ロケーションは◎、お料理は残念でした。

敷地内にヤシの木が植えられていたり、スタッフさんの衣装が南国らしい少し変わったデザインになっていたりと、全体的に南国らしい明るくゆったりとした雰囲気でまとめられていました。
ロビー付近にはお手洗い、コインロッカー、更衣室、自販機のある休憩スペースなど、必要な設備は一通り揃っていました。
ただ、チャペルへの通路に(デザインとして)幅2センチ程の隙間が断続的にあったり、挙式の際に椅子が足らず立ち見のゲストが出たり、日差しを遮るもののない、風が吹き付けるテラスに喫煙スペースがあるなど、ゲストへの配慮の足りない部分もありました。

式の流れとしては、新郎挨拶から始まり、乾杯の挨拶(主賓祝辞)、ケーキ入刀、ファーストバイト、各卓写真、余興、新郎参加の余興、両親への花束贈呈というものでした。
余興は音楽関係のもので、よく準備されていて良かったと思います。
ただ、最近の結婚式では定番のプロフィールビデオ等の映像演出、お色直し、それに伴う中座・再入場の演出、ゲスト全員が参加できるような催し、花嫁の手紙などがなかったため、シンプルであっという間に感じました。

スタッフの方の対応は丁寧で感じが良かったです。会場への案内も明るい笑顔で、わかりやすく、スムーズでした。
披露宴の最中にお手洗い等で中座する際にもこちらに気づいてドアを開けて下さったり、ドリンクのおかわり等お願いしてもすぐ持ってきて下さいました。
お料理のサーブの方向(皿盛り料理は右から、パン等トングでサーブするものは左から)が一定していなかったことは少し気になりましたが、全体的には印象が良かったです。

当日は快晴の素晴らしいお天気に恵まれ、式場敷地内の景色はまるで、南国のヴィラのよう。ヤシの木や芝生の緑と空の青のコントラストがとても目に鮮やかで、印象的な美しさでした。この風景や施設のつくりはゲストの方々も皆さんとても褒めていらっしゃいました。
交通の便に関しては、JR三ノ宮駅付近からシャトルバス(所要時間約25分)が運航されていますが、20分に１回とやや本数が少なく、指定された時間までに会場に到着しようとするとどうしてもゲストが同じバスに集中してしまいます。招待ゲストが多い場合や同じ時間帯に複数件の式がある場合には、バス停で待っていても乗車できない人も出てきそうです。
私と友人は混雑を避けてJR三ノ宮駅よりタクシーで式場に向かいましたが、時間にして約15分、料金が約3,500円かかりました。リゾートタイプの式場なので仕方ありませんが、交通の便としてはあまりよくないと思いました。