森に囲まれたチャペルでプリンセス気分。

挙式料は25万円、演出その他・写真・引き出物は入っていませんでしたので、
お色直しや料理のグレードアップ、写真を入れると決して安いとは言えないと思います。
ごく一般的なホテルでの披露宴料金だと思いました。
フェア料金と何をどう組み合わせるかによると思います。

ホテルの建物から離れて、少し森風になったところに独立型のチャペルがあります。
今は割と一般的になった、ホテルと独立型チャペルという組み合わせのはしりです。
チャペルは白くて明るく、重厚というよりは軽やかで華やかなイメージです。
何よりも、床が独特で、総ガラス（アクリル？）貼りの床の下にはまっ白いバラの花が
びっしり敷き詰められています。
「fabulous（信じられないほど素晴らしい）」という意味が込められた
バラのバージンロードがチャペルの売りだそうです。
白い内装、白バラの床、真っ白のシスター風のスタッフ、真っ白い服の牧師、
と全体的に「白い」挙式です。挙式は普通のホテルの教会式です。
讃美歌の独唱、オルガンは素晴らしいですが、トランペットはちょっと多い感じがしました。

挙式は何と言っても、真っ白な馬車に乗ってゲストの待つガーデンに登場するというのが
他のホテルには無い演出です。
その後、ティアラを授けられる「戴冠の儀（プリンセスの証？）」を執り行い、
「婚礼の儀」へと進むというスタイルも挙式に重厚感を与えると思いました。
新郎からティアラを付けてもらい、その後母親からベールダウン、というのは
家族の絆も感じられて素敵だと思ったのですが、ヘアメイクとの兼ね合いは？とか
当日うまく載せてもらえるかとかいろいろ心配になってしまいました。
披露宴はごく一般的なホテルの演出、という印象です。
ガーデンから建物の上の階を使ったバンケットルームまで、
人数と内容によって雰囲気の違う会場がたくさんあります。

イギリスの有名ブランドFOＵR　SIS＆CO（フォーシスアンドカンパニー）のドレスが用意されています。
東北でこのドレスが着られるのはここだけです。
提携店はいくつかあるとのことでしたが、せっかくなのでFOＵR　SIS＆COのものを着たくなります。
フィッテイングルームのゴージャスさ、ラグジュアリー感にまずうっとりし、
ドレスの素材やビーディングの素晴らしさにため息が出ます。しかし、値段にもため息が出ます…。
色々なプランにある25万円までのドレスでは選択の余地があまりありません。
挙式会場のチャペルが全体的に「白い」のでドレス選びは意外に難しく感じました。

老舗ホテルのサービススタッフ、という感じの落ち着いたサービスです。
行き届いていて好感が持てました。特に男性スタッフの感じがいいです。

周りは森に囲まれた文教地区ですので、落ち着いていて結婚式に専念できるホテルです。
宿泊も出来て、ホテルとしての様々なサービスを受けられつつ、
専門式場のようなスペシャル感も味わえてお得な感じはします。
中心部からは離れていますが、仙台駅からのシャトルバスがあります。