1. 結婚式口コミ みんなのウェディング
  2. みんなのウェディングニュース
  3. ゲスト
  4. 結婚式の断り方!欠席理由の伝え方と新郎新婦との人間関係を壊さない配慮の仕方【体験談付き】

結婚式の断り方!欠席理由の伝え方と新郎新婦との人間関係を壊さない配慮の仕方【体験談付き】

2023.03.18

結婚式はおめでたいことですから、招待されたら基本的には出席したいもの。ですが、相手との関係性やご祝儀などの経済的理由などから欠席したい結婚式があるのも事実ですよね。

今回は、さまざまな理由で結婚式の欠席を決めた際に、新郎新婦に配慮した断り方を解説します。

結婚式の欠席を検討中…その理由とは?

結婚式に出席することはご祝儀の他にも、行くまでの準備にお金や時間がかかります。そうした負担をつらく感じたり、さまざまな事情があったりして、やむを得ず欠席を選択する場合があるでしょう。

結婚式の欠席を検討するのは、具体的にはどのような事情なのでしょうか。

よくある欠席理由をご紹介します。

他の結婚式と日時が被っているから

他に出席の返事を済ませている結婚式がある、もしくは他に優先度が高い(姉弟や親族など)の結婚式が後から同じ日に決まってしまった、という場合があります。

結婚式に適したシーズンや時間は重なりやすいものですから、珍しいことではなく仕方のないこと。ですが、断る際は心苦しく感じますよね。

仕事が忙しく、日程を開けるのが難しいから

仕事をしていると、参加しているプロジェクトの佳境やもともと大きなイベントが決まっていたなど、多忙なタイミングがありますよね。

忙しいタイミングと結婚式が重なってしまった場合、結婚式の参加が難しくなることもあります。また、土日休みの仕事ではない場合、お休みを調整できない可能性も考えられます。

お金がかかるから

ご祝儀ももちろんのこと、当日の服装の準備や、女性ならばヘアセットやネイルなどの費用が負担になるということがあります。遠方の場合、お車代が出るとしても、交通宿泊費もかかってくることも。

結婚式以外にお金が必要な場合は、結婚式への参列が難しいこともあります。

新郎新婦と疎遠・仲が良いわけではないから

しばらく連絡も取らず疎遠で、そんなに仲が良いわけではない新郎新婦に招待され、数合わせや余興を披露するために呼ばれたと感じる方もいるようです。

結婚式に出席することは準備も含めて負担がありますので、その負担を楽しいと思えたり、お祝いの気持ちと思えたりしない仲の場合は出席を見合わせたいことがあるでしょう。

▼結婚式に行きたくないと感じる理由にはその他にも?こちらの記事をチェック

目次に戻る

まずは確認!結婚式を断る時に絶対やってはいけないこと

結婚式の招待への打診を受けた場合、気が進まないと感じてもその場ですぐに断ることは避けましょう。いろいろな都合があることは新郎新婦も承知しているとは思いますが、あまりに即答してしまうと、「自分たちの結婚式にはもともとくる気がなかった」と思われてしまいます。

ただし、長期の出張が決まっている、妊娠中で産前産後の時期にあたるなど、前向きで明確な理由が伝えられるならば、その場で欠席を伝えても構いません。

前向きな理由ではないことや明確な理由がない場合は一旦保留にし、検討する意思を示すことが、今後も良好な関係を築く上でも重要です。
「仕事が忙しい時期かもしれないけど調整してみる」「ちょっと家族での予定が入っていた気がするので確認してみる」など、欠席を回答する前にワンクッションおいてみましょう。

目次に戻る

結婚式の断り方!伝える内容とその方法

おめでたいことだけに結婚式の招待は断りにくいもの。どのように断るのが新郎新婦にとってはよいのかを解説します。

新郎新婦に伝える内容の基本構成

どのような理由であっても、欠席を伝える場合の基本構成は同じです。
下記のポイントを元に、新郎新婦へ断りの連絡をしましょう。

  • 結婚式招待へのお礼とお祝いの気持ち
  • 欠席の理由
  • 欠席という結論とお詫び
  • お祝いの気持ちがあり、日を改めたい気持ちや、おふたりへの祝福のメッセージ

このような内容が文章に含まれるように、状況に合わせて考えてみましょう。

【よくある質問】理由は正直に伝えていいの?ぼやかす方法は?

