブーケトスはブーケを投げる他に、さまざまな方法があることをご紹介しました。
ブーケトスはゲスト参加型の演出。楽しみにしているゲストも多いんですよ!
自分たちの結婚式に来てくれるゲストは、どんな演出にしたら楽しんでくれそうか、ぜひ考えてみてくださいね。
※ 2021年10月 時点の情報を元に構成しています
「挙式演出」 の ハウツー・ノウハウ に含まれています