創意工夫が感じられない

こちらの提示した予算内での見積もりをいただいたので、実際のコスパは不明です。
他のホテルと同じくらいの価格帯かと思います。

クラシカルな雰囲気に惹かれて下見に行きましたが
便利な立地、プリンスという名前、そして歴史ある建物での客寄せに甘んじているという印象をうけました。

ロビーは薄暗く、内装全体に新しさが感じられません。
古きを活かしながらモダンに見せるような工夫は見られませんでした。
気になっていた野外のチャペルは経年の汚れが目立ち、チュールもほこりをかぶって薄汚れていてキレイには見えず。
案内された披露宴会場は、窓枠がサッシ窓でびっくり。
しかもそれを隠すわけでもなく丸見えで、高級感とは逆で庶民的な雰囲気を漂わせていました。

クラシカルな建物を活かしつつ、より高めていこうという気概を感じられず、残念でした。

模擬披露宴で、３ｍはあろうかというほどの巨大なウェディングケーキが登場しました。
しかもケーキカットと同時に、ケーキと新郎新婦が載っている台が回りはじめ、どの角度からもご覧になれます！という解説付き。
幼い頃にみた芸能人の結婚式という雰囲気で、そのような昔風の式を目指す人にはいいかもしれませんが、そうでなければおすすめはできません。

模擬挙式での牧師先生の対応に疑問です。
外人牧師さんでしたが、言葉がつまったり、「おめでとうございます」というべきところを「ありがとう・・・あっ、おめでとうございます」と言われたり。。
他の式場では、いくら模擬とはいえ本番さながらの緊張感をもって取り組まれていたので
この緊張感の無さにがっかりしました。

試食会の時は、各部門の責任者がぞろぞろと出てきてご挨拶されていました。
みなさん中年からご年配の男性でした。
何人ものおえらい方の挨拶を聞いて、式場選びにきた若い男女が喜ぶ事なのか疑問を感じます。

この光景を見て、ここの会場の魅力のなさが分かった気がしました。
昔気質な男性社会のホテルなのでしょうか。
女性に対する配慮というか、どうしたら最近の女性に満足してもらえるのか、といった創意工夫が見られず
女性の意見を積極的に取り入れる風潮がないのでは、と邪推してしまいました。

品川駅から近いので、遠方から飛行機で来るゲストにとってもありがたい立地だと思います。