職場の女性からバレンタインデーにチョコレートを贈られる既婚者は多いでしょう。
義理チョコながらも、ホワイトデーのお返しに悩んでいるかもしれません。
しかし、既婚者の場合は「疑われない」ことが大切。手作りのお返しなど、要注意です。
そこで今回は、既婚男性が注意したいホワイトデーの正しい対応をご紹介します。
【目次】
- 1. 既婚者のホワイトデー
- 2.ホワイトデーに贈る物
1. 既婚者のホワイトデー
バレンタインデーには、女性からチョコレートが贈られることが習慣となっている職場は少なくありません。
また、職場だけでなく、知り合いの女性からチョコレートを受け取る男性は多いでしょう。
そのほとんどは「義理チョコ」です。
したがって、独身・既婚関係なく、定番のイベントの一環として、楽しむことは何も問題ないことです。
ところが、いくら義理チョコであったとしても、ホワイトデーのお返しが「お約束」となれば、既婚者の場合、ホワイトデーのお返しには、少し配慮が必要になるようです。
選ぶモノを配慮する
既婚者として、一番気を遣うこととして、贈られた相手が独身女性だった場合ではないでしょうか?
「ひょっとして私に気があるのかも?!」と、勘違いされるリスクを避けるためにも、ホワイトデーのお返しとして選ぶモノは慎重に考えなければなりません。
ちなみに、
・キャンディー⇒「大好き!」本命の女性にあげるもの
・クッキー⇒「友達!」友達の女性にあげるもの
・マシュマロ⇒「大嫌い!」好意がない女性にあげるもの
とされています。
ホワイトデーのお返しを、近くのコンビニで急いで調達しただけなのに、中身が「キャンディー」だったばかりに、相手の女性を困惑させたり、職場の女子の間でウワサの的となってしまうかもしれません。
職場の人間関係を円滑にするためにも、ホワイトデーのお返しといえども、あなどれませんよ。
<妻と一緒に選ぶ>
既婚者がホワイトデーのお返しをする方法として、もっともスマートなのは、妻と一緒に品選びをすることかもしれません。
なかには義理チョコであっても、妻が快く思わない、というカップルもいるようですが、多くは、家庭のお茶受けとして、楽しまれるのではないでしょうか。
そして、妻としても、夫の職場での評判を落とさないためにも、ぜひ一緒にホワイトデーのお返し選びをしましょう。
<値段は適正価格で>
ホワイトデーのお返しは、バレンタインデーのチョコレートの3倍の値段で!といわれたこともありましたが、いまではそのような風潮はありません。
むしろ、豪華過ぎるお返しは「何かあるのではないか?」と女性側にあらぬ想像をされてしまうかもしれません。
既婚者の場合、しっかりとしたホワイトデーのお返しは妻に渡すことにして、義理チョコのお返しは、無理をしない値段のモノを贈りましょう。
義理チョコの2倍の値段を上限として選んでみてはいかがでしょうか。 しかしながら、自分の職場での地位は、意識したほうがよさそうです。
部下からもらったチョコレートへのお返しであるならば、あまり安価なお返しは「頼りない」「ケチ」などという、マイナスイメージを作りかねません。
値段の頃合いが難しいと感じたならば、ぜひ妻に相談しながら選びましょう。
<形に残らないモノ>
既婚者が贈るお返しには「形に残らないモノ」を選ぶことは鉄則ともいえるでしょう。
値段的には手頃ではありますが、ハンドタオルやハンカチなど、形に残るモノは避けましょう。 もし、それが女性側の趣味と合わない場合、迷惑をかけるだけになってしまうからです。
そして、しっかりと「義理チョコ」へのお返しであることのアピールとして、男性もホワイトデーには「消えモノ」としてお菓子を選びましょう。
2.ホワイトデーに贈る物
男性はそれほど意識せずにホワイトデーの品選びをする傾向があるようです。 けれども、気をつけて!
女性は「贈られたモノの意味」に敏感です。 不用意に選んだお返しのために、職場や人間関係が複雑にならないよう、モノに込められた意味を知っておくことは大切です。
<「大好き!」の意味を持つお菓子:キャンディー>
たかがお菓子…などと、うっかりキャンディを女性に贈ったならば、職場では不名誉なウワサの的になってしまうかもしれません。
「あなたが大好きです」という意味をもつホワイトデーのお返しですから、既婚者が選ぶものとしては不適切。 ぜひともキャンディーは妻にプレゼントしましょうね。
<「大嫌い!」の意味を持つお菓子:マシュマロ>
あらぬ好意を持たれることも大変ですが、反対に「あなたが嫌いです」の意味をもつお返しをした場合も、職場での評判を落としてしまうかもしれません。
一緒に仕事をするにあたり、ギスギスした空気にならないためにも、マシュマロ避けたほうが無難でしょう。
<「友達」の意味を持つお菓子:クッキー>
義理チョコへのお返しにもっとも無難なお返しはクッキーです。
職場の女性には、ちょっとおしゃれな包装に包まれたクッキーを用意すると、よさそうです。
<手作りはNG>
最近はお菓子作りが得意な男性が増えました。 手作りは購入するより安上がり。
何人もの職場の女性に贈るのだから、既婚者としては家計のためにも「手作りしよう!」と思うかもしれません。
けれども、たとえプロ級の腕前であったとしても、「手作り」はあまりおすすめできません。 本来、手作りは、すでに親しい関係の人との贈り合うものでしょう。
職場の習慣というだけで、実はあまり会話もしたことがない相手から義理チョコを贈られたという場合もあります。
そのお返しが「手作りお菓子」であったら、女性側は、「話したこともないのに…」と戸惑うでしょう。
基本的に、よほどお菓子作りの腕前が知れ渡っている既婚者以外は、手作りお菓子はお返しにしないほうが無難です。
これは、「妻の手作りお菓子」であっても、義理チョコへのお返しには適切ではありません。
もっとも、あえて妻がお返しの品選びに全面的に参加したことをアピールしたい場合は「妻の手作りお菓子」というケースも考えられますが、職場や友人関係への十分な配慮が必要です。
<チョコ返しはNG?>
義理チョコへのチョコ返しは、センスがないと思われがち。
そして、「チョコにチョコ返し?!」と、ネタにされてしまうかもしれません。 とはいえ、チョコレートが好きな女性は多いもの。
選んだチョコレートによっては、とても喜ばれるかもしれません。 しかしながら、「チョコ返し」は十分に職場の空気を「読んでから」にしましょうね。
<一人ひとりに贈ること>
ときどき、「ホワイトデーのお返し」として、職場の女子に「お茶の時にでも」とクッキーひと箱ごと手渡す男性がいるようです。
もちろん、職場に女性がたくさんいて、お茶休憩などがある場合は不自然ではないのですが、もしチョコレートを個別に渡されたのであれば、礼儀としては「個別にお返し が基本です。
これも、職場の習慣にもよるところですので、状況にあわせて品選びをするようにしましょう。
※ 2016年8月 時点の情報を元に構成しています
「夫婦関係」 の ハウツー・ノウハウ に含まれています