お料理の構成が素晴らしかった

チャペルの扉が開き、牧師さんに続いて新郎が登場。ベンチの中でも一番バージンロード寄りの席に座っておりましたので、実際のチャペルに入ってくるまでの長いアプローチを彼が強張った顔に照れ笑いを浮かべるという不思議な表情で歩いてくるのがしっかり見えておりました。
続いてお父様にエスコートされた新婦の入場。初めてお目にかかりましたがベール越しにも息をのむほどの美しさを放つ方でした。
聖歌隊の歌声はよく響き、照明で淡いブルーに輝くクリスタルのバージンロードが室内をずっと神聖な雰囲気に保ってくれているように感じました。

ガラリと装いが変わった披露宴。でも見渡せばメインテーブルの前面はあのチャペルの壁を飾っていたのと同じクリスタルで埋め尽くされていることに気づき、同じ施設の中であることを思い出します。
内装に和の要素が入ったことで私たちも肩の力を抜かせていただきセレモニーからパーティへと自然に切り替えることができたようです。

サプライズは最初からありました。司会の方から新郎新婦入場のアナウンスが流れ、全員の視線が入口に向けられます。雰囲気を盛り上げる音楽がしばらく流れたところで入口の扉ではなくカーテンが開かれてテラスから登場した二人。大歓声が沸き起こる中、みな慌ててカメラを向ける先を変えていました。
カーテンが開かれたことで一気に自然光が流れ込んだ室内。これも和の要素でリラックスさせてもらえた私たちをさらに解放し、楽しい時間の始まりを体感させてくれる演出であったと思います。

これもホテルと比べるようなものではないのでしょうが、礼儀正しく丁寧でスマートなといった形容が相応しいホテルのサービスに比べて、礼儀正しく丁寧でスマートな明るく親しみやすいサービスをしていただけたと感じています。気遣いやホスピタリティは同じレベルでしたがグローさんでは温かみを感じたのがその違いです。

伏見駅からも近いようですが私の家族は兄の運転による車でうかがいました。一方通行だけ気を付ければ錦通りから１本入るだけですので分かりやすいかと思います。