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結婚式の費用の負担割合どうする?先輩カップルのお悩み実例と平均相場から考えてみよう!

2022.01.28

まとまったお金が必要になる結婚式。
結婚式をしようと決めたのはよいものの、結婚式の支払いについてはどう決めればよいかわからない方も多いのではないでしょうか。

今回は結婚式の費用の負担方法や割合をどのように決めていけばよいのか、先輩カップルの事例を交えてご紹介します。

前提として、新郎新婦が結婚式費用全額を用意する必要はない!

そもそも結婚式の費用は、全額自分たちで負担するというわけではありません。
その理由は「ご祝儀」です。

ご祝儀

自分の結婚式費用全体からご祝儀を引いたものが自分たちの負担する額になります。
また、ご家族からの援助をいただける場合は、さらにそこからその分を引いたものがおふたりの負担額に。

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援助を受けるおふたりが多数派!

みんなのウェディングが過去に行ったアンケート結果によると、意外と多くの方が資金援助をしてもらっていることがわかりました。
わが子の一大イベント!ということで、応援してくれる親御さんが多いのですね♡ また、親から資金援助をもらっている約7割の人が100万円以上の援助を受けていることがわかりました。

ご家族にお願いするのか、自分たちで賄うのかは、早めの段階でよくおふたりで話し合ってみてくださいね!

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「自己負担金は折半」が基本!

では、自分たちで負担する金額は、どのようにするのが良いのでしょうか? アンケート結果によるとおふたりで折半する方が多数。
少し前までは、男性が多く支払うべきという風潮がありましたが今はおふたりで折半という考え方が多くなってきました。

両家で折半

支払い金額からご祝儀を引いた分を2で割り、それぞれ両家で支払うシンプルな方法です。
重要なのは両親と本人で両家ということです。

例えば新婦側が親の援助により支払い、新郎側が新郎本人から支払う場合、「新郎の貯金が減る」ことや「親から援助がない」ことに何かと不満をもつ新婦もいます。
ですが両家で折半と決めたら、お金の出所は両親であっても本人であっても同じ意味です。

独身時代の貯金は法的には、夫婦共有財産ではなく個人のものと認められています。貯金が減ったからといって夫婦には何ら関係がないことです。

また、親の援助があることはありがたいことですが、援助がないことが子への愛がなかったり、結婚を祝福されていなかったりということでもありません。
一般的には娘の親のほうが結婚に対して援助を望み、息子の親のほうは自立することを望んでいることが多く見受けられます。
これは現代においても娘の親のほうが嫁入りという気持ちが強いためや、結婚式は花嫁のものと言われるほど主役感が強く女性のこだわりが多いことからでしょう。

新郎新婦ともに、相手の親から援助があった場合もなかった場合も自分の親にはその件は言わずにおいたほうがよいでしょう。
援助額の差異で優位に立っていると受け止められたり逆に必要以上にネガティブに思ってしまったり、援助がないことを不満に思ったり親の立場からしても感じることがあり、不穏な雰囲気になりやすいからです。
両家が円満な関係を築けるように両家折半の場合でも、費用負担の出所までは話す必要はありません。

新郎側が多く支払う

新郎の家柄や地域性次第では「男が負担するべき」という考えで新郎側が多く支払うということも。

または、新郎の地元での結婚式となるため、新婦側がゲストの交通費や宿泊費を負担する分、結婚式については多めに支払いバランスをとるという考え方もあります。
カップルによっては、基本的な費用に関しては新郎が負担して、追加分(たとえばドレスやお花関連の追加など)に関しては新婦側が負担したというようなケースも。

新婦側が多く支払う

やりたい演出や着たいドレスなど、結婚式でやりたい!こだわりたい!というポイントに関しては、新婦のほうが多くなるケースがあります。
自分がやりたいことだから、自分で多めに負担する!と新婦側が多く支払うパターンも。 理想の結婚式を実現するためにも、自分で支払いましたというプレ花嫁さんの声も聞かれます。

そのほかにも、

  • 新郎側、新婦側の招待ゲストの割合によって負担額を変えた
  • 新郎側、新婦側それぞれで負担した(タキシード代は新郎、ドレス代・ヘアメイク代・ブーケ代などは新婦)
  • 結婚式のための共同貯金ですべてまかなった
  • 両家の両親が全額負担してくれた

などカップルによってその負担方法も多様です。 ふたりだけで決定するのが不安な場合は、ご両親にも相談しながら決めていく方法もありますが、前述の援助額の差異のようなセンシティブな問題もあるので気をつけましょう。

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負担割合で揉めないために!お悩み実例

お金のことはカップルでもきちんとしておきたいですね。 負担割合で悩んでいる花嫁様の実例をご紹介します。

結納がなかったから新郎側に多く出して欲しい!

