歴史ある神社での神前式

神社に払う費用は初穂料10万円のみです。平安神宮では30万円ほどするので、京都の神社の中では標準金額だと思います。式にかかる衣装費用・撮影費用は別途自己手配が必要です。
式場の提携業者も紹介いただけますが、設定料金が高いので、自分たちでレンタルできる業者を探し、低めの費用に抑えました。下鴨神社へ納める初穂料は事前に支払っても良し、当日に支払っても良しなので自分たちの都合のいい時期に支払えるのがよかったです。

全体の大体の内訳が、下鴨神社初穂料10万円、下鴨神社控室お茶菓子代350円Ｘ人数分、貸衣装18万円、写真撮影10万円、会食費用13万円ほどだったかなと思います。

地元が京都で神前式をするのなら絶対に下鴨神社がいいと思っていたので、挙げることができてよかったです。挙式会場が通常使われている建物が修復中だったため、別の葵生殿という建物で執り行われました。
挙式中は提携業者であれ、撮影不可だったので、厳かな雰囲気の中進行しました。
玉串や、三々九度など、一般的な神前式の内容だったと思います。
挙式自体は30分ほどで終わります。その後は下鴨神社の境内で写真撮影をしてもらいました。

下鴨神社は神前式の人気も高く、30分毎に挙式が執り行われています。
自分たちの番が終わるとすぐに次の花嫁行列が進んでくるのが見えます。
併設されている下賀茂茶寮で披露宴等を行うようでしたらまた違うのでしょうが、私たちは
別の場所に移動して会食予定だったので、神社滞在時間は2時間もなかったと思います。その内ほとんどが撮影時間でした。

神前式なので、演出というより日本古来の婚礼の風習が体験できてよかったです。宮司さん・巫女さんを先頭に花嫁行列で挙式会場へ向かったり、誓詞朗読、三々九度など、神前式ならではの内容です。

撮影だけは提携業者の写真館さんにお願いしたので、境内のどこで撮影すれば綺麗にとれるかを熟知されているのがよかったです。本殿を背景に撮ったり、糺の森の小川沿いで2人で楽しそうに話してる自然体の写真を沢山撮影してくれました。

和婚スタイルさんで衣装はお願いしました。
良心的な価格で、白無垢・色打掛・当日のメイク・装花・ヘアスタイル・スタッフの方々の対応すべて大満足でした。神社にも介添えの方がついてきてくださり、ぱぱっと白無垢から色打掛へと着せ替えてくださいました。

提携業者さんでお願いするとどうしてもお値段が高くなってしまい、おそらく10万円ほど差があるとおもいます。
提携業者さんに依頼するメリットとしては、当日神社内での着付けができることです。外部の業者さんでは神社内での着付けはさせてもらえないので、衣装をサロンで支度してから、会場入りするという流れでした。
地元なので特に不便さは感じませんでしたが、県外の方からすると少し面倒かもしれませんね。それならば神社内で支度してもらえる提携業者さんを利用するのも大いにありだと思います。

挙式前に待合室で巫女さんが来てくださり、簡単な挙式の流れを説明してくれます。
誓詞の音読練習もさせてくれました。とは言っても玉串など聞いたこともしたこともない儀式がほとんどなので挙式中も、これをここに置いてくださいとか、回してくださいとかこっそり耳打ちしてくれますので、流れを覚えてなくても大丈夫です。

市街地からは離れています。
京阪出町柳駅から徒歩でいける距離ですが、境内に入ってからもなかなか距離があるので、ご親族には特にご足労になるかと思います。私たちは、ハイエースの10人乗りをレンタカーで借り、親族を京都駅→下鴨神社→食事処→京都駅まですべて車移動するようにしました。
レンタカーでなくとも、基本このような場合にはタクシーを利用するのが無難だと思います。