兵庫 神戸・阪神エリアのホテル「MAIKO HOTELsince1919(舞子ホテル)」の結婚式口コミ、費用や写真が満載。料理やスタッフ、進行演出、衣装や施設の評価をチェックしよう。
本番時 40代前半 男性
挙式日 2017年4月 (投稿2017年8月)
これは、この会場の雰囲気が好きかどうかで大きく意見の分かれるところだと思います。私達はこの会場の雰囲気が大好きでした。宝物庫を改造した式場、洋風建築の玄関ロビー、純和風の中庭と大広間、大正時代の建物の良さがそのまま残されており、一般的なホテルや新しい式場では感じられない風情があります。
手作りの気持ちのこもった物は、持ち込み料不要だと言ってもらえたのがかなりありがたかったです。手作りが大好きな2人なので、席次表や席札、ウェルカムボード、ブーケプルズのグッズを手作りするのは、大変ですが苦にはなりませんでした。ブーケを投げて人に拾わせるのが好きではないので、くじ引きみたいにできないか相談すると、ブーケプルズという方法があることをプランナーの方が教えてくださいました。ハズレを無くしたかったので、ブーケに繋がっていないリボンには新婦手作りのイヤリングを付ける工夫をしました。もらった人が幸せな気持ちになれるように、四葉のクローバーやバラ、ツバメなど、良い意味のあるチャームを探してきてイヤリングを作るのはとても楽しかったです。席次表や席札は会場の雰囲気に合わせて、和紙や千代紙を使って和風に作りました。最も個性的だったのは、新郎が盆栽好きで、装花と一緒に会場のあちこちに新郎の育てた盆栽を飾ったことです。もちろん受付にはウェルカム盆栽を飾りました。
式場によっては、式場側から「こういう演出は絶対入れてください(うちの機材を借りてください)」と言われてしまうことがあるかもしれませんが、舞子ホテルではそういうことはありませんでした。新郎が結婚式独特の演出された写真撮影が好きではなく、「絶対にうちのプロに頼んでください」と言われるといやだなと思っていたのですが、「写真を撮られるのが好きではないという理由で頼まない方もいますよ」と言ってもらえ、ほっとしました。お互いの実家と離れて暮らす祖父に渡すために、親族集合写真と新郎新婦のツーショット写真だけ3セット分プロに頼みました。
式の日が新婦祖父の誕生日だったので、テーブルラウンドの最後に祖父の席に行き、花束と手紙を渡しました。計画段階では祖父のひ孫にあたる2歳の新婦甥に渡してもらう予定でしたが、やはり当日はぐずって無理だったので、新婦から花束の贈呈になりました。事前に無理だった場合の動きを家族、式場ともに話合っておけたので、当日特に混乱はありませんでした。普段一緒に過ごせない祖父に誕生日のお祝いをしたくて式をこの日にしたので、無事にお祝いしてあげられて良かったです。
ウエディングドレスは新郎の友人が結婚式で着たものを譲ってくれて、それをリメイクして着ました。ネックレスは祖母の物を結婚を機に譲ってもらってそれを使いました。式の時のウエディングブーケ、披露宴の時につけた花冠は手作りも可能でしたが、やはり生花が良いと思い、装花を頼んだホテルの提携先の花屋さんで一緒に頼みました。
普段からレストランとしても営業されている所なので、料理は美しく、文句なく美味しかったです。ブライダルフェアで試食できるハーフコースは量が少なすぎて、あまり参考にはできませんでした。式の日取りが決まってから試食会を指定日のうちの1日を選んで予約しました。お互いの両親も呼んで一緒に行きました。好きなコースを選べるので、親達には高い方を、自分達には安い方を頼んでおいて、両方を食べ比べることができ、親孝行の一環にもなりました。新婦はアルコールが飲めないので、味がわからず、アルコールメニューは少し高いものにしたのですが、式後、ワインがとても美味しかったと大評判でびっくりしました。評価が4.5なのは、式当日、とても美味しそうだったウエディングケーキを時間がなく、食べることができなかったからです。式場によっては、式のときに食べられなかった場合、式後の控え室にケーキを持ってきてくれるサービスを行っている所もあるようです。すごくすごく美味しそうだったし、自分の結婚式のウエディングケーキって特別なケーキなので、とても残念で、今でも時々ショートケーキを買ってきて食べています。
