少人数だから出来ることを大切に。

主人と相談を重ね、手作り出来るものはする、乾杯専用のシャンパンを無くすなど、削れるところは削りましたが
やはり始めに想像していた金額よりは少し高かったです。
ですが私のやりたい事をすべて受け入れ実現させてくださいましたので満足しております。

夫婦で神様や神社が好きということもあり、神前式を希望しました。
挙式会場は桜新町駅よりほど近い桜神宮さんです。
こちらの神社はその昔伊勢神宮の禰宜であった芳村正秉さんが創建しました。
芳村正秉さんは当時の伊勢神宮祭主にとても信頼されており、
その証拠に伊勢神宮から分霊された天照大神の御鏡がいらっしゃいます。
歴史は古くありませんが由緒ある神社です。
式の始めには伊弉諾尊と伊弉冉尊が左右から回って巡り会ったところで結ばれようと言い合った
「天の御柱」を回る儀式をします。(写真二枚目) 個人的にこれが一番興奮しましたね。
希望があれば指輪交換の儀も組み込む事が出来ますよ。
道沿いにありますがとても静かで、隣にあるさくら幼稚園から聞こえてくる子どもたちの声もとても微笑ましいです。
虎幻庭は昭和初期に建てられた日本家屋をリノベーションしたレストランです。
柱や床に染み込んだ人々の記憶や、美しい当時の調度品なども目を引きます。
食事をしにいくだけではもったいない！と思うくらいの素敵な建物です。

正直、オリジナリティそのものの結婚式だったと自負しております。
結婚式のテーマとして私たち夫婦が好きな「青」を押し出していきたいという思いがあったので、
外注の招待状のサンプルを見せていただいてもピンと来ませんでした。
そこでもともとデザイン系の学校を卒業した私が全部作ればいいやと招待状から席札から
色んな青の紹介チラシ(画像9枚目)、結婚式のポスターなど
様々な紙物をデザイン、紙もしっかり選んでプリントしました。
普通の大きな式場では自分で持ち込んだりすると逆にお金がかかったりするイメージがありましたが、
虎幻庭さんではそんなことはなく、むしろ持って行く度に感動してくださってありがたかったです。
お花については季節的なこともあり青い花を用意していただくことは難しかったのですが、
青を引き立てるような色の素敵なお花をたくさん提案してくださいました。
一番やりたかった、司会の方ではなく新郎新婦が自分側のゲストを思い出を織り交ぜつつ
一人一人紹介するというイベントもうまく組み込んでくださいました。
私たちの式はかなり少人数でしたので、全員が全員のことをよく知り、
繋がりを感じて帰っていただけたのではないかと思います。
また、当日の写真はすべてフィルムカメラで撮っていただいています。
プロデュースして"もらう"のではなく、皆さんと一緒に作り上げていくのが本当に楽しかったです。
何よりスタッフの皆さんが楽しそうなのが嬉しかったですね。

衣装につきましては本当に「これしかない！！」というものに出逢うことが出来ました。
買い取りしたいと思ったくらいこの打ち掛けが大好きです。
「青」というテーマに逸れず、瓶覗色を基調とした四季の花々が刺繍された美しい衣装です。
ヘアアクセサリーは私物を持参し、ブライダリウムミューの方があの手この手で装飾してくださいました。
感謝感謝です。
主人の衣装は紋付羽織袴です。他に二種類お色味違いがありましたが、
やはり黒が格好いいですね。
追加料金で家紋を入れていただきました！嬉しいサービスですね。
前撮りのメイクも同じ方でしたので、式当日にはもうお友だちのような感覚で楽しく過ごせました。

皆さん本当によくしてくださいました。
私のわがままを楽しそうに聞いてくださった皆さんにどれだけ助けられたか分かりません。
いつかまたどこかでお会い出来たらいいなと切に願います。
本当にありがとうございました！

埼玉在住の私たちには多少通うのが大変でした。
遠方からいらっしゃる東京の土地勘がないゲストの方も少し大変かもしれません。
また、田園都市線は遅延が多いのでもしも運が悪いと時間に間に合わない可能性があります。
渋谷、品川からでしたらタクシーを使うのもアリです。
ですが都会の真ん中にあのように自然溢れる空間があることにはすごく驚きました。
迷ってる方は一度足を運んでみることをお勧めします。