東京 表参道・青山・渋谷エリアのレストラン「メゾンドミュゼ」の結婚式口コミ、費用や写真が満載。料理やスタッフ、進行演出、衣装や施設の評価をチェックしよう。
本番時 20代後半 女性
挙式日 2018年2月 (投稿2018年6月)
玄関のドアを開けると、古い洋館ならではの独特の匂いがします。その先には螺旋階段が連なり、貴重なエルテの作品たちがお出迎え。「本物」の場所で結婚式を挙げたいと思っていた私たちにはぴったりの場所でした。
私たちは午後の披露宴でしたが、会場は昼と夜でまったく違う顔を見せてくれます。冬の太陽のやわらかい日が差し込むなかの入場。お色直しの時には庭にランタンが灯り、神秘的ですばらしかったです。
彼が一回り年上ということもあり、披露宴は落ち着いたお食事会というイメージにしたかったのですが、そういったカップルにはぴったりだと思います。司会の方のアドバイスもあり、ファーストバイトなし、ムービーの演出も一切なし、というトコトン引き算の披露宴となりましたが、ロアラブッシュの雰囲気の中だからこそ許されたのだと思います。
今までたくさんの結婚式にお呼ばれしてきましたが、「可愛い会場だな」とは思うものの、心から素敵と思う会場には巡り会えませんでした。ロアラブッシュは、東京で挙げるならここしかない!と言える、雰囲気抜群、最高の会場です。
提携のお花屋さんのセンスが抜群。私たちが「ケチらない!」「妥協しない!」のポイントとして選んだのは装花でした。結果、お花とキャンドルだけだけで50万円ほどかかりましたが、想像以上に素敵な会場になり、120%満足です!
もともと私(新婦)はアンティーク家具や小物が大好きで、洋館の雰囲気を最大限活かしながら、そこにオリジナリティをプラスしたいと思っていました。コンセプトとして選んだのは”エバーグリーン”。それをお花屋さんに伝えたところ「じゃあ、お花はナシにして全部グリーンにしましょう!」と一言。テーブルの名前をすべて常緑樹の名前にし、白樺の木と緑のみを配置することになりました。当日、ドレスを着て披露宴の会場に入ると、清々しく、それでいて少し甘いグリーンの香りが辺りを満たしていました。みなさんから「こんな装花見たことがない!」とお褒めの言葉をいただき、大変うれしかったです。
ブーケに関しても「1着目は清純でごくごくシンプルだけどモダンな雰囲気がほしい」「2着目は、新郎のベストのうしろの赤いリバティ柄に合わせて赤を貴重に。でもアンティークな感じを出したい」という面倒なリクエストに応えていただきました。玄関周りやお庭の装飾も、本当に、本当に素敵だった!
とにかく提携先が多い。その中にもともと憧れていたアンティーク生地を中心に扱ったドレスショップがあったので即決でした。
私の場合は2着ともウェディングドレスだったので、中座後にどうやって印象を変えるか悩みました。が、プランナーさんやお花屋さん、またヘアメイクさんに相談するうち段々と形に。2着目のドレスでは頭全体をボタニカルにしようとブーケと同じ草花で飾り付けました。しかし、編み込みも何もしていないショートヘアにこれをするのは大変なようで・・・ヘアメイクさん、きっと研究されたのだと思います。ありがとうの気持ちでいっぱいです。おかげでガラリとイメージを変えることができました。挙式と披露宴ではヘッドパーツのみアネモネ一輪→帽子(こちらもドレスショップレンタル)に変更しましたが、少ない予算で印象が変えられたのでよかったです。
新郎の衣装も同じショップでレンタルしました。こちらもアンティーク生地が使われている一点物。新郎は1着のみのレンタルでしたが、入場ではジャケットを着て、お色直しではジャケットを脱ぎベストのみで入場しました。レンタルショップの方のアドバイスで靴下を3回変えたのですが、思いの他これが効いていました。新婦の衣装や会場の雰囲気に合わせて新郎の靴下の色をブルーの花柄(挙式)→マスタード(披露宴入場)→ボルドー(再入場)と変え、裾もダウン→ロールアップ→ダウンと変えたのでかなり印象を変えることができました。
どの衣装もロアラブッシュのアンティークで重厚な雰囲気ととてもマッチしていました。ドレスやタキシード自体もよかったのですが、親身に相談に乗ってくださったレンタルショップの方には本当に感謝しています。
両親と彼と4人で試食に行き、3種類のコースを食べました。たぶんグレードアップしたくなるだろうな~と思っていたのですが、料理人である父の「一番ランクの下のコースが一番素材の味が生きている」という一声でグレードアップなしに。通常のコースでも十分に満足できる内容でした。料理だけでなく、デザートも本当においしかったです。紅白のババロアとシャーベットを一緒に食べるとさらに美味しくて、友人たちには「絶対一緒に食べてね!」と事前にアナウンスしました。笑
ウエディングケーキは新郎の希望で(なぜかケーキだけはこだわりがあったようです・・・)、スタンダードな”いちごだらり”になりました。味もとってもよかったのですが、ケーキが出てきた瞬間、会場には「わ~!」「すごい~!!」という喚声が!シンプルでモダンなデザインのケーキにも心が揺れたのですが、会場にいるみなさんに目でも味でも楽しんでもらうには、このケーキで大正解だったなと思います。
見学に行ったときのスタッフさんが笑顔が溢れるとっても素敵な方で、「あなたが当日もプランナーさんをしてくれるなら、この場で契約します!!」とお願いしました。その後、無事に担当プランナーとなり、披露宴当日までサポートしてくださいました。でも、他のスタッフの方も、若い新人さんからベテランさんまで本当に印象がよく(電話対応含む)、毎回ロアラブッシュのみなさんに合うのが楽しみでなりませんでした。
私の場合、自分自身がざっくばらんな性格なので、いいものはいい、悪いものは悪い、とはっきり言ってくださる方が好み。その点、担当の方は私の性格にとっても合っていたと思います。思えばお花屋さんもそんな感じでしたね。一度ペーパーアイテム(すべて手作りでした)の案を見せたところ「う~ん、ちょっと子供っぽくて僕は好きじゃないな!」と言われたことがありました。笑 でも、その空気感がすごく気持ちよかったんです。
司会はベテランの方にお願いしたのですが、式が近づくにつれてナーバスになる私をメールや電話でもサポートしてくださり、何とお礼を言ってよいか・・・。
特に結婚式場だとアルバイトの給仕さんもいますが、ここにはプロしかいない。若い方も本当にしっかりしていて、スタッフに関しては絶対的な安心感があります。
場所が若干わかりづらいのですが、私たちだけの特別な場所・・・なんだか隠れ家のようで、雰囲気づくりにはプラスに働いたと感じています。
主賓の方には事前にタクシー乗り場の案内をしていましたし、式場からもすごくわかりやすいイラストの地図をいただいて招待状に同封したため、迷ったというようなお話は聞きませんでした。
引き出物の種類が多かったのもかなりポイントが高いです。最終的にカタログギフト+スイーツ+縁起物という定番の組み合わせにはなったのですが、カタログギフトは表紙も中身もとてもおしゃれで色々な方から褒められました。スイーツは色々試食をして決めることができましたし、縁起物も「おいしい」「こんなの見たことない」と言っていただけてとてもうれしかったです。
また、私たちは近くの聖ドミニコカトリック渋谷教会で挙式を行ったのですが、ロアラブッシュが好きな新婦さんはこの教会かなりツボなのでは?と思います。挙式できる日程に制限があり、また本物のカトリック教会ですので夫婦そろってミサや勉強会に参加しなければなりませんが(私たちは信者ではなかったので)、それらがクリアできればおすすめです。
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会場名 | メゾンドミュゼ |
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挙式スタイル | 教会,人前 |
住所 |
東京都渋谷区渋谷4-2-9
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費用・コストパフォーマンス
ドレス1着想定で見積もりを出していただいたこともあり、当然、最終的には見積もりよりもアップ。それに、こちらの会場さんはディスカウントには一切応じません(最初から提示されていたシーズン割引のみ)。ですが、会場・スタッフ・お料理、何を取っても最高。値段以上の安心感がありますし、何よりも「オリジナルの結婚式をしたい」という気持ちへの理解があり、とても協力的でした。
すばらしい建物で披露宴ができたこと、料理が絶品であること、それらはもちろん価値のあることですが、結婚式という人生の一大イベントを、このプランナーさんと、このヘアメイクさんと、司会者さんと、お花屋さんと一緒につくり上げることができたことは、私にとってかけがえのない、値段をつけることのできない価値ある経験になりました。