立地、建物の由緒格式とスタッフの人柄

タクシーが途中までしか乗り入れられない

値段相応以上の価値のある式場です。ただ単に費用を抑えたいだけであれば、こちらの式場は向かないケースもあると思います。でも、こちらの立地や雰囲気、格式などを含めた総額でいえば相応以上と言えるでしょう。私たちは貴賓室での初めての挙式ということで、プラン自体も出来上がっていない状態での契約者第一号となりました。ですので、基本プランから一緒に作り上げた感じです。価格を単純比較できないのでご了承ください。新郎新婦を含め38人での挙式で350万円弱というのは「それくらいはかかる」と「そんなに高いの？」の2つの意見に分かれると思いますが、私は前者のイメージでした。

貴賓室は、かつて天皇陛下しか入室が認められなかった別格の格式を持っています。それだけで満足なのですが、建物全体が由緒を感じるものであり、目の前には大阪城という最高のロケーションでした。ただ、貴賓室での第一号の挙式ということで、設備関係はゼロから始まり、柔軟な対応がとりにくいところがありました。例えばテーブルが狭い、スクリーンが移動式で小さい、一部見えにくい参列者様がいる、カラオケなどほぼ当たり前の設備がありませんでした。でも、我々は由緒格式伝統を選択したので悔いはありません。

貴賓室ではなかなか演出が難しいと思いました。スペースが制限されるためです。でも、今回は桜が満開の季節でしたので、随所に桜の花や木枝がちりばめられるなどの演出をしていただきました。

新郎としては、特に衣装にこだわりがないため難なく決められました。新婦側を見ていると大阪のショップは人気がありすぎてなかなか予約が取れないようでしたが、我々は名古屋店にも出向いて比較的ゆっくりとたくさんの候補の中から選ぶことができました。

足の悪い参列者のため車椅子を用意してくれ、しかも家族に代わって押したりしてくれました。みなさんフレンドリーでいつも笑顔。スタッフ同士も仲がいいのが伝わってきました。

大阪市のど真ん中。桜の名所であり、目の前に大阪城。これ以上の立地はないでしょう。ただ、一点だけ、そういう由緒格式が高いところだけあってタクシーで会場前まで行けず足の悪い参列者の方々には少しご不便をおかけしてしまいました。ただ、途中までは入っていけるよう可能な限りの対応はしてくれました。