相談内容

結婚式費用にもやっとしています。総額が400万かかりました。私としては「結納もなかったので彼側が多く払ってくれるかな」と期待していたのですが、彼は親に総額も伝えず「200万ちょうだい」とだけ言って、結局折半になりました。 新郎側が多く払うルールはないことは重々承知ですが、もし彼が「300万ちょうだい」と言えばそれだけの援助があったはずなのに、とモヤモヤしています。割に合わず腑に落ちません。うちの両親も不満そうです。何かいい方法はありませんでしょうか?

みんなのウェディング

この相談に対してよせられたアドバイスはこちら!

結納が無くなった経緯によっては伝えてもOK

■あなた側は結納をして欲しかったのにしてもらえなかったのでしょうか?
折半といっても、中身を見れば、ドレス代、ブーケ代、ヘアメイク代など、花嫁にかかる金額が多いです。
結納をやらないことになった経緯が、もし、あなた側の希望を聞いてもらえず、無しになったのなら、結納を無しにしたからもう少し出して欲しいと伝えてもいいかもしれません。ですが、もし、お互い納得の上で結納を無しにしたなら、「結納してないのだからそちらが多く出して」と言うのは、少し勝手だなと感じます。

確かに、結婚式費用の中で大きな金額を占めるのはドレス代なので、突き詰めていくと花嫁にかかる金額の方が多いかもしれません。
また、結納がなくなった経緯がお互いの同意の上なのであれば、彼側に負担を強いるのは勝手ではないか?そうでないのなら伝えてもいいと思う、という意見もいただきました。


両家でしっかりと話し合うべき!

■"結納もなく、式代は彼側が多めに払ってくれることを期待していました"とありますが、それは勝手なあなたの希望ですよね。彼としっかり話し合うべきですし、あなたの両親も納得していなさそうなので両家で話し合った方がいいです。
自分たちが勝手にモヤモヤしてることですが、相手に言わないことで両家の関係がギスギスしてしまうこともあると思います。

相談者さまの不満について、彼や彼の両親はどこまで理解しているのかも気になります。一方的に期待をして、不満を募らせているのであれば、それは義両親にとって寝耳に水ですよね。まずは話し合いをする、という意見はもっともだと思います。


お金の話し合いは事前がおすすめ。今からでもしっかり話し合って!

■事前に夫婦で支払いの方法を話し合うのが安心かもしれませんね!
今からでもご夫婦で話し合い、自分たちでの支払いが難しいときはブライダルローンよりはご両親に相談が良いかなとは思うので、どうしていくか決めていくのが良いと思います。
お金のことはもめやすい議題でもあるので、しっかり決めておいた方が安心ですね!
後回しにしてしまいがちな結婚式のお金の問題ですが、それが原因で夫婦や両家に溝が出来てしまうことも多いです。

回答者さまの言う通り、事前に話し合いをしておくのがおすすめですが、今からでも遅くありません。
結納は、地域差があるものの全国平均では全体の3割程度の実施率であり、絶対的なものではなくなっています。
結納についての考え方は本人や家族によりけりで、こうすべきというものはないので、結納の有無と負担割合を結び付けて考えるかどうかも話し合っておけるとよいですね。

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結局自分たちで払うのはいくらくらい?

