抜けだらけの見積り、がめついシステム

見積もりは無意味です。高いプランに変えたからではなく、そもそも抜けている項目がかなりあります。「注文しない人も居るから」という理由で、ペーパーアイテムの値段が全部抜けていたり、写真が親族集合写真が1枚きりしか計上されていなかったり引き出物を入れる袋のように、持ち込み不可のため注文必須の品物であっても平気で抜けています。余程切り詰めたカップルであってもここまで削らないだろうという項目まで削ってあるので、真に受けたらダメです。150万円以上上振れしました。
尚、写真のプランにあるスナップ写真は、「口コミで見た」と言えばアルバム無しのデータのみに変えられます。正確な金額は忘れましたが10万円近く安くなります。

大聖堂のステンドグラスはとても素敵です。結婚式場のためだけに作られたなんちゃってステンドグラスではなく、海外の教会から運んできた100年以上前のステンドグラスだそうです。大聖堂内の音響がとても良く、パイプオルガンの音が荘厳に響いて感動しました。建物全体がお洒落にできていて、エントランスからラグジュアリーなインテリアで飾られているので打ち合わせに行くたびに素敵だなぁと思いました。スタッフの方が良く訓練されており、インカムで情報をやり取りしながらゲストや新郎新婦を案内してくれるので、繁忙期の挙式でも他の新郎新婦とかち合ったり、他の結婚式のゲストとすれ違うことはありませんでした。

持ち込み禁止が厳しすぎて、オリジナリティーはほぼ出せません。私の家が酒蔵なので、自分の家のお酒で乾杯したいと言ったら、一升瓶1本当たり8000円の持込料を取ると言われました。ブーケも伊勢山のプラン内の生花からしか選べませんので、造花やプリザやお気に入りのデザインを発注したいと思っている人はやめた方が良いです。どんなに言っても花関係の持ち込みは生花造花関係なく絶対に許可されません。席札や席次表は手作り出来ますが、テーブル名を書いた札は禁止、花の足元に飾る花紙やぬいぐるみ等の演出も禁止でした。「食品への混入を防ぐため」との名目で基本的にパーティー会場内への持ち込みは禁止されるので、引出物もパンフレットに掲載されていないものは入れることができません。ただ、なぜかファーストバイトスプーンは好きなものが持ち込めます。

ディスティニーラインでウェディングドレスとカラードレスとタキシードをレンタルしました。ディスティニーラインのドレスはかなりコスパが良いです。別の会場でウェディングフォト（ドレスも別の場所でレンタル）を撮影した後での挙式だったのですが、この値段でこんなに良いものが借りられるの？！と驚きました。ただ、試着用に吊られたドレスの一部にほつれが見られました。本番用は綺麗なものがあるのかもしれませんが、心配なのでそのデザインはやめました。最初に全体を案内してくれますが、吊られているのは高級ラインだけです。プラン内で納めたい場合、その旨ハッキリ伝えると、快くたくさん出してくれます。プラン内のドレスもすっごく素敵なので一見の価値ありですよ！他の会場で借りるよりかなり良質なドレスが借りられますし、選択肢もとても多いです。ただ、レンタル小物はすごく少ない上にゴツいデザインが多いです。MIKIMOTOのアクセサリーを借りられるのは魅力ですが、イミテーションはバブリーなデザインが多いので借りるよりメルカリ等で買った方が良いと思います。ベール込みのレンタルプランが提示されますが、あまり長いベールはありません。ベールを自分で調達してベール無しのプランを選ぶとかなり安くなります。

扉の開閉やエントランス受付の人達はインカムで連絡を取り合いとても統制が取れていました。ただ、ブライダルフェアで説明してくれるプランナーと、実際に担当するプランナーは別の人です。ブライダルフェアの担当者は実際の担当者よりも上級職の人らしく、態度も説明も良かったですが、実際の担当者は横柄な態度が目につきました。また、料理・花・写真・ペーパー・美容が全部担当者が違うので何度も同じ説明を繰り返し疲れました。最初の打ち合わせではブライダルプランナーとはほぼ会えず、ころころ担当者が入れ替わって説明に来るので、一体誰が主な担当者なのかわからず非常に不安になりました。全体的に殿様商売といった雰囲気で、ほぼ全ての商品について持ち込みを認めず、他より割高な自社商品からしか選ばせない方針でした。種類も少なく、出来ることが非常に限られたので解約を真剣に検討しました。

桜木町の駅から徒歩10分ほどではありますが、急な坂（紅葉坂）の上までひたすら登る必要があります。送迎バス有りと書かれていますが土日祝日やブライダルフェアがある日しかバスはありません。挙式の打ち合わせは水曜日と木曜日しか受け付けてくれないので、打ち合わせの際には有料バス・タクシーを使うか、歩いて登るしかありません。喘息持ちの私には辛かったですし、マタニティウェディングの方にはかなり辛いだろうと思います。真夏の打ち合わせは汗だくでした。