アットホームな二部制Wedding

一部目・二部目合わせて最終金額はゲスト85人で約460万円でした。初回の見積もりから上がった項目は料理、装花、衣装ですが、クオリティを考慮すると妥当だと感じます。衣装や装花はコントロールしやすい要素ではあるので、全体を見てある程度予算を設定してから打合せにのぞむのが理想だと思いました。また、招待状、席次表、プロフィールブックに関して友人向けはwebにしてペーパーアイテムを削減したり、衣装関連の小物は友人に譲ってもらったりすることで総額を抑えました。料理・ドリンク、装花、ギフトなどゲスト人数によって変動する要素は総額に大きく影響するため、特典を活用できるか検討することが値下がりのポイントになると思います。

◆挙式会場（チャペル）
2階部分まであるため天井が高く開放的です。バージンロードは長く、正面や天井近くにある窓から差し込む光が反射し、1日を通してとても幻想的です。木のぬくもりが感じられ、雨でもしっとりとした雰囲気で非常に趣がある雰囲気だと思います。当日は生演奏で更に上質な雰囲気がありました。
◆披露宴会場
ゲストの距離が非常に近く、アットホームな雰囲気です。フロア貸切な点も安心で、絨毯や窓の形などフロアによって異なるインテリアもセンス抜群でした。カジュアルでありクラシカルさも感じる内観です。
◆建物
島津製作所旧本社ビルということで、結婚式を挙げた場所がずっと存在し続ける点に魅力を感じました。クラシカルで当時のまま現存する部分は非常に趣がありました。中庭の竹が京都らしさを演出しており、老若男女問わず魅力に感じる建物だと思います！
◆設備
歴史のある建物ですが、スロープやエレベーターがあり、バリアフリーのため車いす・子連れのゲストにも安心して招待できました。披露宴会場にはキッズスペースも設けてくださいました。普段はレストランのスペースがお待合になり、飲物を提供してくださいました。カフェのような雰囲気で、当日は生演奏もしてくださいました。新郎新婦控室内にお手洗いがあり、ゲストとバッティングしない点が安心でした。また、クローク、更衣室は誰でも利用いただけました。

歓談の時間を多く取りたいという思いがあったので、演出はあまり入れませんでした。一部目披露宴（親族）では、新郎新婦は各卓で食事を行いました。また、二部目披露宴（友人）では、席札の裏に書くようなメッセージをあえて封筒に入れたお手紙にし、披露宴で新郎新婦退場後に一斉に配って読む時間を設けました。メリハリがあって場が締まりました。ただ、挙式から披露宴の間で演出を行う場所がなかったため、ブーケトスやバルーンリリースなどを行いたい場合は確認が必要かと思います。私たちの場合は挙式のみ参加のゲストとの時間を確保するため、親族写真撮影準備をしている間に、話したりプチギフトを渡したりしました。

新婦は白無垢とウェディングドレス、新郎は紋付袴とタキシードを提携ショップよりレンタルしました。ドレス選びは約半年前からスタートし、1回に3着ほど試着をし、5回ほど訪問して決定しました。提携ショップのため会場とマッチしたドレスが揃っていで効率的に選ぶことができました。写真などで好みのイメージを伝えるとより好みのドレスに出会えるのではないかと思います。試着の際は髪を軽くセットしてくれたり、アクセサリーをつけてくださるので当日をイメージしやすかったです。洋装、和装ともに価格帯がかなりあるので、予算をあらかじめ決めておくとドレス迷子にならずより効率的に決めることができると思います。新郎の試着は1回で完了できてしまうので、選択肢が少ないと感じられるかもしれません。

コロナウイルスにより延期した関係でプランナーさんが途中で変更になったのですが、しっかり引継ぎしてくださり不安を感じることはありませんでした。見積書や当日の行程が具体的なものになっていく中で疑問が多々ありましたが、プランナーさん経由でなくても各担当の方と直接連絡を取ることも可能でした。ドキュメント類はGoogleDriveで関連者全員が共有できていたのが便利で安心でした。事前の打合せをした担当者はプランナー、シェフ、ヘアメイク、フローリスト、BGM、司会者で、ムービー、カメラマン、アテンド、キャプテンは当日初顔合わせでした。どの方もあたたかい人柄で準備含め当日も楽しく、プロフェッショナルとしてもセンス抜群で安心してお任せしていました。

最寄駅の京都市役所前駅からは徒歩約1分ですが、打合せの際は阪急京都河原町駅から約15分歩いて行くことが多かったです。京阪・阪急・地下鉄と路線が多く、京都市内の式場の中でも特にアクセス良好だと思います。親族と来賓の方には式場からいただいた京都駅間で使用できるタクシーチケットを招待状と一緒に送付しました。私たちのゲストは車の方が多かったためチケット数は十分でしたが、足りない分はご自身で手配する必要がありそうです。