お車代に「お返し」の想定を考慮していい？

その人の結婚式に出席する際にお車代が出るか出ないかは、考えないで半額から全額を負担したほうがいいと思います。
むしろ、自分が招待されるかどうかもわからない将来の結婚式でお車代が出るかどうかでお車代を決めるのは、失礼ですよ。
そのご友人が結婚するかどうかは確かにわからないですね。
でも、ご友人達は、あなたの結婚式のために時間とお金をかけて、遥々来てくださいます。
恐らく、この先ご友人達が結婚式を挙げる時に、あなたが遠方から参加すれば、あなたが今回包んだのと同じだけのお車代を包む可能性が高いと思います。
でも、もし、今回関東に住んでいてお車代がいらないご友人が遠方で挙式をすることになり、あなたが新幹線などに乗って出向いた場合も、ご友人は相場通りのお車代を負担する可能性が高いと思います。
恐らく、ご友人の中で、「自分は今後一生独身でいるつもりで、ご祝儀を渡しても返ってこないから1万円しか包みません」という考えの方はいないのではないかと思います。
相場通りに包んでくれば、恐らく皆さま3万円包んでくると思います。
お車代は、遠方から来てくれるゲストへのお礼なので、九州や海外など、かなり遠いところから来てくれるならせめて半額は支払ったほうが失礼にあたりません。
海外からのゲストを招待する際によく聞くのは、お車代を出さない代わりにご祝儀を辞退する方法です。
本当に大切なご友人であれば、失礼のないように、ケチらずにお車代は頑張って出したほうがいいです。
お車代も含めて、ゲストへのおもてなしや礼儀は、しっかりしておいた方がいいです。
もし、お車代を出すのが厳しいのであれば、招待状を送る前に、「お車代をこのくらいしか出せないのだけれど、来てくれる？」という打診をした上で招待状を送った方がいいと思います。
もし、将来ご友人が結婚式をしたとしても、最近はハネムーン先で2人で挙式を済ませたり、親族婚で友人を呼ばない場合も多々ありますし、あなたの結婚式はあなたの結婚式として、誰にいくらの交通費や宿泊費がかかるかを考えてお車代を出した方がいいです。
結婚式の費用は、式場に払うもの以外にもお車代や宿泊費、来賓へのお礼など、色々かかります。
全てを含めた上で、予算内に収まるように、やりくりをした方が、ゲストからの印象もいいと思います。

うーん起きてもいない将来のことを予想してまでお車代に悩むなら、九州や関西、海外の方にお声をかけるのは「分不相応というか自分の身の丈を超えていた」のではないでしょうか。。厳しい言い方で申し訳ありませんが、女性は特に洋服やヘアメイクを整えたり遠方に移動するだけでも大変です(例えば実は生理日と重なったりしていたら？) 。

ご自分も妊娠や義家族、家計などの問題で、これから本当に公平にお祝いできるかはわかりません。ご友人の結婚式にしても、男性側に仕切られ事情が変わる…ことだって大いにありえます。別グループに所属していたとしても結婚式でのお車代や配慮はやはり印象に残るし、後々噂されないように「誰が結婚しようが、お返しがあろうがなかろうが」なるべく100%に近い形できちんとお渡しできるように考えた方が良いとは思います。