大人女子にも合いそうな理想どおりの教会

料理・立地・ゲスト控え室・スタッフ・予算

すべて一番下のランクのものしか見積もりに入っておらず、当初の見積もりどおりに挙げることは不可能。料理のスタンダードランクはメイン料理が豚なので確実に値上げになる。お料理ごとに組み合わせ可能ということだが、スタンダードコースで通すことは無理だと思う。また、ドリンクメニューは見ていないので詳しくはわからないが、ここも値上がりする可能性を踏まえてきちんと見せてもらうとよい。最近の結婚式はカクテルやオリジナルドリンクなど工夫されていてとにかく選択肢が豊富。
ドレス・装花等も値上がりすることが予想される。送迎バスが無料でついてくるのは嬉しいが、駅からの道のりを考えると送迎バスをつけないという選択肢はありえない。

チャペルは色調がシックで天井も高く、ステンドグラスが美しい。長いトレーンのドレスを活かせる五段の階段や赤じゅうたんのバージンロード、まさに結婚式のチャペルといえばこれ！！と、女性が一目ぼれする憧れの教会。
一方、披露宴会場はステンドグラスの装飾がケバケバしくあわせる装花とドレスにかなり制限がありそう。よく言えばゴージャスということなのだろうが、部屋全体の色の印象が決まってしまいテーブルコーディネートが難しい。こちらのチャペルに憧れる女性が好む披露宴会場なのか疑問。

これといった提案はしてもらえませんでした。チャペルを出てすぐのガーデンでフラワーシャワーとブーケトスがおすすめの演出のようです。定番中の定番をしっかり出来るといったところでしょうか。

小さなショップにドレスがたくさん置いてありました。店頭にあるのはごく一部とのことなので、なにかしら気に入るものは見つかるのではないでしょうか。ただ、試着時間が平日２時間、休日１時間と決まっているため何度か通うことになる。

本物の教会であることを強調するわりにはこれといったためになる話は聞けず、式場や建物・カトラリーがいかに優れているかの話しが長く、他の式場を見下しているような印象を持った。「どれだけ美しいトレーンのドレスを選んでも、この階段がない他の教会では無意味です」等。わざわざ他の式場を引き合いに出さずとも「こちらの教会は階段があるので長いトレーンがよく映えます」という言い方でよいのでは？
プランナーの態度も大きな疑問が残る。見積書をサッと手渡すと「どうっすか、高いですか、あ、さーせん」とこちらは目も通しておらず何もしゃべってないのに言われた。私たちのなれそめを聞いては「いたって普通ですね」とか「それは珍しいパターンですね、面白い」と小馬鹿にしたような話しぶりだった。この世にまったく同じ夫婦がいるのでしょうか？夫婦の人生はドラマティックでないといけないのでしょうか。これまでお世話になった方への感謝や新生活への決意表明など、派手ではないが心に残る思い出を作りたいと思って式を挙げるのに。一生に一度の結婚式をあげるために式場を探しているカップルに向かって言える台詞ではないと思う。チャペルが素敵で一定の人気を保っているのだろうが、対応件数が多くなると一件一件流れ作業になるのかと思い大変残念。

駅から遠いうえに急勾配。ヒールを履いた女性や年配者、杖や車椅子の方は完全にアウト。帰りはさらに引き出物があるのでバスがないと不満が出そう。
さらにゲスト控え室ではドリンクサービスもないので、駅からの道のりのあと披露宴まで何も提供されない。ゲストへのおもてなしを重視したかったのでウェルカムドリンクがない点は大きなマイナスポイント。