一般的にお祝い事を断ることは水を差すことになるため、ストレートに理由を伝えてはいけないとされています。
ですが、下記に当てはまる場合はゲストのポジティブな状況による欠席のため、正直に伝えても問題ないといわれています。

  • 仕事の都合による欠席
  • 妊娠・出産・子育てによる欠席

仕事の都合は「ポジティブなの?」と意外に思うかもしれませんが、ゲストが仕事で活躍している、ということで状況としてはポジティブなことになるんですよ。

実際にどのような理由で欠席したのか、体験談と合わせてご紹介します。

理由を伝える場合の断り方(仕事、妊娠、出産、子育てなど)

以下の理由は欠席を伝える場合に正直に話してよい理由とされています。 先方に受け入れられる正統な理由であったとしても、「どうしても都合がつかない」と心からのお詫びをし、 お祝いやご祝儀を別の機会に渡すなどの気持ちを示すとよいでしょう。

  • 出産などのおめでたい予定
  • 身内の結婚式
  • 家族のお祝いごと(入学式・卒業式等)
  • すでに日程が決まっている出張や重要な仕事
  • 年に1度の資格試験等

体験談

「入社1年目、忙しすぎてやむを得ず!」
■入社一年目で仕事の繁忙期、人も足りなくて上司に休みをあげられないと言われ出席できませんでした。その際は電話で本当にごめんねと伝えました…同じ職業の友達だったので理解してもらえたけど、残念でした。(20代前半女性)

理由を伝えない場合の断り方(体調不良・お金・人間関係など)

理由を伝えることで新郎・新婦を心配させたり、かえって気遣いをさせてしまいそうな場合は、あえて伝えないものです。 心配させてしまう理由の筆頭としては体調不良があげられます。
金銭的な事情も気を遣わせたり、理解されずに関係性にヒビが入ることも。

他に招待されているゲストとの人間関係がよくないなども含めて「新郎新婦に気を使わせる事柄」が理由である場合は理由は正直には伝えないほうがいいでしょう。
他の結婚式が重なった場合、それが身内のものであれば伝えて構いませんが、友人の結婚式である場合は「先約がある」と濁したほうがよいでしょう。

体験談

「産後直後で、経済的にも厳しかった!」
■出産後すぐで、子育ての状況が読めなかったため。また、子供にかかるお金が増えた上に私自身が退職してしまったため経済的にも苦しく欠席を選んだ。新郎新婦には経済的な事情は伏せ、子育ての事情だけを伝えた。(20代後半女性)


「元カレと友達の結婚式、欠席して電報を!」
■私の昔の彼氏と結婚した友達の結婚式。友達は大切にしたい人だけど、元カレはもう二度と関わりたくないから。ただ断りづらかったので、とりあえず招待状を送ってもらって、頃合いをみて欠席をハガキでお返しした。代わりに当日に電報を送りました。(30代前半女性)

【番外編】忌み事は欠席することがマナー

身内の不幸など忌み事があった場合は、喪が明けるまで 慶事を避けるため、結婚式を欠席するのが慣例です。 したがって、出席したくても、逆に欠席することが礼儀とされています。 返信はがきには、おめでたい席に忌み言葉は禁句 なので「都合により欠席します」などと記載しましょう。
その後、口頭やメールで本当の理由を伝えましょう

体験談

「万が一の時はすぐに電話連絡」
■祖父の四十九日の法要と重なってしまった。招待状を返信した後だったので、速やかに新郎新婦に電話連絡した。(20代後半女性)

