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海外で挙げる結婚式リーガルウェディングとブレッシングウェディングとは

2019.12.18

海外リゾート挙式など、海外で結婚式を考えているカップルが増えています。

海外ウェディングでは、日本での挙式スタイルと異なり、リーガルウェディング、ブレッシングウェディングがあります。それぞれ、どのような特徴があるのでしょうか?

そこで今回は、 海外で挙げる結婚式リーガルウェディングとブレッシングウェディング をご紹介します。

1.海外挙式の挙式スタイル

日本とは違った雰囲気で執り行うことができる海外ウェディング。 新婚旅行を兼ねるカップルも多く、とても人気です。 さて、海外ウェディングのスタイルは、大きく分けて3つあります。

・リーガルウェディング
・ブレッシングウェディング
・人前式

「人前式」は、立会人の前で結婚を誓う宗教色のない日本でもみられるウェディングスタイルですが、海外ウェディングにおいて特徴的なのは 「リーガルウェディング」 「ブレッシングウェディング」 になります。

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2.リーガルとブレッシングの違い

リーガルとは、「「法的な、合法の(Legal)」という意味をもつ英語です。 リーガルウェディングは、文字通り「法的効力を持つ結婚式」という意味になります。

日本人であっても、外国の法律に基づいて結婚式を行なえば、その国での婚姻が認められます。

一方、ブレッシングとは、「神様の祝福(Blessing)」を意味します。 ブレッシングウェディングとは、「結婚したふたりを祝福する儀式」を指します。

では、リーガルウェディングとブレッシングウェディングには、具体的にどのようなウェディングスタイルの違いがあるのでしょうか?

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3.リーガルウェディングとは

リーガルウェディング(Legal Wedding)とは、海外で現地の民法にのっとって結婚式を挙げるスタイルです。

日本人であっても、挙式を行なった現地の役場にふたりの婚姻の記録が残り、法的な効力があります。

日本では婚姻届を役所に提出して受理されれば婚姻が成立しますが、実は世界的にはとてもめずらしい制度です。

海外では、国や州の免許登録を受けた結婚式のスペシャリスト、あるいは教会において、法に基づいた文言・動作で結婚を誓い、結婚式を行なった証明書が交付されたのち、結婚したことを認められます。

日本の「結婚式」のイメージはドレス姿を披露することを主とする華やかなもの。 海外では法に基づいて結婚を誓うことが主なので、市庁舎や教会では普段着のカップルが多くみられます。

日本では「婚姻届提出≠結婚式」ですが、海外では「婚姻届提出=結婚式」なのです。 そして、法的な効力をもつ挙式スタイルであるために、

ふたりともが独身

であることが絶対条件です。 日本で入籍してからでは「重婚」に問われるため、不可能になります。

【条件】

ふたりともが独身であること

【手続き】

書類の準備:

・婚姻具備証明書(独身であるなど、結婚の条件を満たしていることを証明する書類)

・戸籍謄本(有効期限をチェック)

日本では:書類は翻訳し、外務省や大使館での認証手続きが必要になるため、出発の少なくとも2ヶ月前までに準備します。 その国の大使館の領事との面談が必要な場合もあります。

現地では:事前に役所に出頭の必要があります。

・ふたりの結婚の意思の確認
・法的に結婚する条件の確認
・身元確認

のためです。 現地での事前の手続きは、国や州によって全く異なります。 必要滞在日数を含めて、綿密に事前に調べておくことが必須です。

当日は:現地の婚姻証明書にサインされ、正式にふたりの結婚が認められます。 なお、このリーガルウェディングの「挙式の日」が「婚姻の日」。

のちに日本で婚姻手続きをとる際(日本の婚姻届の提出)には、海外での「挙式の日」がさかのぼっていわゆる「入籍日」になります。 戸籍には「○○国方式において○月○日に婚姻」と記載されます。

【注意点】

★婚姻証明書

リーガルウェディングでは、海外で挙式を挙げた後、現地の役所や教会で婚姻証明書を貰います。 帰国後は、和訳した各国の婚姻証明書原本を住民登録のある市区町村役場に提出します。

