ケーキと料理のオリジナルな完成度

優しい雰囲気の漂うチャペル。それは大理石やクリスタルといった硬質な材料に加えて毛皮やシルクが組み合わされたことで与えてくれた印象。ベンチに座っているだけで心が温まるような居心地の良さを感じました。
一方でパーティルームはとてもスタイリッシュ。シースルーの壁やエレガントな装飾品、そして可愛らしい肘掛つきの椅子など、こでまで出席してきた式場では見たことのないタイプでした。

一番オリジナリティを感じられたのはウエディングケーキ。
二人のたっての希望ということで、普通なら表に出てくることのない設計図も特別に披露されました。それは二人の希望を聞きながらパテシエさんがその場で描いたデッサンです。ここはどんなフルーツを使ってとか、こんな色でこんな形に絞ったクリームをとかって細かく書き込まれていて、それが完成されたケーキに見事に再現されていたのにはとても感動しました。

春に招待された別の式場では飲み物をお願いしてもなかなか出してもらえなかったり、シャッターチャンスなのにスタッフに横切られて撮れなかったり、食べ終わってないのにお皿をさげられちゃったりといった不愉快な思いを何度も味わっていましたが、今回はそういったことも一切なく、テーブル担当はお料理を出し下げしに来るたびにドリンクのおかわりはいかがですかと声をかけて下さるほど気が利いていました。

ミッドタウンの目の前ですから不便はなく、雰囲気としても上等です。