断る際の連絡手段とLINE(ライン)を使う際の注意点

結婚式の招待を断る連絡は気まずさを感じるもの。できればLINEで簡単に連絡したい!と思う方もいるかと思います。

しかし、LINEはできるだけ避けた方がいいでしょう。なぜなら、気持ちが伝わりにくく、文字でのすれ違いが生じることがあるから。

一番よいのは直接会って伝えることですが、難しい場合は電話で伝えましょう。
なお、いったん出席の返事をしていたものが、急な予定によって出席できなくなったことがあるかと思います。当日まで時間がない場合は、すぐに連絡が取れる可能性のある電話がいい場合もあるので、ケースにより判断しましょう。

LINEを使って断って良い場合としては、結婚式参加の打診のタイミング。 結婚式の打診がLINEできている場合は、その流れの中で返信することもあるかと思います。その場合はLINEで送っても自然でしょう。
グループLINEで来たものに関してもLINEで返信しても問題ないですが、返信は個別に送りましょう。

電話やメールで連絡が来ている場合は、基本的に相手から連絡があったものと同じツールで連絡をすれば大きな失礼には当たりませんが、招待状を受け取った後は十分に気をつけましょう。

目次に戻る

【パターン別例文】結婚式を断る際の伝え方

結婚式を断る際の例文をご紹介します。口頭で伝える場合にも参考になりますよ。

出産や仕事など明確な理由を添えて伝える場合

出産や仕事はおめでたい事情とされており、はっきりと伝えたほうがよい欠席理由です。 以下の例文を参考にアレンジしてみてください。

例文① 出産時期が近い場合

ご結婚おめでとうございます
〇月に出産を控えているため大変残念ながら欠席をさせて頂きます
おふたりの末永いお幸せを心よりお祈りしております

例文② 仕事の都合がつかない場合

ご結婚おめでとうございます
せっかくお招きを頂きましたが 残念ながら出張のため参加できずとても残念です
末永いお幸せを心よりお祈りしております

例文③ 他の慶事の場合

ご結婚おめでとうございます
お招きいただきありがとうございます
あいにく子どもの入学式と重なっており 残念ながら欠席させていただきます
素敵な式となりますようお祈りしています

はっきりと言えない理由の場合

病気や金銭的理由で欠席する場合は、理由をにごして書きつつ、招待してくれたことへの感謝や出席できず残念な気持ち、そして何よりおふたりの結婚を祝う気持ちが伝わるようメッセージにするのがポイントです。

例文①

ご結婚おめでとうございます
ご招待いただき とても嬉しく思っております
あいにくどうしても都合がつかず 残念ながら欠席させていただきます
また今度 お話を聞かせてくださいね

例文②

ご結婚おめでとうございます
おふたりの晴れのお席にせっかくお招きをいただきましたが あいにく所用があるため不参加とさせていただきます
素晴らしい式になることを心よりお祈りしております

例文③

ご結婚おめでとうございます
晴れのお席にお招きをいただき 心からお礼申し上げます
大変残念ではございますが やむを得ない事情により欠席させていただきます
おふたりの末永い幸せをお祈りしております

例文④

この度はご結婚おめでとうございます
あいにく先約がございまして 残念ながら欠席させていただきます
落ち着いたら ぜひ新居にお祝いに伺わせてください
またお会いできるのを楽しみにしています

目次に戻る

大切なのは関係性とお祝いを伝える姿勢

結婚式に招待されることは、新郎新婦から呼びたいと思われているということ。
「招待されていることは光栄なこと」と考え、欠席することが残念な気持ち、結婚へのお祝いの気持ちが伝わるように自分らしいメッセージを考えてみましょう。 新郎新婦にとっては一生に一度の大切な日ですので、断る際は最大限の配慮をお忘れなく。

※ 2020年12月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー