完璧な花嫁姿＆都会的雰囲気を求める方へ

ブランド力ある外資系高級ホテルと場所に相応しく、やや強気なお値段設定。
ただ、それ相応の価値があるとは思います。

お料理は２万円から。持ち込み料などもお高めです。
また複数の会場のなかでは、特にお花がボリュームに対してとても高いと感じました。

旧三井本館の建物にある、リンデンルームを目的に伺いました。

重厚感ある廊下の雰囲気はとても素敵でフォトジェニックです。
親族控え室やブライズルームも重厚感があり、素敵です。

披露宴会場は、こじんまりした空間で、華美さはなく落ち着いています。
上品な天井の金箔や、植物モチーフのカーペットの柄も高級感がありつつモダンでした。

ただ窓からは無機質なビルの中庭がうっすら見えるのみなので、
明かり取りと考えた方が良さそうです。また会場費と別に前室の料金がかかりますので、
お部屋の規模と設備を考えた時には、少しコストパフォーマンスが悪いかなと感じました。

また、会場へ行くためには、フラワーショップや美容室の前を常に通らなくてはならないのが、
どうしても「隅にあるお部屋」という印象がついてしまうこと、
また新館の大きな会場の前はかなりざわざわとしていましたので、
挙式後どうしてもその前を通らなくてはならないのが、少し気になりました。

チャペルはかなり天井が高く、水の流れる音や照明が個性的。
神殿というか、むしろ舞台装置といった独特の雰囲気ですので、好き嫌いはありそうです。

ドラマティックな空間のなか、列席者の椅子が背のないベンチスタイルで、
クロスもビニールなのが、（こだわりなのかもしれませんが）個人的にはちょっと残念でした。
なお人前式の場合、十字架を外すことはできるそうです。

私たちは小さい方のリンデンルームを考えていたので、このお部屋に関しては、
落ち着いた正統派の演出が似合うと感じました。

大きい方のお部屋は、映像を駆使することができるのが自慢とのことでした。

ご案内下さったプランナーさんは、ベテランで信頼できそうな落ち着きがありつつも、
若々しく気さくな雰囲気もあり、ホテルの雰囲気と合っている方でした。
案内も上手で、ひかえめであり、楽しい時間を過ごせました。

またホテル内を案内して頂きましたが、どのスタッフも柔らかい笑顔で挨拶を
して下さり、とても良い印象でした。

地下鉄直結、周辺も高級感あるロケーションです。

ホテルの雰囲気も都会的でスタイリッシュなのが魅力なのですが、
そのぶん、彼が、見せて頂いたアルバムのなかに「緑（植物）が全くないね･･･」
とつぶやいた通り、まさにザ・都会といったロケーションです。

個人的にはどうにも仕事の空間を思い出してしまい、
非日常という感覚の場所ではないのかも、と感じました。