「結納」は結婚への儀礼の一つ。やはりフォーマルなものなので、服装マナーにも気を遣いますよね。
結納にも、格式にのっとったものから、略式までいろいろと幅があります。両家で話し合うことももちろんですが、やはりその形式にあった服装を着用するのがよさそうです。
そこで今回は、結納当日に本人たちはどんな服装をすればよいかについて紹介します。
1パターン目:格式ある結納には振袖を
男性側…ブラックスーツなど/女性側…振袖
格式を重んじる結納の場合、新婦が振袖を着ることで、その場の格がぐっと上がります。 成人式で着た振袖も着る機会がなくなってしまうので、記念にもなりますね。
一方、新郎が紋付き袴を着ることはそれほど多くないようですが、ブラックスーツを着るなど、フォーマルな服装で格を揃えるようです。
体験談
「記念に振袖を着た!」
■母が既に振袖のレンタルを予約していました。私もこれから着る機会が無くなると思うと来ておいた方がいい!と思い、進んで振袖を着ました。両家母はフォーマルなスカートスーツ、両家父と彼はブラックスーツでした。義父母は遠方からの訪問により洋装だと分かっていたので、私の両親もそれに合わせました。(40代前半女性)
2パターン目:略式の場合は「きちんと系」で
男性側…ブラックスーツなど/女性側…スーツ、ワンピース
きちんとした結納スタイルにはしたいものの、格式ばらない場合は、新婦の服装が決め手。
振袖は着ないけれど、花嫁は「きちんと系」のワンピースやスーツにすることが多いようです。 新郎は、やはりブラックスーツなど、フォーマルなものがよいでしょう。 スーツを新調した新郎もいるようですよ。
体験談
「美容院でヘアスタイルをセット!」
■夫はスーツ、私もスーツで美容院でアップスタイルにしてもらいました。両親達は、ちょっとしたよそゆき着といった感じでスーツではありませんでした。60代後半~70代前半なので、動きやすい服を重視したのかもしれません。(40代前半女性)
3パターン目:かしこまらない雰囲気でもジャケット着用
男性側…ジャケット着用/女性側…ワンピース、ブラウス・スカート
あまり堅苦しくなく…という場合は、「スーツにネクタイ」スタイルにはこだわらないようです。
とはいえ、けじめの「儀式」なので、カジュアル過ぎないことがポイントです。 新郎は、ネクタイはしめないものの、きちんと感のでるジャケットがおすすめです。 新婦は、フォーマルウェアではないまでも、お出かけスタイルがよいでしょう。
体験談
「ジャケットは着用!」
■両家の両親、私も主人も、スーツやネクタイをしめるような服装はしませんでしたが、ラフな格好ではなく、私はスカートにブラウスを、男性人はジャケットをというかんじの格好でした。(30代前半女性)
新婦の服装によって結納の雰囲気が決まるといってもいいほど、何を着るかは重要です。
もっとも、結婚すると着ることができなくなる振袖だから、思い出にどうしても!という場合は、新郎や両家両親との服装のバランスに気を付けましょう。
結納はふたりだけでは決められないことが多いので、両親ともよく相談することをおすすめします。
※ 2016年8月 時点の情報を元に構成しています
「結納」 の キホン に含まれています