お料理でしっかりともてなしたいお二人に

★∞です。５個じゃ足りない。食べる事が大好きで老舗からＢ級まで沢山食べ歩いてきましたが、間違いなく歴代１位です。食べた人を笑顔にする料理です。「うちの料理はこうだから！」みたいな押しつけでないからでしょうか。あまり得意でない食材でも自然と口に運んでいました。そして一番びっくりしたのが、偏食大王の主人が苦手な食材を食べていたのです。本当に驚きました。お料理で感動したのは初めてです。

パンは香ばしい香りを漂わせながら、外はカリッ、そして中はふわぁ～としていて、バターもふわっと溶けて染み込む暖かさ。焼く時の一手間をしてくださったのかな？と思いながら食べていたらビンゴ！お料理に対する気遣いが素晴らしいと思いました。メインばかりに気が行ってしまうのか、パンってないがしろなところは本当にないがしろですから↓。

そしてアミューズ♪この日はかぼちゃのポタージュでした（間違ってたらごめんなさい！）なんとお洒落な・・・。味？最高ですよ。舌触りも滑らかで、スパイスも多分入ってた（？）感じでしたが、なんし優しいんです。

そして海の幸のカクテル。なんとも華やかでおめでたい装いの下にはなんとブロッコリーのムース！アボカドと思いきやですよ。ブロッコリートスにちなんだのかな？子孫繁栄しますように(*´ω｀)

お次はフォアグラのロワイヤル。とは言ってもお味同士でバトルはしてませんでした（笑）まさかのフォアグラがメインでない！？こんな事が・・・現実です。しかも贅沢に黒トリュフがスライスされて・・・もう・・・もう贅沢すぎて死ぬんじゃなかろうかと。そして乾杯用のシャンパンを飲んでいたらイケメンなスタッフさんが表れて「ちょっと待て」と。「フォアグラに合うワインがあるのでそちらを是非」ナヌ！？・・・。初めてフォアグラが美味しいと感じました。主人と一緒になって感動しっぱなし。

この時点で十分満足してたのですが、怒涛のシェフの勢いは止まらない。

甘鯛の鱗焼き ラングスティーヌのポワレ

がやってきました。鱗って食べれるの！？と恐る恐る口にすると、普段口にすると不快感しか無いあの鱗がサクッと香ばしく、しっかりと下処理をしているのであろうプリプリと磯臭く無い白身が口の中で踊って何ともいえない絶妙な魚介の世界が広がりました。

お口直しのフルーツティーのグラニテ。フルーツで無くフルーツティー。ちょっと珍しいですね。柑橘系やアセロラのグラニテは良くお目にかかりましたが・・・。感想？美味しいにきまってる。

そして待ってました。みんな大好きお肉。和牛ロースのグリエ 季節野菜を添えて

他のフェアにも参加して試食しましたが、胃にパンチしてこなかった優しいお肉は初めてでした。単に味が薄いとかそういう意味では無く、食感も味もすごく良いんです。それでいて胃もたれしないんです。

最後にデザート。苺とバジルのマリアージュ

結婚して・・・。ってくらい度胆ぬかされました。バジルと苺って・・・・合うの？と思いましたが、超合う！って多分これは万人が出来る事じゃないと思います。他の作り手が作って再現できるかどうかは定かじゃない。こんなメニュー考えるなんて天才ですね。

そして食後のティー。これはなんとね、花が咲くんです。感動しますよ。

長々と書いてしまいましたが、つまるところ最高においしいです。

私たちはゲストにハンデのある方が居るので、交通の便では難しいのですが、そうでなければ間違いなく即決してたと思います。帰国後パーティーは無理でも普通のパーティーでもお世話になりたいと思いました。