結婚式費用 自己負担

負担額は200万円以上だったという先輩カップルが多数!
意外とみなさん、自己負担していますよね。

自己負担金額の平均は、117万円となりました。しっかりと計画的な貯蓄があると安心です。

自分たちで費用捻出派

全体の費用からご祝儀を引いた分、全てがおふたりの負担する金額となります。その平均が117万円ということですが、人数概算、ゲストの内訳(親族・友人など)を踏まえて大体の負担額を計算してみましょう。

家族からの援助あり派

全体の費用から、ご祝儀とご家族からの援助金を引いた額がおふたりの負担額となります。最も多い援助額はアンケートによると「200万円以上」となりました。

資金援助やご祝儀があっても、やはりおふたり自身での費用準備もしっかりしたほうがよさそうですね!

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支払いタイミングで準備する金額が大幅に変わる!

結婚式費用をいつどのように支払うのか、それに応じてお金の準備の時期や方法が異なります。また、結婚式場によっては、結婚式費用の準備の状態に応じてさまざまな支払い方法を選ぶことも可能です。
まず、結婚式の費用は、大きく分けて3通りの支払い期日があります。費用の支払い期日と、それぞれの特徴についてご紹介します。

前払い

結婚式当日の前日までに支払い完了させるのが前払いです。
多くの式場で採用されている方法です。
ただ、結婚式までに計画的に費用を用意する必要があるので、結婚準備に追われながら費用も準備!という慌しさにバタバタしてしまうことも…。

自分たちだけで費用の準備が難しいという場合には、両親からの援助をお願いしたりブライダルローンを組むなど、なんとしてでもお金を用意しなければならない点には要注意です。 また、当日追加料金が発生した場合の支払い方法や費用負担についても確認し話し合っておきましょう。

当日払い

当日払いは結婚式の披露宴後に支払いを完了させるパターンです。
ご祝儀を支払いにあてることができるのも利点です。

注意したいのは、アテにしていた金額にご祝儀が満たなかった場合のこと!そうなることを想定して、自己負担額を多めに考えて準備しておきましょう。

後払い

結婚式の翌日以降に支払うのが後日払いです。
ご祝儀をしっかりと自分たちで確認してから支払いできるのはうれしいポイントです。
でも、じつは後日払いは式場側にとってリスクがあり、不払いの事態は絶対に避けなければならないこと。
万が一支払いが滞った場合には、ふたりは式場側から督促されることになるので要注意です。

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負担の割合はいつ頃から話し合っておくべき?

結婚式費用 話し合い

肝心なこの費用負担について、どう決めていくかが大切になってきます。
両親に援助をお願いしたい場合、重要なのは、新郎新婦が事前に両親の意見を聞き、新郎新婦ふたりで話し合ってふたりの意見を合わせておくということ。
その後両家が顔を合わせて話ができるときに、負担について確認をするということが望ましいでしょう。

ふたりだけで負担の場合も援助をお願いしたい場合でも、結婚式をすると决めてから早いほうがベターで、式場を決める前にまでにそういった場を設けることができると安心です。

式場を決めるとき

きっちりとした見積を取れていればよいのですが、初期見積りで契約をした場合多くのカップルが見積アップを経験しています。
負担割合を決めても、「この金額は払えない」「こんなはずじゃなかった」となれば意味はありません。予算が上がることも想定して決めることが重要です。

特に援助をお願いしたい場合、両親のころの結婚式と現在ではゲストひとり当たりの単価が大幅に増えているため、「援助するとは言ったけれどこんなに高額と思わなかった」というトラブルになることも。

おおよその見積もりが出たとき

通常結婚式の打ち合わせは3回。
3回目の打ち合わせを終えたときの見積を最終見積といい、そこからは大きな変動は起きにくいものです。
この段階で負担割合を決めると現実的に支払うお金が把握しやすいでしょう。しかし、この段階まで話し合わないでお互いが「こうするだろう」と思い込んだままでいると危険です。

支払いの時

会場により異なりますが、前払いの場合は挙式の1週間ほど前のことが多いようです。
その後追加料金を清算します。
前払いはきっちり取り決めた通り支払っても追加料金については、曖昧なまま片方が負担ということもあります。追加料金についても決めておいたほうがいいでしょう。

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納得のいく割合を決めて後悔のない結婚式を

何かと悩みやすい結婚準備。
負担割合についても考え方がいろいろありますが、納得のいく着地点を見つけるためにしっかりと話し合って後悔のないように準備を進めましょう。

※ 2022年1月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー