本物のレトロ空間でアットホームな結婚式

最初の下見の際から、最低ラインの見積額ではなくて各項目の近年の平均額での見積を出してくださいます。なので、最初は「うわぁこのくらいするのかぁ…」と少々怯みますが、でも結果的に非常に現実的な額だと思いました。
もちろん打ち合わせの中で増減する点はありますが、プランナーの方が「予算〇〇円くらいには納めましょうね」と確認してすすめてくださったのは、非常に安心感がありました。
また、基本的には1日1組の会場なのですが、秋のハイシーズンのみ2部制になり、2部制の日程には割引がありました。

私たちは少人数の結婚式だったので、映像関係を使用しなかったこと、フォトブックも自分たちで後日作成することにして、式場には頼まなかったので、その点は節約できたと思います。
その分、ゲストへのお料理や引き出物についてはしっかりと予算をとって使いました。

会場自体が有形文化財に登録されている、非常にレトロで趣のある素敵な建物です。元々、古美術商をされていたところを貸会場として使用するようになった経緯があるそうで、会場のいたるところに絵画やアンティークの調度品が飾ってあり、天井も床もドアも窓も、どこを取っても素敵です。元々がとても雰囲気のある会場なので、装飾をしなくても成り立ってしまうのは、この場のもつ力だと思いましたし、実際に準備をする段階では、会場の装飾までかける余裕が実際なかったので、、その点でもとても良かったです。披露宴会場は、吹き抜けになっている階段を昇った2階にあり、大きな天窓があるため、とても開放感のある会場でした。
バリアフリーではないので、その点は注意が必要ですが、スタッフの方がカバーしてくださいます。

受付時にメッセージカードを書いてもらい、挙式時に1人1人前に出てきてもらってボードに張り付けてもらう演出を行いました。
下見の時にお聞きして、やってみたいなぁと思っていたのですが、実際やってみると1人1人の顔を見て言葉を交わすことが出来て、想像以上に感動しました。

衣装は連携先が4か所あるため、選択肢はとても広いです。私はそのうち2箇所で試着をし、デザインや料金などを比較して決めることができました。連携のショップで借りると、割引が適用されました。また、最終的にレンタルしたショップではイヤリングなどの小物の代金もドレス代に含まれていたため、追加で費用がかさむことが無かったので、とても有難かったです。

1人1組の会場ですので、スタッフの方も余り多くはありませんが、その分とてもアットホームで、どの方もとても誠実にご対応いただけました。担当のプランナーの方は非常に安心感のあるベテランの方で、何かあっても大丈夫！という安心の中で準備ができたことに感謝しています。特に今年は新型コロナの影響で挙式を延期せざるを得なくなり、そのことで色々変更があったり、不安になったりすることがあったのですが、パビリオンコートの皆様には非常に柔軟に、また新郎新婦の気持ちに寄り添ってご対応くださりました。この会場にして良かったなあと心底思いました。
当日のスタッフの方々も心強く親切な方ばかりで、何をするにも初めてづくしの私たちをしっかりサポートしてくださいました。

式場の向かいには青蓮院があり、青々としたクスノキが迎えてくれます。祇園の方へ抜ける道を歩けば、知恩院、円山公園、そして八坂神社と京都の名所を通って行き来することができる、素晴らしい立地です。私たちも式場の下見や打ち合わせの帰りに、京都観光を満喫できとても思い出深いです。

また、東西線の東山駅からは十分に歩いて行けます。ゲストの多くは京都の方だったので問題ありませんでしたが、あまり土地勘のない家族には、阪急の河原町駅からタクシーで来ることをお勧めしました（歩けないこともないです）。