和を感じられる芸術的空間

お値段の敷居が少しお高め

親兄弟含め6名の参列者、新郎新婦で計8名で69万ほどでした。元々は60万で契約しましたが、衣装差額やメイク代、お花代などで増えた感じです。色々削る為に交渉して果敢に攻めた納得の額です。人数にしては高いかもですが、場所が場所なのでこのぐらいはしょうがないかと思います。その名前に見合うサービスを受けられたと実感しています。

神前式をやる大巳殿での挙式でしたが、壁に大きな鶴の絵が飾ってあり、大海に飛び立つ新郎を表しているそうです。式場は凄く広くは無いですが、豪華で風情も感じれてパワーも感じます。特に式場入る寸前の一枚木を掘って製作された鹿の絵は見応えが凄いです。式中はじっくり見れないので下見の時にご堪能ください。参列者は前を向くのではなく新郎新婦を見るように内側を向く感じになります。

演出や進行で色々ご提案いただいたのですが、身内だけということもあり全て無しで会食や談笑に注力しました。オプションで催し物も多く取り揃えていてさすがだなと感じました。大道芸人さん呼べるみたいです。そもそもこの雅叙園は建物自体がもう演出のようになっており、非日常感が凄いです。建物の随所に先代の建物の名残を移築しており、衣装部屋に行く途中には明治を思わせるような赤い階段があり、有名な百段階段に、螺鈿(らでん)をあしらったエレベーターや壁に品位を感じます。温故知新、全てが美しいです。建物内にある大きな結びのある門も美術品達も、日本を感じさせてくれて、日本人として誇りある結婚式が出来ることを物語っています。

和装でしたが、専用の衣装室に入るだけでテンションが上がります。新郎は衣装の選択肢が少ないのが残念でしたが、新婦の白無垢は凄い種類が豊富で、なるべく低コストでとお願いしたのに要望も聞き入れてくれながら何種類も出してくれて、さすがだなと思います。色打掛も選びたかったです。小物や伊達襟など追加オプションも豊富で自分だけの組み合わせを見つけられます。

最初の申し込みの方とプランナーが違ってしまうのが残念でした。正直プランナーはハズレでしたが、自分達で決めることや交渉することは少なかったので問題なかったです。多くの方が働いているのできっとほとんどの方は当たりかと思います。介添の方は非常にはつらつとした方で安心して任せられました。特に新婦は慣れない和装だったので衣装に対して非常に気を配ってくださいました。撮影の方は第一印象は少し特殊な感じでしたが、「芸術」という言葉を熱く使っていてそこに信頼感を得られとても楽しく撮影出来ました。メイクも複数人がかりでやっていただき、要望もしっかり聞き入れてくれてバッチリでした。

1時間に3本ほど送迎バスが出ており、駅出てすぐの場所から乗れます。駅からは坂を下り、帰りは坂を登る感じになりますが、最近Amazon本社が出来たことでその建物内を通ることで坂をエスカレーターで移動できるようになりました。結果15分もかからずに雅叙園内につけます。