東京 新宿・中野・杉並エリアの専門式場「west53rd日本閣(ウエスト フィフティサード)」の結婚式口コミ、費用や写真が満載。料理やスタッフ、進行演出、衣装や施設の評価をチェックしよう。
下見時 20代後半 女性
訪問日 2016年9月 (投稿2016年9月)
元々は老舗の料亭で、今年で95年ほどの歴史があるそうです。
美術館を意識した建物だけあって、なんといっても、施設自体がものすごく大きいです。ちょっとした駅ビルくらいあります。
建物内に庭があったり、木が植えられていたりするほどです。
バリアフリーも完備していますし、駐車場も50台ほど無料で使用できるそうです。
こじんまりした式を望む方には合わないかもしれませんが、ある程度の規模を想定されている方には魅力かと思います。
外観は、四角形が印象的なモダンなデザインです。
空中庭園もありところどころに植物が植えられているので、ザ・式場というよりはやはり美術館のようなイメージに近いかと思います。
内観ですが、まずロビー部分に入るとデザイナーズソファが多く並んでいます。
大きなピアノや、縦長のディスプレイでオリジナルの映像が流れていたりと、展覧会に訪れたような気分を味わえます。
ロビー部分にはカフェも併設されています。
披露宴会場に関しては、今回見せていただいたのは2つです。
ひとつは地下一階にあるもので、窓から滝を眺められる空間でした。
黒を基調とした落ち着いた雰囲気で、床は石造り、プロジェクター&スクリーンが2個設置されていたのが印象的でした。
こちらの会場は四角テーブルで、3人から8人まで、ゲストのグループに応じて自由に変化をつけられるのが特徴だそうです。
こちらの披露宴会場も大分大きかったのですが、待合室も50人は優に入れそうな空間を2つ3つ試用できます。
そのうちのひとつはロココ調の空間で、壁には西洋絵画が多数飾ってありました。アート好きには堪らない雰囲気だと思います。
もうひとつは、「チェルシー」と呼ばれるフロアでした。
全てにおいて黒地に金色で装飾が施されており、イメージとしては映画「華麗なるギャツビー」(バズ・ラーマン版)に近いでしょうか。
1930年代のニューヨークを意識しているそうなので、この映画のテイストに近いといえます。
こちらは扉が3つあるほか、スピーカーもかなり強力なものが揃っていました。
ゴージャスかつアーティスティックなパーティをされたい方にとっては、地下会場よりもプレミア感を得ることができると思います。
会場によって使用料が変わらないのも魅力的に感じました。
チャペルに関してですが、最上階にあり、エレベーターを降りると植物園のような空間が広がっています。
脇には空中庭園があり、晴れた日にはそちらで集合写真を撮るそうです。
チャペル自体は全面ガラス張り、ガラスとガラスの間に和紙を貼っているので柔らかな光るが会場全体に広がっています。
80人ほどは余裕で入るつくりで、入り口から祭壇に向かって天井が高くなっていきます。
十字架部分はLEDライトになっており、消すこともできます。
裁断部分にはパイプオルガンがあり、荘厳な音楽を奏でていました。
密閉空間なので音の返しも良く、ですが空調が利いているので過ごしづらさや閉塞感はありません。
床は大理石で、なかなか他の会場ではお目にかかれない立派な会場でした。
プランナーさんも話していたのですが、フラワーシャワーやバブルシャワーといったいわゆる式場の演出はありますが、空間としてのオリジナリティがすさまじいので何もしなくても特別感は出せると思います。
例えるなら、近代美術館を借り切って結婚式を挙げる感じでしょうか。建物全体が一つの芸術作品であり、いたるところに美術品が飾ってあるので、ことさら演出を行う必要はなく、空間を楽しむだけで時間はあっという間に過ぎてしまう気がします。この空間で式を挙げるということがもう一つのステータス、といっていいほどの設備です。
小物というか、料理の際のお皿なのですが、会場で窯を持っているそうで、食器は全て自分たちで焼き上げているそうです。エーゲ海風の平皿から、百人一首の世界観を焼き付けた角皿まで、それこそ風流なものからモダンなものまでそろっているので、新郎新婦の美的センスにがっつり応えくれそうです。
見学した際に試食させていただいたものは、
・スモークサーモンでしょうゆ漬けにした玉子の黄身を巻いたもの
・野菜寿司(蟹に冬瓜、イカにミョウガ、マグロに山芋)
・パプリカのムース
・枝豆ととうもろこしのキッシュ
・ローストビーフ
・ブリュレ
・ガトーショコラ
・マカロン
でした。
そのほか、「和モダン懐石」ということでフランス料理と日本料理をミックスさせたオリジナリティある料理や、締めには鯛の茶漬けも振る舞われるそうです。元料亭という強みを生かしたメニューは、年配の方にも受け入れられると感じました。
お皿にも拘りがあるそうで、どの式場にもないようなデザインが印象的でした。
ケーキブッフェもあるそうなので、若い層もカバーできるかと思います。
他の会場よりも年齢層は高めで、ベテランのプランナーさんが対応してくださいます。見学の際にも押し付けがましくありませんでしたし、こちらが気になる点を先回りして解説してくれるので、安心感が違うなと感じました。
決してリーズナブルな会場ではありませんが、スタッフさんたちがお高くとまっていることもなく過ごしやすい空間を作り上げてくださいました。
東中野駅の東口から徒歩30秒ほどでしょうか。二駅で新宿なので、アクセスは非常にいいかと思います。とにかく建物が大きいので、迷うことなくすぐたどり着けます。
あらゆる点において美意識が感じられる施設なので、こちらでしか叶えられないものはあると感じましたし、予算の部分で問題がないのであれば、贅沢すぎるほどの空間ですのでオススメです。約100年の歴史がある上で、徹底的にモダンなつくりにしてあるため、今のカップルのニーズに合わせたおしゃれさを持ちつつ、老舗ならではのきめ細かい気配りを備えた会場だと感じました。
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会場名 | west53rd日本閣 |
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挙式スタイル | 教会,神前,人前 |
住所 |
東京都中野区東中野5-2-1
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費用・コストパフォーマンス
50人で大体250万円クラスの式場です(招待状や席次表は抜く)。仏滅特典で大体25万円ほど値引きをしていただけました。あとは、当日成約特典で15万円値引きしていただけるそうなので、日時限定ではありますが最大40万ほどはマイナスになりました。ただ、かなり限定的な条件なので、250万ほどは覚悟しておいた方がよさそうです。