ゲストにおもてなしの心が十分に伝わります

門を抜けるまでは、本当にここで良いのだろうか？入口はどこだろう…と少し迷いましたが、
敷石をたどっていくと、大変重厚感のある建物が目の前にあらわれます。
当日は天気がよく、会場からは陽光が差し込んで、自然で落ち着いた雰囲気となりました。
日本庭園の美しさを背景にした高砂は、和装に良く映え、二人がとにかく美しいです。
和装でモダンな雰囲気のなか少人数で考えておられる方は、ぜひ見学に行って欲しいです。
式に出席して感じたことは、他の方も書いていますがトイレが狭いので、振袖では動き回るのに苦労しました。
また、昔の建物らしい間取りのままなので、席の位置によっては柱と新郎新婦が重なるかもしれません。
こちらは、工夫次第かもしれませんが。

新郎新婦の希望で、とにかくアットホームに、退出時間も少なく、
ゲストとの交流をメインにされていましたので、ビデオ上映や余興などは一切ありませんでした。
ただ、乾杯やお祝いの挨拶のほか、参加者全員にマイクを渡してお祝いの言葉を話してもらう、
という趣向があり、とても和気あいあいな雰囲気で初めての体験でした。
人数が少ないからこそ、出来ることもあるのだなあと感じます。

これ以上ないアットホームな式で、新郎新婦の思いをそのまま体現するように、さりげない動きをされていました。
派手な演出や司会の方が目立ってしまうようなことはなく、あくまで控え目に動いている様子が好感を持ちました。
また、私は振袖で同席だったのですが、席から立ち上がるたびに椅子を引いてくださったり、
一言挨拶（新郎新婦の希望で参加者全員が順に挨拶していく演出です）の際に泣いてしまった時にも、
さりげなくティッシュを差し出して下さったり、大変心配りされていると感心しました。

駅から遠く、徒歩は難しいと思います。
私は家族に送ってもらい、帰りは式場の方にタクシーを呼んでもらいました。
一人参加でしたので出費となりましたが、邸宅レストランの雰囲気のためには仕方ないのかな、と思います。