結婚式って、たくさんの人が集まって大きなお金をかけて行われる大変な催しなので、大抵ここがひどかったとか、こんなトラブルがあって嫌な思いをしたとか、そういうことが起こりやすいと思うのですが、私達の場合、そういうことはほとんどありませんでした。スタッフの方々は皆さんそれぞれの立場で最高のお仕事をしてくださったと思います。私達の担当プランナーの方は、私達の希望に耳を傾け、のんびり屋の私達の決断の遅さや準備の不備にも忍耐強く接してくださっていました。結婚式をとても楽しみにしていた親族が病気になり、亡くなり、私達や家族が辛い思いをして、様々に急な変更の連絡をせざるを得なかった時も、私達の気持ちに寄り添い、静かに落ち着いて対応していただきました。着付けやメイクのスタッフの方は、プロの技で、毎日の仕事でボロボロになっている新婦を魔法にかけたように綺麗に変身させてくれました。料理を運んだり、飲み物を注ぎに回るスタッフの方達はタイミングがとても的確で、外国人のゲストにもジャパンクオリティーを感じさせてくれました。当日の動きのわからない新郎新婦のために、さりげなく立ったり、座ったり、動きの説明、声掛けも丁寧にしてもらえ、なんの不安もなく、輝くような特別な一日を過ごさせてもらったと思っています。
JRの駅から近く、新幹線の駅からも遠くないので遠方から来る親族にとって便利でした。駅からの距離はとても短いのですが、少し坂になっているので、高齢の親族、足の悪いゲストは、家族の車を使ったり、自分の車で来てもらったりしました。利便性はいいですが、住宅地の中にあるので、庭園の向こうにマンションが見えたり、戸外で親族写真を撮ると電線が写りこんだりします。そういうのが気になる人は避けた方がいいかもしれません。私達にとっては新郎の地元だったので、結婚式の打ち合わせ、準備物の搬入、新郎側の親族の移動にいたるまで、とにかく便利でした。
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会場名 | MAIKO HOTELsince1919 |
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挙式スタイル | 教会,神前,人前,その他 |
住所 |
兵庫県神戸市垂水区舞子台2-5-41
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費用・コストパフォーマンス
私達にとってこれ以上ない結婚式を行うことができたので、費用について不満は全くありませんが、質の良いサービスが保証された内容なので、やはりそれ相応のお値段がしました。新婦はメイク・衣装に普段あまりお金をかけないタイプだったので、メイク・着付けの値段が9万円ということに初めは違和感を覚えました。しかし、別日のメイクリハーサルの金額がそこに含まれていたこと、当日新婦一人にスタッフが3人付いて、なんの心配もない一日を過ごさせてもらったことを思うと決して高い値段だったとは思いません。2次会をホテルとは別の場所で行ったのですが、そこに行くための披露宴とは違う雰囲気のヘアメイクもしてもらえました。
新郎はアットホームな式を望んでいたので、初めは親族か友人に司会を頼むことを考えていました。しかし、招待人数が多いこと、双方の職場の上司が来ることからプランナーの方と相談の上、最終的にはプロにお願いすることになり、その分の費用がかかりました。しかし、上品な雰囲気のそれでいて頼りがいのある方で、お任せして良かったと思っています。当日の天気、会場の盛り上がり具合に合わせて、進行を柔軟に変えてくださっていました。また、打ち合わせの際に、式で新婦が両親への感謝の手紙の朗読をしない旨を伝えると、「人生の節目ですから、朗読しなくてもお手紙は書かれた方がいい」とアドバイスしてくださいました。当日、式が始まる前に渡すべく家族5人分の手紙を書きましたが、今までの家族の出来事が心の中で整理されて、書いて本当に良かったと思いました。このアドバイスに3万円くらいの価値があったと思います。