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結納をしないのはOK?強引に進めると両家がもめることも…顔合わせとの違いやメリット・デメリットを紹介!

2022.05.23

最近は結納を行わず、両家の顔合わせ食事会で済ませるカップルが増えています。
「結納をする・しない」はどう決めたらよいのでしょうか。その決め手になる結納のメリット・デメリットを紹介していきましょう。

【結納した人の割合】令和時代は「結納なし」が多数派!?

結納 アンケート調査

「みんなのウェディング」の結婚した先輩カップルたちにアンケート調査を行ったところ、

  • 結納を行わなかった:75%
  • 結納を行った:25%

という結果になりました。

この結果をみる限り、結納のプロセスを踏まずに結婚に進む段取りは、現在では多数派であることがわかります。
したがって、「結納をしない」ことがマナー的にNGかOKか、ということはあまり問われなくなっているのかもしれません。

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結納とは

結納とは、もともと「ゆいのもの」と呼ばれ、2つの家が新しく婚姻関係を結ぶために、男性側の家族がお祝いの席へ酒肴の現物を女性のもとへ持っていき、女性側の家族は料理を出してもてなす風習を指します。
このお酒や肴が、次第に華やかな花嫁の衣裳や装身具に取って替わり、伝統的な結納品は形式的な添え物のようになったり、簡略化されたりするようになりました。

ある時点から、結納はすでに本来の意味から離れ、形式的な意味合いが強い儀式といえるでしょう。
とはいえ、結納とは「家と家との結びつき」を象徴する儀式です。

結納をするかしないか、ということについては、

  • 「家」の伝統
  • 地域性
  • 当人(両親)の意識

が大きく影響するといえるのではないでしょうか。

▼結納について詳しくチェック!

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結納「しない」「する」は誰が決める?

結納をする・しないは誰か決めるべきことなのでしょうか?

かつては、男性側の家長が絶対的な地位を占めていました。しかし、時代は変わり、現在は当人ふたりの意思を中心に、結婚へのプロセスが進められる流れが多くなっています。
ただし、結納に関しては両家の伝統や親の希望が大きく関わるもの。決定権は親も当人ふたりも持っている、と言えるでしょう。
とはいえ、誰かが一方的に強引にすすめてもいけません。

結納のメリット・デメリットなどを考えて、ふたりだけでなく、両家両親を交えて決めていくことをお勧めします。

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結納をするメリットとデメリット

結納を行うことのメリットは大きく分けて次の2点が挙げられるようです。

結納をするメリット

①けじめをつけることができる

付き合いの長いふたりが、結納を行うことであらためて「いよいよ結婚するのだ」という意識が高まったり、結婚に向けてきっちりと両家の足並みがそろう、というメリットがあります。

結納を「けじめ」の儀式と位置づけ、結婚式に向けて進むには、よいきっかけとなりますね。

②結婚へのプロセスを意識できる

「古くて形式的」と思われがちな結納ですが、結納→結婚式→披露宴という踏むべきプロセスとして、いまでも「結納するのがあたりまえ」という地域もあります。その流れの中で、ふたりも両家の家族も、一歩ずつ結婚に近づいていく実感がわいてくることでしょう。

結納をするデメリット

結納を行うことのデメリットは大きく分けて次の2点が挙げられるようです。

①お金がかかる

金品だけでなく、結納ならではのモノのやりとりがあります。しかしながら、その結納品は結婚後の実生活にすぐ役立つ実用的なものとはいえません。

そのために費用をかけるのは「必要ない」と考える人が多いようです。

▼結納品の品目や飾り方をチェック!

②形式的で堅苦しい

もともと結納は古い考えに基づき、「嫁をもらう」「嫁にいく」(婿入りする)ことを形式的に表しています。

現代の考え方やカップルの意識とはそぐわない面も多いのかもしれません。

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結納「しない」「する」は家族で必ず話し合いましょう

最近は親世代にも、結納は必要ない、と考えるケースが増えているようです。

一方、「結納では振袖を着たい!」「気が引き締まるからぜひとも行いたい!」などと、当のふたりが強く希望することもあります。

したがって、

  • 慣習として「結納を行う」のが伝統の地域や家庭
  • 一生の記念として「結納を行いたい」カップル

は、家族間や当人同士で費用分担も含め話し合うことで、スムーズに決められるかもしれませんね。

一方、

  • 親は結納を行いたいが、当のふたりは行いたくない
  • 一方の「家」は結納を行いたいが、もう一方の「家」は結納を行いたくない
  • 両家間あるいは親子間で結納の費用を誰が負担するかでもめている

場合などは、決定権を誰が持つのか明らかになりにくく、トラブルになりがちです。

この段階でもめてしまうと、結婚までの段取りにも差し支えてしまうので、まずは冷静に

  • 結婚するにあたり、なぜ結納を行うのか、あるいは行わないのか
  • 結納のメリットはなにか、あるいはデメリットはなにか

を考えてみてはいかがでしょうか。

特に、費用面は一度こじれると後々にひびくので、ふたりの意思をしっかりと固めて、両親とうまく話し合いをするようにしましょう。

一生に一度の記念すべき晴れの行事です。 結納を行うにしろ、行わないにしろ、円満に話し合えるとよいですね。

体験談

「簡易的な結納を行った」
■正式に結納ではなく、簡易的にしました。結納品の細かなもの(セットみたいなものがあるようです)は無しにして、結納金と、婚約指輪をいただきました。(20代後半女性)


「料亭の結納式プランを利用した」
■地元の料亭で簡単な結納式プランを利用。振袖を着て記念撮影をしました。結納式は紙のセリフを読み上げるものでなんだかおかしかったけれど(笑)いい思い出にはなりました。(20代後半女性)

▼結納金についてはこちらをチェック!

▼略式結納で「結納金なし」を選ぶカップルも!

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結納をしない場合は「顔合わせ」がおすすめ!

結納をしない場合でもっともポピュラーなスタイルとして「両家顔合わせ食事会」があります。

結納の儀式的な部分は省いて両家の親睦を深めることを大きな目的とした、カジュアルな食事会です。
顔合わせ食事会に特に決まった流れや儀式的なものはありませんが、婚約の証として、婚約指輪などの婚約記念品を交換するケースが多いようです。

体験談

「両家顔合わせで結納金をいただいた」

■私の実家の方で食事会を開きました。その際に結納金を頂きました。
うちはあまり形式にこだわらない家で、結婚のしきたりにこだわってお金をかけるよりは、そのあとの普段の生活を充実させたらいいという考えだったので。(20代後半女性)


「彼の母親は結納をしたがっていたが断った」

■お互いの実家が遠い。自分の家が、姉のときも相手の親と「堅苦しくなくていいですよね」とやっていなかったので、今回も彼の両親はやりたそうだったが本当に大変なので断った。(30代前半女性)

▼顔合わせ食事会について詳しくチェック!

顔合わせ食事会はいつ行う?

顔合わせの日取りについても、結納と同じく、式の「3から6ヵ月前」に行うのが一般的です。
お日柄についても、吉日であるとされる六曜の大安、先勝、友引にあたる日を希望するカップルが多いといわれています。
日本の慣例では、おめでたいことは午前中に行うのがよいとされているため、午前11時くらいに始めて、午後3時頃にはお開きにするとスムーズです。

▼顔合わせの日取りに”お日柄のいい日”をチェック!

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※ 2022年3月 時点の情報を元に構成しています

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