歴史と伝統、風格を大切にした会場

知事公館はホテルや専門式場ではありませんので、通常は管理人かがいるだけです。
結婚式を行いたいと思った場合はどこかのブライダル会社を通すか、
すべてのコーディネートを自分たちで行わなければなりません。
価格はブライダル会社により大きく異なります。大手は基本的に高いです。
サービス料も含めたトータルの総額にさらにプロデュース料5％がかかります。
お金に糸目はつけないのであればよいと思います。
会場そのものの利用料は7万円ぐらいです。

規程にあり、宗教行事はできませんので、牧師や神主を呼んでの挙式はできません。
必然的に庭での「人前式」もしくは「キリスト教式風（牧師なしで十字架のみ設置）」
に限定されます。
雨天の時はどうなるのか聞いたところ、会議室2の部屋で行えるとのことでした。
真夏、真冬は外での挙式は大変だと思います。
披露宴会場は、最大の会議室１を使用すると最大36人収容です。長机を利用し、
6×2の3列と高砂席になります。
円卓もできなくはないですが、円卓にするとさらに収容人数は減ります。
親族控室、友人控室など用途はいろいろ可能なはずです。
ブライダル会社ごとに使用方法は決まっていました。
宗教色にこだわらない、少人数でスペシャル感を出したい、そういう方にお勧めです。
専門式場ではないので、いわゆるブライズルームや、ウェイティングルームはありません。
綺麗で華やかな最近はやりのチャペルやガーデンウェディングを想像するとちょっとつらいです。
館内は土足禁止なので、来賓は全てスリッパに履き替えなければいけません。
靴も含めてドレスアップしたい女性も多いと思いますし、
靴の着脱で玄関は混み合うかと思います。
そこをどのように考えるか難しいところです。
トイレは収容人員の割に少ないです。２箇所あるのですが、
１つは新郎新婦控室に近いので実質的には来賓使用はできません。
新郎新婦の控室が必然的に一緒になってしまうので、サプライズ感はないです。

ブライダル会社によります。
基本は庭での人前式、ガーデンウェディング、こぢんまりとした会食会
という雰囲気になるかと思います。
元は知事のための建物ですので、室内は「役所感」があります
（歴代知事の写真が飾ってあるなど）。
それを外してもらうことはできませんので、そこも見学してもらうぐらいの
思い切った考え方が必要かと思います。
演出しだいでどうとでも利用できる施設です。
貸切ですし、建物全体のフラワー飾りなどお金に糸目をつけなければいろいろ出来ます。
時間帯・建物を十分検討して企画すれば自分たちらしい結婚式が出来ると思います。

ブライダル会社によります。最初打ち合わせた会社は、提携店のみの衣装利用といわれました。
自分の好きなブランドが提携店になかったので持ち込みを希望しましたが、
持ち込み料がかなり高く（レンタルとほぼ同価格）、あきらめざるを得ませんでした。

ブライダル会社によります。仙台の大手が主にプロデュースしていますが、
カップルによって合う合わないがはっきりすると思います。
そこは若くてノリノリで、最後は「知事公館の結婚式はうちだけです」という決め台詞で
仮予約に持って行こうとし、私たちとは合わない印象でした。
管理人は宮城県職員のＯＢです。管理人同士の連絡が取れていないようで、
話が伝わっていないことが多くありました。

立地、建物に関しては文句なく素晴らしいです。
高台からの一望も美しく、仙台の街並みを堪能してもらえます。
普段は入れないところですし、レトロでとてもいい雰囲気です。
歴史と伝統を感じさせる建物といい、ロケーションといい、お勧めです。
四季はいつでも美しいと思います。和装も似合うと思います。
ただ、一方通行が多く、道が分かりにくいので、
土地勘のない人はちょっとつらいかもしれません。