なお、婚姻証明書が即日発行ならば帰国後数日で日本の婚姻届を提出できますが、1~3ヵ月後に送付される国の場合、その分手続きの時期が遅れます。

ただし、いわゆる「入籍日」は、どんなに手続きが遅れても、海外での「挙式の日」が記載されるので、入籍日にこだわるカップルでも安心です。

★リーガルウェディングには制限がある

なお、リーガルウェディングは、国や州、また挙式をしたい人の国籍によって手続きの方法も様々で、ケースバイケース。

また国によって、外国人はリーガルウェディングを行えない場合があるので、必ず確認しましょう。

★手続きは代行会社に

リーガルウェディングの手配を、もちろん自力で行なうことも可能ですが、ネイティブレベルの語学力が必須になるほか、煩雑な書類のやり取りはとても大変です。

リーガルウェディングを行なうことを決意した場合には、代行会社に依頼するとよいでしょう。

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4.ブレッシングウェディングとは

ブレッシングウェディングとはキリスト教式の結婚式において、牧師がキリスト教のもと結婚するふたりに「祝福」を与えるセレモニースタイルです。

ブレッシングウェディングに法的効力はありません。 信者でなくでも「神様の祝福」を受けられるため、海外ウェディングの多くはこのスタイルをとっています。

なお、「夫婦に祝福を与える」ということで、商業施設や個人所有のチャペルでは制限はありませんが、正式な教会や式場では戸籍上夫婦であることが挙式の条件になるため、日本で婚姻手続きを済ませておく必要があります。

【条件】

ふたりが夫婦であること

【手続き】

書類の準備: 婚姻受理証明書(日本での婚姻届提出後、戸籍謄本ができあがるまでふたりの婚姻を証明する有効な書類) パスポートの名義を変更する(ふたりが夫婦であることが分かる状態にしておく)

【注意点】

パスポートの名義変更には少なくとも1週間はかかります。 余裕をもって準備を行ないましょう。

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5.海外挙式で人気のリゾート地

海外挙式を行なうカップルのほとんどは、ブレッシングウェディングのスタイルで行なっているようです。 人気のリゾート地の特徴をご紹介しましょう。

ハワイ・グアム

海外ウェディングとして、筆頭にあげられるのが「ハワイ・グアム」でしょう。 日本からも馴染みが深く、日本語が通じることが魅力。

特にグアムは日本から数時間の距離で時差も少なく、両親や親族を呼びやすいですね。 日本での結婚式・披露宴よりも予算が押えられ、南国ムード満載。

チャペルも日本の企業の手によるものも多く、スムーズに挙式やパーティーが行えてよいですね。

バリ島

個性的な海外ウェディングを目指すカップルにはバリ島での挙式がおすすめです。 現地の異国情緒あふれるスタイルでの挙式は一生の思い出になりますね。

オーストラリア

自然豊かなオーストラリアでは、マリンスポーツ、観光やショッピング、動物との触れ合いなど、挙式だけでなく、新婚旅行を満喫できるという点でも魅力です。

チャペルや教会が多く、ふたりの希望にそって選ぶことができます。

タヒチ

ボラボラ島など、水上に浮かぶバンガローが特徴のタヒチ。 ウェディングの地というよりは、海外リゾート地としての人気が高いでしょう。

ハネムーンとともに素敵なウェディングの思い出を作るのに最適です。

モルディブ

エメラルドグリーンの海がなんといっても魅力のモルディブ。 この地をウェディングの場所として選ぶカップルは、挙式そのものよりも宿泊するリゾートを重視するようです。

ヨットや船を使った新郎新婦の入退場の演出が特徴です。

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6.まとめ

ハネムーンだけでなく、挙式を計画する場合には、事前の書類の準備に加えて、ドレスの手配などいろいろなことが必要になります。

日本から持参する荷物も増えますね。 さまざまな手配は大変そう…と、ちょっと尻込みしているカップルもいるかもしれません。 でも、あきらめないで!

ぜひとも海外ウェディングを行ないたいというふたりには、事前の準備段階から現地でのウェディングの手配、帰国後のパーティーまで、すべてトータルでプランニングしてくれるサービスもあります。


海外でのウェディングの最大のメリットは、なんといっても日本とは違う雰囲気のなかで執り行われることにあるでしょう。

一生に一度の思い出作りのために、ぜひ海外ウェディングを実現させてくださいね。

※ 2016年8月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー