第一印象は施設でも最後は料理が良かった

市内在住ですが従姉妹のウエディングに招待されるまで、あそこの存在は知りませんでした。

白木の門をくぐり、砂利を踏んで玄関に進みながら見上げればジブリの映画で目にしたような円筒形というか多角形の筒というか、とにかく一般的なビルではない建物に目を見張ります。

建物に入ってすぐ正面にクロークカウンターがあり、荷物の預かりや受付会場の案内などをしてもらえてとてもスムーズでした。
親族控室はなんでこんなに立派と思えるほどの広さで、しかも円形のお部屋です。考えてみれば表から見上げたあの筒の中にいることがわかり、その披露宴でも出来てしまいそうなスペースでのんびりと過ごさせてもらいました。

一番驚いたのはチャペルです。建物の中がほぼ、名前の通りオリエンタルっぽい内装でまとめられていたのに、チャペルだけ光の女王様がお住まいになられているお城と言われても信じてしまいそうな装いです。こういうタイプにありがちの安っぽさ、作り物感といった残念さは微塵もありませんでした。

演出は特に派手なことをするタイプではなかったので、ケーキ入刀やキャンドルサービスといったスタンダードが中心でした。でもキャンドルのメインは私たち参列者が二人の中座中に点灯しておくタイプで見た目もきれいだしよかったと思います。
それとお食事の最後に二人からのプレゼントといってカーテンが開かれてテラスに色とりどりのスイーツが並んでいるのを見たときは盛り上がりました。デザートビュッフェは市内のホテルに食べに行ったことがありましたけど、そこより数倍も種類があって、ひとつひとつが丁寧につくられていて、甘さも控えめだったので思い切っていただけました（１２個）。

最初に門のところで出迎えてくれた制服姿の小柄な女性がスタイリッシュで、しかも最高の笑顔だったのが印象に残っています。披露宴のテーブルについてくれた方は一生懸命な感じでしたが、ちょっとだけ笑顔が足りなかったかな。

車で行きましたが何軒かとなりのパーキングを案内されて、無料チケットもいただけたので問題ありませんでした。